双葉社『まんがタウン』2007年10月号

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つまらない」と評したタウンだけど,それは雑誌全体としての話で,個々の作品は面白いものが揃ってるんですよ,と改めて主張しておく。

富永ゆかり「すてきなムコさま」
ヨメさまズにスポット。したたかに始まりドジに終わる。お母さまも結構抜けてる人で和むわー。
【ゲスト】くまだとわ「ウェルカム☆バーガー」
バーガー屋の無口気味な新人バイトさん。最初こそ非常識な子だけど,だんだん良いところを見せてくれる。キャラが確立すれば魅力的な子になりそう。

今一番「つまらない」4コマ誌は『まんがタウン』である

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ただし「変化がない」という意味で。

自分にとってのNo.1 4コマ漫画雑誌はまんがタウンだと思います。

実力のある4コマ作家は大概複数の連載を同時に抱えているからファミリー向けの4コマ誌は差別化しにくい分野だと思うけど、まんがタウンには何といってもクレヨンしんちゃんがありますからね。

漫画は1日3〜4時間 - 誰だ肝尾多面はてなキーワードに加えた人

nadegataさんはこう言っているが,私が持っている考えはむしろ逆で,まんがタウン』はワースト1の4コマ誌だと思っている。繰り返すが「変化がなくてつまらない」という意味において,である。

確かにタウンの「質は高い」。それは疑いようがない。何と言っても双葉社の二大キラーコンテンツである「クレヨンしんちゃん」と「かりあげクン」がある。人気作家の小池田マヤもいる。さらに,たかの宗美,胡桃ちの,師走冬子,後藤羽矢子,吉田美紀子,重野なおき……といった,4コマ誌ではおなじみの顔ぶれを網羅しており,実に幅広い読者に受け入れられるであろう誌面となっている。

だが,それゆえに「つまらない」。連載作家がほぼ完全に固定されていて,おなじみの顔ぶればかりで,布陣が磐石過ぎて,変化がないのだ。タウンの掲載情報を見ても,「ゲスト」の文字が少ないことが分かる。これが他の4コマ誌なら,毎号最低でも二・三名はゲスト作家がいるものである。

昨年7月に『まんがタウンオリジナル』が休刊し,現在の双葉社の4コマ誌はタウン一誌になってしまったため,新しい作家を起用するという冒険がしにくいのかもしれない。当時のタウオリは素晴らしい雑誌であった。私が最も好きな4コマ誌だった。新旧入り乱れた作家がごった煮的に掲載されていて,変化を期待させるワクワク感にあふれていた。

さらに今思えば,タウンで,あるいはタウオリでもできないことをする実験場が『もえよん』だったのかもしれない。雑誌こそ休刊したものの,「ぽてまよ」「男爵校長」「カニメガ大接戦!」「ふるーつメイド」などの作品を掘り起こしたことは評価されるべきだろう。今更になってしまうが,もえよんはもっと「良い」冒険をしているところが見たかった。お抱えのアンソロ4コマ作家がもっと登場するところが見たかった。当時はその名前を知らなかったが,『メンズヤング』に「カエル王子」を連載していたはずの逸架ぱずるの作品も読みたかった。

話がそれた。タウンの話題に戻ろう。

さて,そんな変化がないタウンに私が期待するのは「フレッシュまんが大募集!!」である。つまるところ新人投稿である。この点は4コマ好き書店員のdominoさん同じ指摘をしている。漫画新人賞がタウンに用意されていない以上,ここに期待するしかない,と言うべきかもしれないが。

良い作品はそれとして提供し続けて欲しいとは思うが,ガチガチの誌面の雑誌にはワクワクできない。遊びのある,新人も活躍できるような,そんな贅沢な雑誌。『まんがタウン』だからこそ,そんな変化を期待したい。

双葉社『まんがタウン』2007年9月号

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むんこ「はいぱー少女ウッキー!」次号から休載

たかまつやよい「はるうらら」
うらら,昇格試験に挑む。パパの親バカパートとうららの成長パート,両方できっちり見せてくれるなあ。
樹るう「そんな2人のMyホーム」
プール。肩甲骨を主張するお嬢ちゃんが素敵。舞さんと宅配便のお兄さんの過去にも注目してみたり。

上記作品に限らず,いくつかの作品でちょこちょこと展開があるなあ。変化があるのはいいことだ。

双葉社『まんがタウン』2007年8月号

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富永ゆかり「すてきなムコさま」
ずっとツヨシくんのターン。几帳面で気が利いて家庭的なツヨシくんの姿がこれでもかと強化されていくさまが心地良い。
小笠原朋子「パラダイス*ホテル」
「さくらハイツ102」の水野くんが登場。前作では幸せになれなかった1人と,傍観していた1人が,って,えええええ!? いつの間にそんな展開になってたんですか!? いずれにせよ本格的にラブコメっぽくなってきた。期待。

双葉社『まんがタウン』2007年7月号

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【ゲスト】上島カンナ「さすらいお銀」
伝説の試食販売人,お銀。今日も今日とて,彼女は街のスーパーに現れる……,という感じのショートストーリー。試食販売人がこんなにかっこいいなんて。お銀の強烈なキャラクターと凄腕の販売術が,外野から入る解説によっておかしみを持って伝わってくる。絵柄的にもタウンにぴったりという印象。
私屋カヲル「だめよめにっき」
お隣の奥さん,ツマコさんの登場も増えてにぎやかになってきた。セールスの一本には,夫婦2組4人のそれぞれの性格が現れてて面白い。あと,単純にこの4コマ構造はあまり使われないので得した気分。熟語で言えば「東西南北」みたいな。何だそりゃ。
ボマーン「ほほかベーカリー」
こどもパンおとなパン,シンプルな言葉遊びながら,店長とほほかがマジに恥らう姿が面白い。この方も真面目にバカを描く方だなあ。今作は7月1日配信のケータイまんがタウンにも登場するらしい。ケータウに登場するのは,『もえよん』作品の続編「でゅあるてぃーちゃー+」でしたので訂正します。
たかまつやよい「はるうらら」
うららのおじいちゃんが登場。仕事に対する懐の深さがかっこいい。そして両方ともうららラブ。立場が弱いお父さんの,いつもに増して情けない姿が面白い。

双葉社『まんがタウン』2007年6月号

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荻野眞弓「ちっちゃいナース」
子育てママたち。やばい,仮病っ子には身に覚えが。あと「どんぶり銀行あつあつ支店」のさっちゃんがおめでたですよ。他誌だけどその辺は気にするな!
【ゲスト】花果弥佳「くま工房 はちみつ亭」
作者名は「はるはたみか」。テディベア屋を営む女店長さんと,お客さんの女の子の話。優しい店長さんに勇気づけられる女の子。一話できれいにまとまってる。また読んでみたい。作者のブログには店長さん2人のイラストも。

双葉社『まんがタウン』2007年5月号

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重野なおき「うちの大家族」
男は多くを語らず。ああもう,かっこいいなあお父さん。
私屋カヲル「だめよめにっき」
マンションの奥様とお友達に。こちらもハッスルしてます。こちらの夫婦の日常も見てみたい。
富永ゆかり「すてきなムコさま」
この夫婦にもついに嫁姑戦争が勃発。ギスギスした話は苦手だなあ……。レギュラー化だけは勘弁して欲しいところ。
【新連載】小池田マヤ「不思議君JAM」
以前に数度掲載された「ミルククラウンの王子様」が,主人公と時間軸を変えて新連載。これが起承転結からの完全な脱却か……。もはやタウンの布陣は磐石過ぎる。
小池田氏は現在,単行本『ひのたまLOVE』が双葉社から発売中。4コマなザレゴトさんやフラン☆Skin はてな支店さんによると,今後も要望次第で芳文社連載作品の単行本が双葉社から発売されるらしい。

双葉社『まんがタウン』2007年3月号

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重野なおき「うちの大家族」
勉学で通じあう智佐と浪人生。智佐らしさが前面に出たいい話でした。外野の鬼の司書さんも,登場回数は少ないが濃い。
【ゲスト】西炯子「ちはるさんの娘」
小学館の少女漫画誌で活躍中の西氏が登場。老婦人・ちはるさんと,その娘・ちなつさんの日常。齢八十にして若々しく,そしてさりげに図々しいちはるさんにきりきりまいのちなつさん。息の合った親子コンビが面白い。
私屋カヲル「だめよめにっき」
巻中カラー。扉絵の絶対領域は反則だと思います。トリプルックとか赤さん作りたいとか,何ですかこのラブラブぶりは。あと幼妻バンザイ。
【最終回】松田円「かめびより」
唐突に最終回。松田氏の日記(2/5)によると,自身も最終回について知らされていなかったようで。最後までさりげない毒を撒き散らすひなこさん。黙っていれば美人なのに……。
小笠原朋子「パラダイス*ホテル」
恩田君の元カノが登場。「さくらハイツ102」にそんなエピソードはなかったよな……。黒さ全開のさやかの笑顔が清々しい。
たかまつやよい「はるうらら」
親バカパパも,仕事と私事はきっちり区別。そして強くなる親子の信頼関係。魅せてくれるなあ。単行本2巻が現在発売中。

双葉社『まんがタウン』2007年2月号

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重野なおき「うちの大家族」
お父さんに浮いた話が……? お約束の結末のはずが,最後にまたひっくり返るところが上手いなあ。
【ゲスト】こうの史代「街角花だより」
マイペースな花屋の女性と,その不動産屋の取り立て。家賃のカタにと持って行かれたのはコスモスの鉢植えだった,という話。描き下ろし再登場の作品ということで,以前からちゃんと作品を読んでいるわけじゃないけど,温かくてちょっと不思議な人間模様にしみじみとした。単行本が3月12日に発売。旧作の完全収録とか描き下ろしとかいろいろあるらしい。また,誌内には今夏公開予定の映画「夕凪の街 桜の国」の広告が。
【ゲスト】阿部川キネコ「パンクかあさんとロリータむすめ。」
ロリータ服に興味を示す娘に対して,パンキッシュな母はやきもき……という話。服ネタがメイン。最初はいがみ合ってた母娘も最後は仲直り。短いながらもいい話。再登場するなら服ネタだけじゃなくお父さんの活躍に期待。阿部川氏は,他には誌内の「ミス&ミセス」の広告に,同作品が平成18年度(第10回)文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品に選ばれたことが書かれてたり。

双葉社『まんがタウン』2007年1月号

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重野なおき「うちの大家族」
キリカ家出騒動。食い止める家族たち。ええのう,ドラマだのう。この辺が4巻の切れ目かな。
【新連載】おおた綾乃「かぞくのあした」
父母二女一男の家族。ある日,父が急に退職を決め,女医として忙しく働く母に代わって主夫になることを決意する,という話。家族志向の主夫もの?底抜けの明るさと楽しい雰囲気がおおた氏らしいなあ。
むんこ「はいぱー少女ウッキー!」
どこか大人っぽい言動のウッキー。生意気だけどいいキャラだ。単行本1巻が来年1月12日に発売。
たかまつやよい「はるうらら」
父娘関係がバレるか……と思ったらそう乗り切ったか!確かに小学生時代のあのえも言われぬ恥ずかしさといったら。だけどまだ誤解している人が一人……。単行本2巻は来年1月28日に発売。
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