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『2013夏の読書感想文コンクール』の結果発表あり - 芳文社『まんがタイムきららMAX』2013年11月号

きららWebにて募集されていた『2013夏の読書感想文コンクール』の結果発表あり。《4コマ同好会》でもお世話になっている水池亘さんが『こずみっしょん!』の感想文で特別賞を受賞されている。自分を含めて誰もが、感想文の冒頭一文を読んですぐ「あれ、この企画って感想文企画だよね……?」という思いが頭をよぎり、続く文を読んで「小説だこれー!?」とツッコんだに違いない。だが、様式こそネタ感があれど、『こずみっしょん!』の単行本を道具立てとし、作中のキャラの関係性と感想文中のキャラのそれとを、一人称代名詞のレトリックによりどんでん返しで重ねる様は見事と言うべきだろう。そこには、作品を読み込み、作品を楽しむ姿、そして作品「で」楽しむ心が見える。また、その小説的な様式にも、ラノベの賞への投稿活動をされている水池さんらしさが見出せよう。まさに作品愛が水池さんらしく表現された「感想文」と言えるだろう。水池さん、おめでとうございます。

読書感想文コンクールには、私も『ワンダフルデイズ』で投稿したが、残念ながら受賞ならず。読書「感想文」って難しい……。企画タイトルには「2013」とあるので、来年2014年にも開催されることを期待したい。

かるは『ひみつのふたりぐらし』は女子大生二人のスキンシップ過多なルームシェア? - 芳文社『まんがタイムきららミラク』2013年11月号

かるは『ひみつのふたりぐらし』

二回連続ゲストの一回目。医大生の雪と美大生のひなたがルームシェア。真面目だけど人見知りな雪とおふざけマイペースなひなたのキャラを、つかみで丁寧に見せるなあ。どちらも最初は相手のキャラに合わせようとしないところがいい。そして肩揉みから始まるマッサージスキンシップ。感じつつもマジ痛で涙目になる雪が健康的にエロい。第二話もこの路線を続けるのかな、どうなのかな。

清瀬赤目『アンネッタの散歩道』

三回連続ゲストの二回目。靴職人の妖精・ディックと出会ったメイヴとマリー。職人気質で靴さえ作っていれば幸せ、だけど作った靴を誰にも履いてもらえないことを寂しく思うディックが、メイヴの言葉に外の世界への期待を見出す様が丁寧に説得力をもって描かれている。説得力の根底にあるのは彼の靴に対する真摯な態度だろう。それは物語のレベルではもちろん、ひとつひとつ大きさも形も異なる彼の靴の数々や、彼の工房にぶら下がっている形の違うノミの一本一本など、ビジュアル面でも如実に示されている。このビジュアル面の強さがミラク作品らしい。これは今すぐにでも連載で読みたい。

仙石寛子『そんな日も』に仙石的リバースショットの進化を見る - 竹書房『まんがライフオリジナル』2013年10月号

仙石寛子『そんな日も』

シーズンゲスト。夏から秋に移り変わり、もの哀しさを覚える一日。息子の目に映る物憂げな姿の母は、どこか怪しげな魅力を放っている。特記すべきは103ページ左の1・2コマ目。どこか遠くをぼんやりと眺める母の刹那がまるで写真のように捉えられ、その印象が息子にとって、そして彼と同一化する読者にとって永遠のものになる。母の身体はコマの左側に寄せられて息子と視線を交わすことはなく、コマの右側に連続して空いた空間は息子の不安な心と同期して、胸が詰まるような感覚を読者に否応なく覚えさせる。従前の作者作品のように二人のキャラが相対するリバースショットでなく、一方が他方を観察するかのようなリバースショットが、こうした印象深い場面を生み出す表現となっているのだ。ここに、作者のリバースショット表現の進化を見たと言っても、言い過ぎではないだろう。

未来を遺すことなく休刊 - 角川書店『4コマなのエース』2013年10月号

今月号にて休刊。先月号の状況を振り返るに、納得の休刊といったところ。『あいうら』『ちょっとかわいいアイアンメイデン』『ストライクウィッチーズ劇場版』は角川の他誌に移籍して連載継続、それ以外にもいくつかの作品については単行本が刊行される予定とのこと。

『ちょっとかわいいアイアンメイデン』は映画化が予定されているからまだしも、なのエース生え抜きでない『あいうら』と、原作付きのコミカライズ作品を継続させるあたり、この雑誌は未来を遺すことができなかったんだなあ、と評価せざるを得ない。本誌に対する「雑誌への帰属心を持たせられる漫画なかった」という意見にはひざポンで、それはつまり編集サイドが色々と足りてなかった結果だと思う。今月号の『地獄恋すてふ』の自虐ネタは、おそらく作者自身は頑張って読者を楽しませようと思ったのだろうけど、雑誌がこの体たらくでは痛々しさだけが増幅されてしまっている。

10月1日に商号を「KADOKAWA」と改める角川グループ。願わくば、その傘下のAMWが刊行する『電撃だいおうじ』は、なのエースのような道を歩むことがありませんように。

ms『放課後リトリップ』は26歳の無職女子がJKライフを送る新連載 - 芳文社『まんがタイムきらら』2013年10月号

ms『放課後リトリップ』

新連載。転職に失敗して絶賛無職中の26歳元OL・ハナがJK時代の制服を着て街に出たら本物のワーキャーJK・みなみに声をかけられて。「放課後限定JKライフ」というフレーズにクラっときた。最初は恥ずかしがりながらも、次第にみなみと一緒にJK放課後生活を楽しんでしまうハナのキャラの可笑しさよ。JK制服に身を包んでも年齢を感じさせないキュートや、喜怒哀楽豊かな百面相キャラにもほんわかする。状況を冷静に見たら無職女子の痛々しい退行のはずなんだけど、それをいい話に仕立てあげてしまう作者、そしてそれを許容するきららという雑誌が末恐ろしい。

湖西晶『〆切ごはん』

回転寿司屋で妄想。寿司娘さん可愛い。容姿の可愛さはもちろん、寿司を食べる人間の行動をムフフなシチュに変換する様が面白い。ところでカズノコさんってやっぱりアソコがすごいんですか← 当該4コマのタイトルが「ひからび」というのも示唆的ではないですか←← オチの「マグロ女だった軍艦マキちゃん」は言葉だけ見ててもなかなかひどいw

ÖYSTER『光の大社員』は怒濤の5話連続(?)で最終回 - 双葉社『まんがタウン』2013年10月号

ÖYSTER『光の大社員』

扉ページにタイトルロゴがあって『第95話』かフムフム、と読み始めてページをめくったらまたタイトルロゴがあって『第96話』ってどういうこと!? ということを最後のページの『第99話』まで繰り返して最終回。天井を見たら「第100話はコミックス5巻に収録予定!!」って、お前これがやりたかっただけとちゃうんかw いや、これは4コマ誌における4コマ作品1話が4~8ページで構成されるという先入観を逆手に取った高度なハッタリなんだよ、うんぬん。

ともかく、この作品の面白さのひとつに「ハッタリ」があったことは間違いない。キャラの言動を冷静に読んだら他愛もないことだと分かるのだけど、その冷静さを読者から奪い取るだけの勢いがキャラにあった。そしてその裏側には、勢いを読者に許容させるキャラ作り、特に輝戸のそれがあった。決めゼリフ的な自己紹介と集中線というお約束を毎話のように繰り返すことにより、真面目にバカをやる勢いのあるキャラ読者に対して徹底的に提示したことが、この作品の魅力の根底にある。そう考えると、『第96話』の伊達の「毎日ちょっとずつ」というセリフはなかなか示唆的ではなかろうか。

タウンでの8年間に渡る輝きは読者の記憶に深く刻まれよう。単行本5巻は11月12日に発売。また、作者は1月号から新作を開始予定とのこと。

カワハラ恋『新宿さんと周りの人々』は新宿先生の学生時代の話 - 芳文社『まんがホーム』2013年10月号

カワハラ恋『新宿さんと周りの人々』

ゲスト。『東京!』の新宿先生の学生時代。イケメンで全女子生徒の憧れ、だけどカバンが妙に乙女趣味、と思ったら何と女装姿で登場。学生の頃から既に目覚めていただなんて……! 友人で飄々としたオカマの二丁目くんや、新宿くんの大ファンで暴走少女の宇都宮さんなどをまじえた、キラキラでワーキャーな一日が面白可笑しい。フリーダムな美男美女のドキドキラブコメを描かせたら流石の作者だなあ。また読んでみたい。

神堂あらし『咲丘TVショー』の「きれいな神堂あらし」感 - 竹書房『まんがライフMOMO』2013年10月号

神堂あらし『咲丘TVショー』

子供向け新番組で張り切る「いたるおねーさん」と「静おにーさん」。普段とはちょっと違う慣れない仕事に、アイナさんにはNGを出され、子役たちにもダメ出しをされ、しかし最後にはスイッチ入った勢いでキメるコメディが面白可笑しい。ひとつ「おっ!?」と思ったのは、話の結末の成功裏ぶり。作者作品に対しては全般的に登場人物が途中で場を掻き乱して台無しにして残念でしたねハイまた来月的なコメディ要素が強いという印象を持っていたのだけど、今作の今月号では「なかなかいいんじゃない?」と軟着陸させて、それが作品に心地良い安心感を与えている。何と言うか「きれいな神堂あらし」感がすごい。こういうのを読んでみたくもある。

第100号発売日までの100日間カウントダウン企画が開始 - 芳文社『まんがタイムきららキャラット』2013年10月号

2013年12月28日のキャラット第100号発売を記念して、同年9月19日から100日間カウントダウン企画「カウントダウン100」が開始。特設ページにて毎日コンテンツを更新とのこと。

キャラットの独立創刊は8年前の2005年9月だが、増刊号時代から考えると創刊は2003年1月と、雑誌としては既に10年の月日が経っている。思えば遠くへ来たものだなあ。

安堂友子作品の魅力は読者の常識を作中の理路でもって力技でねじ伏せる点にあり - 芳文社『まんがタイムオリジナル』2013年10月号

安堂友子『ぎんぶら ~銀河ぶらりと調査隊~』

宇宙海賊の探し物はどう見ても地球のバナナ。事実を知られたら地球を侵略されかねない、とやきもきひた隠しするまともな乗組員たち、その努力を台無しにしかねないナチュラルバカな乗組員たち、そして何もかもを台無しにする海賊たちの掛け合いが滑稽で可笑しい。最後の一本は若竹さんとシンクロしてツッコミを入れたくなる。その台無しにする方法が、やはりというかなんというか、すごい。読者が持つ常識(=バナナ)を、作品内で綿密に構築された理路(=バナナに似た別の果物)でもって力技でねじ伏せてくる、とでも言えばいいのか。こういう作品は他ならぬこの作者にしか描けないよなあ。

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