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火曜『そわそわDrawing』はさっそくの従姉妹登場でラブコメ感高まる - 一迅社『まんが4コマぱれっと』2013年10月号

火曜『そわそわDrawing』

あざとい4コマ連載第二回。萌葱が服に牛乳かけられたり裸ワイシャツになったりとあざとい。今回は洋一の従姉妹・陽夏が登場。短髪でボーイッシュな風貌と性格はセクシービューティーな萌葱とは対照的なキャラ。洋一と萌葱の仲を気にしていないようで気にしている素振りを見せる様に作品のラブコメ感が高まった。いいよいいよー。

沼江蛙『ゲキカラ文化交流』は「結」の位置の妙がなせる業が神がかっている - 芳文社『まんがタイムスペシャル』2013年10月号

沼江蛙『ゲキカラ文化交流』

みゆきたちとメールの話。今回は95ページから96ページの流れが神がかってる。95ページ左1コマ目は普通なら4コマ目(あるいはそれと並列される3コマ目)に持ってくるコマだし、96ページ右の一本は普通なら見開き2ページ4本中の4本目に持ってくる一本だろう。それがいずれも最初の位置にあることによって、1・2・3・4のリズムの4拍目、すなわち「結」の位置が覆い隠され、4コマから4コマへ、そしてページからページへの連続性が強化される。これが読者の読みのリズムをずらすことによって、作品の奇妙なシュールさをよりいっそう際立たせている。まさに「結」の位置の妙がなせる業と言えよう。この稀有な才能はもっと知られていい。その意味でも、10月7日の単行本1巻の発売が待ち遠しい。

山野りんりんは『ヒジキのお仕事』をきっかけに擬人化4コマを描いてほしい - 竹書房『まんがくらぶオリジナル』2013年10月号

山野りんりん『ヒジキのお仕事』

ヒジキと首輪。猫にとっては拘束具でも人間にとってはファッション、という意識のズレで見せるコメディが楽しい。ハクマイとササミのふてぶてしさと言ったらない。擬人化妄想する鰐石さんと、やたらと美形に擬人化されたヒジキたちの姿も可笑しい。作者の擬人化は軽妙で面白いので、ぜひひとつ『ヒジキ~』をきっかけに4コマ誌で擬人化4コマを読んでみたいなあ。同人で描いてたカーナビ擬人化とか。今ならMOMOで。

野々原ちき『ぼくとことりちゃん』

連載二回目は図書館でお勉強。表面上は余裕を見せていてもストレートな愛情表現に弱かったり、他の男と話す様が気になったりする、博巳くんのメンタリティが可笑しい。陽菜が幼なじみだからという油断と、その油断ゆえに逆説的に増幅される独占欲がダダ漏れしてるよねえ。こういう奥底の感情が見える作者作品が読みたかったんだ。

枕辺しょーま『アリノスワンダーランド』はひとクセある女子二人のアパート同居コメディ - 芳文社『まんがタイムきららMAX』2013年10月号

枕辺しょーま『アリノスワンダーランド』

新連載。アパートの同じ部屋で新しい大学生活&予備校生生活を始めたみかとルリ。しっかりものかと思いきや時に子供返りするみか、二―トかと思いきや働きものな一面もあるルリ、とひとクセあるキャラの二人によるコメディが楽しい。111ページ4コマ目で甘え欲を満たして恍惚の表情を見せるみか何てとてもいいと思いますです。ファミリー誌から萌え系誌に移ってきた作者がどんな作品を見せてくれるのか楽しみ。

三輪すもり『有明さんに相談しよう』のコメディ見せと描線は強みになる - 竹書房『まんがライフ』2013年10月

三輪すもり『有明さんに相談しよう』

再登場ゲスト。今回のクライアント(?)は迷子の飼い猫を探すりこさん。4コマ目のコメディ見せが、何と言うかレトロさにあふれていて、古き良き4コマを読んでいる感覚になる。84ページ左の4コマ目とか特にそう。ただ、こと保守的なライフにおいては、このレトロさは強みになりそう。シンプルながらもコミカルさのある描線のキャラ絵もそうかな。……何だか既視感のある絵だなあと調べてみたら、なるほど《ころげまわる銀河》の人だった、納得。

鈴木フルーツ『駅前の天使・アイは歌う』はポジティブさとネガティブさの同居がこの作者らしい - 芳文社『まんがタイムファミリー』2013年10月号

鈴木フルーツ『駅前の天使・アイは歌う』

ゲスト作品。タイム系列誌、特に今は亡きラブリーの読者的には「日路」の名前の方がおなじみかもしれない。リーダーとしての責務の重さに耐えられず職場から逃げ出したサラリーマンは、駅前で弾き語りをする「天使」な女性の歌に癒され、そして彼女に心惹かれる。人間の弱さを肯定する歌詞に癒されたかと思ったら現実を突きつける歌詞に心刺され、優しくされて嬉しさを感じてたら実はペットと同じように見られていただけと知ってちょっとガッカリする。そういったポジティブさとネガティブさを同居させて描く点が実にこの作者らしい。歌うたいの女性という要素にも作者の近年の同人活動を想わせる部分を感じなくもなかったり。また読んでみたい。サラリーマンという主人公的にはタイム本誌に掲載されても合いそう。

清瀬赤目『アンネッタの散歩道』は好奇心旺盛な妖精が人間の友達の街を目指す物語 - 芳文社『まんがタイムきららミラク』2013年10月号

清瀬赤目『アンネッタの散歩道』

三回連続ゲストの一回目。外の世界に憧れる病弱な令嬢・アンネッタは、窓辺を訪れる鳥に友達への手紙を託す。その友達とは人間ではなく、小さな妖精・メイヴだった――。木々に囲まれた妖精たちの日常がヴィヴィッドに見えるのは、背景の木の葉が葉脈まで細かく描かれており、妖精目線から自然のスケールの大きさを感じさせるからだろうか。人間を忌避する妖精の集落の中で、人間とその世界に対する好奇心を見せるメイヴのキャラが生き生きと楽しい。彼女を「罰」として集落から追放した長老も、彼女の幼なじみ・モリーをついて行かせるなど、その意志の奥底に良心が見えて温かい。こういった前向きな空気により、アンネッタの街に向かうメイヴが手紙に乗せた言葉は希望に満ちたものとなり、今後の物語を否応なく期待させる。加えて、個人的には、手紙の言い回しの軽妙さも好きポイント。「聖パトリックの持つシャムロックの葉っぱの裏側でも!」って、なかなか出てくるフレーズじゃないよなあ(軽く調べてみた限りでは決まり切った言い回しでも無さそうだし)。これはすごく続きが読みたい。

タチ『桜Trick』

桜舞い散る卒業式。また来ました花びら目隠し(cf:第一話)。花びら目隠しのクロスショットはアニメっぽいですよね、いやいやこういう視界を静止画として切り取ることができるのはむしろ漫画らしいですよ、とかなんとか。加えて、今回は見開き2ページ16コマ使った教室ちゅっちゅもすごい。コマの流れをジグザグに追う快楽と、コマ群全体を俯瞰して眺める快楽が、この2ページには同居してる。言わば、思い出のアルバムを眺める心地良さに近い。目に見えて突飛な4コマ表現は見られなくても、この2ページは新しい4コマ表現かもしれない。

川井マコト『幸腹グラフィティ』

海辺での練習試合で海の家っぽい弁当。ホント、この作品は食べるシーンがすごい。上気した頬に滴る汗、そして髪の毛の一本一本まで見えるかような緻密な描写は、あたかもカメラがググッと顔に寄って撮影しているかのようだ。

はりかも『夜森の国のソラニ』

ついに明らかになったソラニの過去と本当の名前。「封切り」「上映中」と、まるで映画を見せるかのようにソラニの過去を映し出す夜市。その言葉は41ページから42ページへとページをめくる際に突如変わるコマ枠の装飾によって、読者にも強く実感されよう。思春期における不安定な死生観を綺麗で美しい表現で包み、その危うさを確固として表現する様は見事の一言である。

怖がりと怖いもの知らず・極端なキャラによるドタバタなコメディ - 吉村佳『どろんきゅー(1)』

吉村佳『どろんきゅー(1)』

果歩は怖がりなのにオバケに好かれてしまう霊感少女。友人のアキは果歩の怖がっている姿を見るのが大好き。そんな二人のドタバタコメディ4コマ。芳文社『まんがタイムスペシャル』連載。

二人の掛け合いの面白さとオバケのおどろおどろしさが光る作品である。写真には写り込まれ、トイレや寝室は覗かれ、通学路では追いかけられ、街ではナンパされる。年がら年中・四六時中、オバケにつきまとわれて涙目になってしまう果歩の姿が哀しくも可笑しい。怖がる果歩をケータイのカメラに収めつつ、彼女にあえてオバケの存在を知らしめてさらに怖がらせるアキも笑いを誘う。二人の日常を彩る(?)オバケたちは赤黒い血にまみれてリアルに描かれており、二人を描く可愛い絵柄とのコントラストが映えている。

そんな二人の掛け合いの面白さを支えているのは、言わば二人のパワーバランスである。二人の関係はともすれば、怖がらせるアキが怖がる果歩を追い詰めるような歪なものに陥ってしまいそうに見えがちである。そこを、作者は二人を穏やかに調停するのではなく、むしろ二人のキャラを徹底的に振り切ることによって、その関係のバランスを絶妙に保っている。すなわち、果歩をとにかく怖がりな天然霊感少女に、アキを何に対しても怖いもの知らずにすることによって、二人の関係性に嫌らしさを持ち込むことなく、可笑しさを巧みに見せているのである。

吉村佳『どろんきゅー(1)』 p.42 右3・4コマ目

(図:吉村佳『どろんきゅー(1)』 p.42 右3・4コマ目)

例えば、プリクラの一本(上図)を見てみよう。自身のプリクラに大勢の幽霊が映り込んだことを嘆く果歩と、その姿を笑顔でケータイに収めるアキ。ここには、アキのことを怒る余裕がないほどに怖がりな果歩のキャラと、その言動を軽いノリで楽しむサディスティックなアキのキャラがよくあらわれている。キャラを中途半端に――果歩がアキの言動に冷静に怒ったり、アキが果歩に救いの手を差し伸べたり――することは決してない。果歩はどこまでも幽霊を怖がり、アキは幽霊に対しても友人に対しても怖いもの知らずである。こうした徹底的なキャラ付けによって、作者は二人の関係がこのまま確固としてあり続ける安心感を読者に与え、同時に二人のキャラの差異によって可笑しさを生み出しているのである。

怖がりと怖いもの知らず・極端なキャラによるドタバタなコメディ。作者初単行本作品にして、キャラ付けのセンスがキラリと光っている。雑誌連載ではビジュアル面も日々進化しており、二人はよりコミカルに、オバケはよりおどろおどろしくなっている。キャラとビジュアルの両方を獲得しつつある作者がいかなる作品を生み出していくのか。引き続き注目していくべき作品、そして作者である。

神堂あらし『お隣さんゲーム』は三姉妹と三兄弟のキャラと関係性が絶妙 - 芳文社『まんがタイムジャンボ』2013年9月号

神堂あらし『お隣さんゲーム』

ゲスト掲載。鶴岡三姉妹と佐々野三兄弟はお隣さん同士。お互いに憧れて、惚れて、ちょっぴり妬いて。六人の間の複雑な想い想われの関係が切なくも可笑しい。舞子、圭介、蘭子、賢司のZ字関係(?)とかおいしすぎてたまらない。最初からこれだけ多くの人物が登場しながら、それぞれのキャラの明瞭さと、関係性の絡み合いによる引きが実に絶妙で、底知れぬポテンシャルを感じる。これはぜひ続きが読みたい。

あづま笙子『ほのかミステリーノート』

ゲスト掲載2回目。穂華の助手を始めたものの、彼女のことをつかみきれない潤。それぞれが素で動く様が自然とボケになるゆるやかなコメディは、しかし二人のキャラのデコボコさによって軽妙な味わいがある。端整な描線、豊かな喜怒哀楽の表情とあいまって、心地良い読みの作品であることよ。次号もゲスト。

春夏アキト『おとぎのシソン』

ゲスト掲載を経て連載化。昔話の動物が先祖の四人組、部室をゲット。自分たちの問題解決をそっちのけで、にぎやかを通り越してハイテンションに騒ぐ四人組が面白可笑しい。82ページから83ページにかけての4コマ目の濃密な顔芸とかもうね。

板倉梓『野村24時』のアットホームさに作者のプロ意識を見る - 竹書房『まんがライフオリジナル』2013年9月号

板倉梓『野村24時』

家庭教師&ビジネスマンな野村。普段とは違うキリっとした姿を見せる野村と、彼を茶化しつつもねぎらいと感謝の言葉を向ける三姉妹の姿が、可笑しくも心温まる。ホント、この作品は作者特有の毒というか、生や性や肉体や激情といった人間の生々しさが抑えられていて、アットホームなものになっているよなあ。ファミリー誌、それも最も保守的なもののひとつであるライオリに自身の作品を適応させる、作者のプロ意識が見えるようだ。

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