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雑貨屋を舞台に繰り広げられる,躍動感あふれる非現実的な日常と青春物語――ふかさくえみ『ちまさんちの小箱』

住宅街の真ん中にたたずむ手作り雑貨屋「ちまさんち」。この店を訪れた雑貨好きの少女・とり子は,この街の住人が作ったという売り物の小箱に一目惚れ。その人にいつか会えることを夢見て,彼女は「ちまさんち」に通い続けるようになる――。雑貨屋の主人・ちまさん,腐れ縁な幼なじみの少年・雪宮,よくわからない生き物・ハチとポチ,その他雑貨好きな面々とともに繰り広げられる,雑貨屋の日常ファンタジー4コマ作品。芳文社『まんがホーム』での連載が2009年末に終了し,その後作者によって同人誌として刊行された。

本作の楽しさを三つの言葉で言い表すなら〈非現実的な日常〉〈青春〉〈躍動感〉がふさわしい。ちまさんが作った(むしろ命を与えた?)ハチとポチをはじめとする不思議な生き物たちは人語を介し,人語で人間とコミュニケーションを取るのだから,読者から見れば非現実的だ。しかし作中の人間たちは誰もその事には疑問を抱いていない。控えめに言っても,彼らと初対面の時に少し驚く程度である。読者から見れば現実世界とそぐわなく(=非現実的)ても,作中ではそれが当たり前の事として受け入れられている(=日常),という構造がここにはある。そして,ちまさんちという小さく閉鎖的な空間がこの〈非現実的な日常〉を安心感のあるものにし,さらにはそこに並ぶ可愛らしい小物たちが読者を夢見心地へと導くのである。

小箱の人に憧れるとり子と,実はその正体が自分だと言い出せない雪宮くんの姿は,初々しい〈青春〉模様として物語を駆動する。雪宮くんは事ある毎にまわりから正体バラしちゃいなよとつっつかれ,しかしその度にヘタれてしまう。遂にはとり子の友人の女子から「この乙女」とまで言われてしまう始末。その姿は実に可笑しい。一方のとり子は,「小箱王子」への一途な憧れと,不器用ながらも小物をひたむきに作り続ける姿が魅力的だ。それは,ちまさんちで小物仲間たちと楽しそうに話すとり子を見た件の友人が,心の中でつぶやいた言葉「ちょっと安心した」にもあらわれている。そんな二人の想いは本同人誌の描き下ろしにて決着するのだが,それは読んでのお楽しみということにしておこう。

そんな雑貨屋での日常と物語は,その〈躍動感〉あふれるキャラの動きによって演出される。本作を少し注意して読めば,驚きの気づきを表す漫符「Σ」,動きの軌跡線,集中線,そして下から上へ飛び出すような効果線が作中で多用されていることに気づくだろう。これらの技法によって,キャラたちはコマの中を所狭しとにぎやかに,時にはコマを飛び出そうなくらいに大きく動く。その姿に,彼/女たちの日常と物語も実ににぎやかなものとして読者に伝わるのである。

〈非現実的な日常〉〈青春〉〈躍動感〉は本作に限った話ではない。作者のもうひとつの代表作,Flashによるウェブコミック「マルラボライフ」は,科学者少女の実験失敗によって「ハイツマルラボ」の各部屋が様々な世界とつながってしまい,雪男,魔法使い,透明人間などがひとつ屋根の下で暮らすことになる作品である。本作はその設定からして現代SFであるが,「ひとつ屋根の下」という言葉が表す通り,実に日常的な作品である。また,人物相関図を見れば分かる通り,少年少女たちは友情で結ばれていたり,または他の誰かに好意を寄せている。そしてFlashにより,クリックで文字通り動いたり,下から飛び出すように現れるキャラたちは,その躍動感はもちろんのこと,紙の上では実現できない表現としても注目に値するだろう。作者はFlashで培ったこれらの表現を紙の漫画に上手く落とし込んで「ちまさんちの小箱」を描き上げた,と言えるかもしれない。

他にも,これら三点に関して,ケータイコミック作品「よもぎ町パンタグラフ」および同人での長編作品「eyesore」にも触れるべきだろうが,時間の都合で割愛させていただく。なお,前述の「マルラボライフ」は,「ジャンプデジタルマンガ」でのFlash版の配信は既に終了しているが,現在は「みんなのシアターWii」にて自動再生版が配信されている他,作者サイトでは4コマ編を楽しむことができる。また,「よもぎ町パンタグラフ」は,ケータイコミックサイト「ワンコミ」にて配信されている。気になる方はアクセスして欲しい。

同人誌『ちまさんちの小箱』は,たけくま書店通販部COMIC ZIN 通販 および店頭,ならびに作者同人サークル《すこやかペンギン》が参加する同人誌即売会にて入手可能である。直近では明日5月4日に開催される「COMITIA92」に作者サークルが参加する(スペース:展01)。同人誌ということもあり,商業流通する単行本よりもはるかに数が限られているだろう。雑貨屋を舞台に繰り広げられる,躍動感あふれる非現実的な日常と青春物語に興味を持たれた方は,ぜひイチ早く入手して欲しい。

おとなり感想

ふかさくえみ氏の「まんがホーム」掲載4コマの総集編。住宅街にたたずむ小さくても魅力的で、ちょっと不思議な雑貨屋。そこに入りびたる「とり子」を中心に、笑わせつつも作る楽しさ、夢中になる喜びを描く。書き下ろしのおまけまんがにもニヤニヤが止まらない。

COMITIA92 たいらさとさんの Push&Review

COMITIA91 Push and Review(COMITIA91スペース付き)

前回COMITIA終了後のP&Rに投稿した分を加筆修正したもの。サークル読み順。

カッパニー『zwillinge』(今回:不参加)
双子の兄弟・クロとシロに預けられた娘・ヒナ。ヒナはクロに想いを寄せるも,クロはヒナに一歩踏み込めない。それに気づいたシロはクロにヒナを譲るまいとする。兄弟がお互いに嫉妬を向ける姿が痛々しく響く作品。兄弟がヒナの手を取るシーンでクロの心にうごめく黒い感情は察するに余りある。
子旅再生『あるものがたり』(今回:不参加)
世界の王の妃になるために生まれた少女・アルモの日常を描いた4コマ漫画。可笑しさとファンタジーが同居する作品。変人ぞろいの世話役や家庭教師の大人たちは物静かな彼女の日常をにぎやかに演出する。そして庭で出会った謎の少年は,王の妃たる彼女の将来を強く呼び起こしてくれる。
三月宴海場『Filing for memories』(今回:た29b)
おねえさんとペモシリーズ最新作は4コマでお目見え。今回はおねえさんとペンギンのペモがポラロイド写真でアルバム作りに挑戦。自由気ままに動き回ってなかなか写真を撮らせてくれないけど,おねえさんの食べ物コールで即座に大人しくなるペモの食いしん坊キャラが実に愛らしい。
花苺『DOKUHON』(今回:あ17a)
ネズミ耳少女・毒ネズミさんの4コマ+イラスト本。無口で儚げ,しかしチーズに目がないお茶目な一面も見せる毒ネズミさんには守ってあげたくなるような雰囲気がある。そして可愛いものに目がなく,また可愛い物とともに描かれる彼女からは,どこか夢見がちな女の子を感じずにいられない。
ハルシラベ『肉食系少女~あかずきん~』(今回:不参加)
結婚適齢期の赤ずきん,お見合い話を持ちかけてきた祖母の家に向かう途中,狼さんに出会って一目惚れ。既成事実を作らんと迫って押し倒して――。童話のイメージからかけ離れた,狡猾で欲望に忠実でサディスティックな赤ずきん。どちらが狼か分かったもんじゃないその姿がおバカで可笑しい。
漂流屋敷『夕刻の国のムゥー 一刻(下)』(今回:不参加)
世界から時間を失くさんとする旅人は,夕陽の沈まない国で,変わらぬ色の空の下でも無意識のリズムに合わせて暮らす人々を見る。旅人は去るが,彼が最後に残した言葉と羊飼い・ムゥーの言葉は無時間的な世界に未だ不安を投げかける。時間と生命,そして変化について考えさせられる作品だ。
やたこ『ふっかふか』(今回:さ14a)
まだ若い叔母さんが大好きな小学生の甥っ子。将来は叔母さんと結婚したい,でも法律では結婚できないと先生から聞かされた甥っ子が作文に書いた将来の夢は――。甥っ子のピュアさがちんまりコミカルな姿と相まって実に可愛らしい。表紙で叔母さんと抱き合う姿も羨まし……もとい,微笑ましい。
ROOM#310『併!』(今回:こ24b)
4コマ+ショートを二作品収録。『O.S.A』はクラスメイトで「長」な女子三人の日常。運動も勉強もダメダメな生徒会長,顔色変えずに厳しく職権を行使する風紀委員長,本を読んでは眠りこける図書委員長と,ひとクセある女子たちが面白可笑しく,端整な線で描かれる彼女たちが可愛らしい。

「よんこま文化祭」にサークル参加します

11月22日(日),大田区産業プラザPiOにて開催される芸術系4コマオンリーイベント「よんこま文化祭」に参加します。スペースは ん02《よつぎりポテト》です。

新刊はありません。申し訳ないです。せめてペーパーと既刊くらいは持っていきたいと思います。

体調不良で欠席しました……。楽しみにしていて下さった皆様には申し訳ありません。

次回のイベント参加は未定です。直近の4コマオンリーでは5月4日に「四コマ記念祭」が開催されますが,今の体たらくだとサークル参加は見送るかもしれません。

「COMITIA90」「キミとライバル!」「pixivマーケット」一般参加レポート

なぜ俺は《ケケレケクシネン》に気づかなかったのか o... rz

――

当日の朝に急ピッチでチェックして「COMITIA90」に突撃。初動は《SECOND CRY》。《千歳烏山第2出張所》《花苺》《下り坂道》《渚宮》《RHYTHM CAPSULE》《WATTS TOWER》《疾走ピバラ145》《ROOM#310》を経由して《ジャポニカ自由帳》は余裕で入手。《メメチダイヤモンド》《シマウマックス》《でりしゃす!》《やたこ》《CANCER.O2》《よわみどり》《ゆりりんの素》と来て,遅刻していた《漂流屋敷》へ。《ハムくまズ》《三月宴海場》《黒猫亭》《カタ蔵》《STUDIO Whirlpool》ときて後はまったりとチェックしたサークルを巡回。同じく遅刻していた《すこやかペンギン》《SUMMER CHILD》もこの時点で。これまで実はあまり買ってなかった《子旅再生》にも手を出してみたり。

この時点で12時過ぎ。今回は新規開拓はあまり頑張らなくてもいいかなと思っていたので,ここでちょっと無茶をして台東館のポケモンオンリー「キミとライバル!」へ。台東館到着は13時過ぎ。9月のHGSS発売以降,関東では最初のポケモンオンリー(関西では9月末に「ピカピカ☆ぱれーど」が開催)ということもあり,会場はかなりの賑わい。参加者同士でDSやポケウォーカーの通信も盛んに行われてた。

自分はというとサークル未チェックで来た上にビッグサイトにナルハヤで帰還する予定だったので,到着後すぐさま全巡回コースへ。「何サークルくらい参加してるんだろう? 80くらいかな? それならなんとかなるかな」とか思ってたけどこれはひどい勘違いで実は直参221スペースだった(それを知ったのはこの記事を書いている最中)。ともかくガチ一期一会の精神を持ちつつも急いでサークルを見て回る。

HGSSが大勢かと思いきやDPtもまだまだ根強い人気。コトネもヒカリも可愛いのう。擬人化はポケダンが多めという印象。こちらは個人誌ではなくアンソロで出しているサークルが多かった。でも原型が分かるように擬人化している人ってあまりいないのね。一番しっくりきたのは《夕星》発行の『Going!Myダンジョン』に収録されている雨月コウさんのピカブイ漫画か。他,いつも買ってるところでは《月見・花見》が安定したクオリティ。《おざなりーず》は欠席と知ってたけどやっぱり残念。

13時30分に台東館を離脱。14時30分にビッグサイトに帰還して「pixivマーケット」へ。ちゃんと見たのは《PGG》くらい。単純に同人誌即売会として見たら小規模なオールジャンル程度のものなので,本だけじゃなく展示や交流を求めないとあまり楽しめないイベントだったのかもしれない。

最後にCOMITIAの落ち穂拾いをして終了。

COMITIA90 Push and Review(COMITIA90スペース付き)

前回COMITIA終了後のP&Rに投稿した分を加筆修正したもの。サークル読み順。

strawberry float『彼女と彼女の30センチ』(今回:ゆ13b)
黒髪ロングの光と猫耳髪の澪。訳あって澪のために自分の髪を切った光に,澪は引け目を感じるが,光は澪と積極的に仲良くなろうとする。髪が結ぶ姉妹的ラブ。くりっとした瞳の女の子たちが可愛く,ハグハグでイチャイチャな雰囲気が甘い。クラス公認エンドも安心した読後感を与えてくれる。
SECOND CRY『Dog and Pony SHOW+』(今回:を20a)
オジサンと中学生の援助交際から発展した恋模様を描いた作品『YOUR DOG』の同人誌版総集編。商業版とも通じるのは心の声の描写。特筆すべきは描き下ろし。行為中に「漏れ聞こえる」二人の心の声は,読者のリビドーを刺激するだけでなく,二人の心のつながりをも読者に意識させる。
W.label『Fiorato』(今回:お09b)
6種類の花を女の子に擬人化したイラスト+4コマ本。それぞれの花らしさが色や装飾に表れた洋服が可愛い。その一方で,清楚でも有毒物質持ちのスズラン,花見なんて名ばかりと毒づくサクラ,カタツムリに好かれるアジサイ,という具合に,可愛さの裏にある姿でも楽しませてくれる。
渚宮『05』(今回:も26b)
短編三作品を収録。『小栗くんと小椋さん』最終回は食べるの大好き小椋さんが作るの大好き小栗先生から料理を勉強。小椋さんとの仲を生徒に誤解される小栗先生はもはや恒例。そして先生の最後の台詞には彼の女々しさだけでなく今後の二人の関係も否応なく想像させられる。キレイな幕引き。
鯊ログ『ナツヤスミノシュクダイ』(今回:不参加)
少年少女の夏休みの宿題は「恋」,な短編二編。自らの想いを必死に伝える一方と,その伝え方のわずかな拙さに「ばーか」と反応してしまう他方,そしてそこから打ち解け合う二人。駆け引きとは無縁の閉鎖的な関係の中で描かれる二人の姿がただただ青く,直球で読み手に伝わってくる。
花苺『ナキガオ』(今回:へ01b)
素直じゃない少年と女の子らしくない少女。少年は少女の誕生日に初デートを設定するも,後輩の女の子に騙され,少女を長い時間待たせてしまう――。少年を責めず,しかし涙を落とす少女の姿に,「ごめん」と「ありがと」の気持ちが少年とシンクロする瞬間の胸が詰まる感覚と言ったらない。
Honey Crown『CLOVER』(今回:お02a)
言葉を持たない猫耳少女は,スケッチブックに描いた草花の絵で少年と「会話」をする。三つ葉のクローバーに「ありがとう だいすき」の気持ちを乗せ,その「先」の草花に言い出せない大切な気持ちを乗せて通じ合う二人。少女的・詩的な感性で描かれる二人が微笑ましく,心温まる作品。
漂流屋敷『もふもふ?ミルさん』(今回:を08a)
「夕刻の国のムゥー」シリーズより羊のミルさんが主役で登場。水彩タッチの夕景色と絵本のような語り口に惹かれる作品。天と地を結ぶ筆使いで描かれる夕陽の光には神々しさすら感じられる。そしてミルさんと羊飼いの少女の平穏な日常には,今この時が永遠に続くかのような安らぎがある。
FuniFuniFesta!『セレモニー 1の3』(今回:ち12a)
幼い少年少女の夏休みシリーズ最新作。野原の小屋に閉じ込められた少年と少女。その過程で,少年視点で描かれる,スカートから覗く下着や汗の臭いから意識される「女」としての少女と,それに反応する「男」としての体。随所で男子のスケベ心を刺激される作品。続きが気になって仕方ない。
Marmalade Waltz『ねこのほん』(今回:不参加)
発情期が来てしまった猫耳ナースさんがドクターに慰めてもらうお話。猫耳ナースさんの,発情期じゃないもん→やりかたなんてよく分かりません→ちゃんと責任持って下さい,のピュア乙女コンボは男なら誰もが押し倒したくなること請け合い。事後にスイッチ入っちゃった姿もエッチで可愛い。
やたこ『がんばりましょう。』(今回:と22a)
カフェのバイトに入った童顔男子高校生。しかし店長から渡されたのはメイド服,な4コマ。時給アップにつられ,男だと気づかれないようメイドさんを演じ,しかし憧れのクラスメイトの女の子に遭遇して悶絶と,周囲に振り回される男の子,もとい,男の娘の百面相な姿が可笑しい作品。

「よんこま小町6かいめ」サークル参加レポート

大阪の4コマ魂は,やはり熱かった。

昨日・9月22日は新大阪センイシティにて開催された4コマオンリー同人誌即売会「よんこま小町6かいめ」にサークル参加しました。「東の『きらきら★とりころ~る』,西の『よんこま小町』」と,4コマオンリー同人誌即売会の二大巨頭のひとつであるこのイベント。今回は112サークル参加と,前回の87サークルから約3割のサークル数増。過去最大の規模に,前回までの会場だった大阪産業創造館を離れての今回のセンイシティでの開催。会場の2号館5階展示会場に112サークルの机がずらりと並ぶ様は,私が参加した過去3回のどの回よりも壮観でした。

よんこま小町の魅力を一言で表すなら――私以外の参加者やイベント主催も指摘していますが――「ファン同士の一体感」でしょう。あるいは,よんこま小町というイベントはただの即売会ではなく,4コマファンのためのファンイベントとも言えるでしょう。即売会中に開催される参加型4コマ企画,即売会後に開催される4コマグッズや色紙を賭けたジャンケン大会,そしてイベント終了後に主催・サークル参加者・一般参加者合同で開催される打ち上げ。即売会も含めたこれらの部分イベントの全てがファン同士の交流の場であり,互いの「好き」を語り合いぶつけ合う場となっています。今回も大盛り上がりのうちにイベントが終わり,楽しさと熱気を頂くことができました。主催をはじめとする全ての参加者の皆様に感謝です。

[2009年9月22日] 「よんこま小町6かいめ」自スペース

私のサークル《よつぎりポテト》はと言うと,新刊『四文甘書 よんこま小町6かいめ号』(今号から「第~号」表記から「(イベント名)号」表記にしました)がめでたく完売となりました。今回は「掲載作品の移り変わりで振り返る萌え系4コマ誌」と題して,きらら系列三誌,ぱれっと系列誌,その他にも現れては消えて行ったいくつもの萌え系4コマ誌の作品掲載年表を作りました。お手に取って下さった皆様,ありがとうございました。今後もデバッグ,作品の厳選,雑誌間・出版社間の移籍の可視化,同人誌での商業再録情報の追加,ファミリー誌掲載情報の網羅などなどをしながらリニューアルしていこうと思っています。

[2009年9月22日] となりのなにげさん+α湯のみ [2009年9月22日] でかポメストラップ

折角なのでミーハー心もつらつらと。橘紫夕氏の《ON LIBERTY》では湯のみとでかポメストラップを頒布。緑の湯のみはなにげさん・宗次郎・じゃっくのコラボで橘ファンにはたまらない仕様。かわもと尚夜氏の《1ねんぴよ組》では『明日も花マルになーれ』を頒布。『まんが学園4年生』掲載のあの作品が今ここに。絶牙氏の《空雲PROJECT》では『コエルぷらくてぃす!』を頒布。『まんがドカン小町』掲載内容からリニューアルしての新作。のり氏の『MEGA DRIVE』では新刊はなくペーパーのみ。「いんさつ」番外編を頒布予定と聞いていたので残念。

さて,次回よんこま小町の開催日程は未定です。しかしこの秋から来年の春にかけては,現在分かっているだけでも,9月末の「桜高祭」,10月の「うんたん♪うんたん♪」,11月の「もうひとこえ~」「京おん!」「よんこま文化祭新聞屋さんのいちにち」,5月の「よんこま記念祭」(3月14日の開催予定から日程変更)と,多くの4コマオンリーイベントが開催されます。また,関連するイベントとしては,きららフォワード連載の岬下部せすな「S線上のテナ」のオンリーイベント「調律師の調べ」も2月に開催されます。まだまだ4コマ同人界の熱は冷めない冷めていない!

「よんこま小町6かいめ」にサークル参加します

よんこま小町6かいめサークルカット よつぎりポテト

よんこま小町6かいめ バナー

9月22日(火・祝)に新大阪センイシティ2号館5階展示場にて開催される「よんこま小町6かいめ」にサークル参加します。スペースは少-28《よつぎりポテト》,ジャンルは評論です。

サークルカットには色々書いてますが,頒布物は未定です。ペラくても新しい何かは出る,と,思いま,す……。

コミックマーケット76 一般参加レポート

各日,入手物の一部を写真掲載してみる。

1日目:8月14日(金)

8時15分西待機列最後尾。蒸し暑い日。入場前にポカリ1.5L/2Lを消費する。

初動は企業ブース《まんがタイムきらら》。目当ては企画本二冊のみ。とりあえずブースまで行くと外から列パケットを送っていた。もたついてる感があったので長期戦を覚悟しつつ列最後尾へ。並んでる途中で列が広場に大移動したのだけど,あれは列が長くなりすぎたからなのかな? 結局70分コースで抜ける。

次いで《一迅社》にて企画本,《月刊コミックラッシュ》にて無料配布本入手。《メディアファクトリー》のぶ厚い無料配布本は手に入らず。《コミックハイ!》と《電撃家》は今回はスルー。あとは《TBSアニメーション》《アニプレックス》《コミックブレイド》を横目にしつつ企業ブースを離脱。

東はポケモンと政界と片手で数えられるほどのお目当てサークル。数が多くないのでまったりと回る。最後に西へ行きピンポイントで回収して撤収。

[2009年8月14日] 『CROSS×OVER』『OVER×CROSS』/まんがタイムきらら [2009年8月14日] 『まんが4コマKINGSぱれっとnano vol.3』『~vol.4』/一迅社 [2009年8月14日] 金銀リメイクを心から楽しみにしている!/トビイロネコ/鴇野トコ [2009年8月14日] 『思い出宝箱』『きみの願い ぼくの望み』/ドクドクバリバリ/クロポ [2009年8月14日] 『夢のかたち』『虹色Sweets』/月見・花見/夢りゅー虎

2日目:8月15日(土)

朝イチ西待機列。雲がなく日差しは照りつけるがカラッとしていて前日よりも過ごしやすかった。

7時頃に東駐車場が封鎖されたとの情報が入りビビる。東方目当ての一般参加者が始発後に大量にやってきた? 入場時にも列の大半が東方スペースのある東123に向かっていた。開場後の東123の押し合いへし合いも例年3日目の男祭りを思わせた。いやひょっとしたら3日目よりひどかったかも。

初動は《CHRONOLOG》。軽い気持ちで並んだら2時間コース。例年はもっと早く抜けられるのにー。列は見た目そんなに長くなかったので東方ジャンル効果とは思えないのだけれども。ともかく,ここで時間を費やした結果,《いもけんぴ》のリンレンMZD本が手に入らず血涙。「ボカロなめんな!」「シャッターの1冊より島中の10冊」←結論。ボーマスでは絶対手に入れる。

ジャンル的には[東123]音ゲー→[東456]ヘタリア→スクエニ→[西2]TOA→ドラクエ→[東123]モンハン→[東456]4コマ二次創作という順序で巡回。西から東へ戻るときに西出口がつまっており,西1から横断歩道を渡って東1トラックヤードへ抜けるルートへ誘導された。お目当てはおおよそ回収出来たつもりでいるけど《Chaton》のにょたりあ+ヘタ女子本と《きゃらめるりぼん》のTOA新刊は完売してて涙目。

[2009年8月15日] 『wonder land carnival』『ももかん』/CHINA BERRY/鈴木ナナ [2009年8月15日] 『In My Life!』『Family Album.』/THE★BLUES/遠江乃由来 [2009年8月15日] JUST!/ちっくたっくろっく/三日月らいあ [2009年8月15日] 星空シアタア/SPECIAL DO-NUTS/十鳩ほたる [2009年8月15日] LITTLE LOVE SONG/MN-DOLL/宗方万里 [2009年8月15日] gimme a break/オレンジヘイズ/大谷みこと [2009年8月15日] (´∀`*)/なまず友の会/氷早苗 [2009年8月15日] petits fours/空想果実/苺豊香、他 [2009年8月15日] 『世界の果てまでイッテよし!』『GIFT』/やっちゅうパンダ/羽生紫苑、夜愁とーや [2009年8月15日] 『フローラ&ホイミン総集編(1)』『~(2)』/イカプリンセス/ちるみる [2009年8月15日] コゲ肉天国 -vol.8-/Jam.Session/宮須弥 [2009年8月15日] slow slow life/時計の番人/日下さつき [2009年8月15日] ニコニコ四コマ/《close/cross》/sayuk

3日目:8月16日(日)

朝イチ西待機列。前日と同じくカラッとしていて過ごしやすい日。

6時過ぎにりんかい線が止まったという情報が入ってビビる。「会場に向かうときから既にコミケは始まってるんだぜ……!」という声が聞こえた気がした。

初動は西2の創作(少年)。東の《apricot+》と迷ったけど,昨日の教訓を実践して西へ。お目当てを完璧に回収して離脱。

東は男性向創作と創作(少女)を中心に東123→東456→東123→東456。1回目の東456で《apricot+》の行列を目にして「こりゃないわー」と諦める。2回目の東123を終えた辺りで本を詰めた鞄の重さに肩が抜けそうになる。後で知人に「クローク使えよ」と言われた。ごもっとも。

重い鞄を抱えて再び西2へ。新規開拓を狙いに創作サークルを全て眺めて見て回る。これぞ即売会の大五味。

最後に知人からの頼まれものと知人への頼みものを取引して会場から撤収。お疲れ様でした。

[2009年8月16日] ふるーつ No.5/ICHIGO☆星/水原ちひろ [2009年8月16日] あきら様が宿題を理由に白石さんちに来て帰らないよ 完全版/あいちこ/UBIZO [2009年8月16日] やれやれキョンコ 5/Popcorn Lamp/門瀬粗 [2009年8月16日] 恋ノチカラ/MPD [《Myao》で参加]/森永みるく [2009年8月16日] アニメ会と!4コマコラボ2/アニメ会/国井咲也、他 [2009年8月16日] Shape/カンソラ/古居すぐり [2009年8月16日] ぽこあぽこ/MYKONOS/かわはらゆりか [2009年8月16日] アルプス黙示録カイジ OP/ノリタマ貯蔵所/貯蔵所長 [2009年8月16日] 『Love Connect 2』『~3』/もえじら組/Piro [2009年8月16日] 『花のOL組』『かなづちマーメイド』/Chiharoom/笹野ちはる [2009年8月16日] おもかじいっぱい!/LOVE CUBE./夜野みるら [2009年8月16日] スキっ!キライっ!/なみなみ爆弾/荒木風羽 [2009年8月16日] 『まとめて1/3。』/たまご屋/月館るり [2009年8月16日] 5才メイド 2/ねこおせ/猫野おせろ [2009年8月16日] ずんだロール/ずんだもち姉妹/荒井チェリー、野々原ちき [2009年8月16日] Happy look/ずんだもち姉妹/荒井チェリー [2009年8月16日] 瓶詰びん子ちゃん/nonote [《ずんだもち姉妹》で参加]/野々原ちき [2009年8月16日] そらのだんぺん/すこやかペンギン/霜月るみ [2009年8月16日] ちまっと4畳半/BLACKLIST NO.1/くがみそら [2009年8月16日] Pink Candy/CANCER.O2/内村かなめ [2009年8月16日] SUDARIRU 9/うっかり!カルシウム同盟/ミヤスリサ、江成由実 [2009年8月16日] 大トロさん 4/くちばしフェチ/鳥海かぴこ [2009年8月16日] そうだ大阪、行こう!/原色屋+KAWORU[《へぐり村役場》委託]/御村りょう+KAWORU [2009年8月16日] Candytone/MATSUDASTYLE/MATSUDA98 [2009年8月16日] My Place/ぽこぺん、ぽこぺん。/東雲萌黄 [2009年8月16日] 悪党目指すよ!ラックさん/White Alice/春野りこ [2009年8月16日] SSS!/LittleWing/シガハナコ [2009年8月16日] 起承転結 第11号/4研/たっちー、他 [2009年8月16日] 棚から一掴み 第2号/kza2企画/teke [2009年8月16日] 色紙/猫が行く/楠見らんま

COMITIA89 Push and Review(夏コミ・COMITIA89スペース付き)

前回COMITIA終了後のP&Rに投稿した分を加筆修正したもの。サークル読み順。

いわしROOM『都外から来ました。』(夏コミ:2日目東プ33ab《ROOM★SUGA》《いわしの甘露煮》/COMITIA89:不参加)
埼玉さんと千葉さんは埼玉と千葉の平和を守る正義の味方で魔法少女。しかし今日も今日とて仮面男・東京のヘルプに駆り出されるのだった。小動物系・ギャル系な都外の二人の掛け合いが華やかで可愛く,しかしキモい東京に対して二人が吐く毒は辛辣。そんな女の子の二面性で楽しませてくれる。
衛星ベジータ『おにいちゃんといっしょ!』(夏コミ:不参加/COMITIA89:く15a)
マンションで隣人の男の子と女の子を一日だけ預かることになった青年。素直じゃない男の子と人見知りな女の子,ワガママを言ったり泣き出しそうになる二人に手を焼きながらも,青年は立派に二人のお兄ちゃんを務める。その姿はまるで父のような頼もしさで,安心した読後感を与えてくれる。
CANCER.O2『新鮮少女』(夏コミ:3日目西あ12a/COMITIA89:を17b《CANCER.O2+みかんのかんづめ》)
意地悪メイド・かりんと気弱なご主人様シリーズ最新作。今回は兄いじめを嗜めようとするご主人様vsかりん。警戒するご主人様を触れた手と見つめ合う目で惑わし,油断させたところで意地悪な本性を現すかりんは,まさに獲物を狩る獣。二人の捕食・被食関係に心地よく背筋が震える作品。
W.label『Fleur』(夏コミ:不参加/COMITIA89:へ04a)
6つの果物の女の子擬人化イラスト+4コマ。美容の秘訣は塩水のリンゴさん,先がいくつにも分かれたスカートのバナナさん,大きな胸のブドウさん――。言動・服装・容姿にそれぞれの果物らしさが存分に現れた彼女たちはまさにみずみずしく,そして女の子的で,ただただ見惚れるばかり。
作者の和錆氏は現在発売中の一迅社『まんが4コマKINGSぱれっとLite』VOL.18に「うさぎさん大侵略!!」が掲載。
ツキノ38星『MARSHMALLOW』(夏コミ:不参加/COMITIA89:不参加)
好きなあの人に告白できない少女。そこに猫耳のキューピッドが現れて「告白してきまっす」とあの人へ駆けて行くが――。辛く,しかし優しい失恋物語。少女の代わりに尋ね,そして泣くキューピッドは,傷つくことを恐れる少女の心を守り,少女に次の恋への勇気を与えてくれる存在である。
鯊ログ『ユルライン』(夏コミ:不参加/COMITIA89:そ10a)
お部屋デートでキスしたいと願うも,ダルい空気と冷めた彼女に悶々とする男の子。そこに突然,彼女が糸電話を取り出して――。「同じこと考えてたらいい」という想いが彼女の言葉にはじけた瞬間,彼女の言い淀みが思い出され,恥ずかしい気持ちも同じだと分かった時の安心感と言ったらない。
漂流屋敷『夕刻の国のムゥー 一刻(上)』(夏コミ:3日目西せ11a/COMITIA89:を28b)
夕陽が沈まない国で朝の合図を奏でる羊飼いの少女・ムゥー。年に一度だけ夕陽が沈むこの日,彼女は世界から時間を失くすべく旅する者と出会う。詩のような語り口と淡い絵が伝える幻想的な世界は無時間的,ゆえに旅人は世界へ不安を投げかける存在として読み手の心に強く刻まれる。続編に期待。
White Alice『魔王様のヒザに座るだけの簡単なお仕事です。』(夏コミ:3日目西う20b/COMITIA89:不参加)
勇者一族の子孫の少年,一族を立て直すためのお金を求め,幼女な魔王様のヒザに座るお仕事に就き,彼女のペットになりました。良い意味でひどい。幼女なのにオヤジ趣味な魔王様,マゾに目覚める勇者,ギャル語や草で埋め尽くされた手紙と,ファンタジー世界観から逸脱した様が可笑しい作品。
RHYTHM CAPSULE『Hasty Conclusion Lovers』(夏コミ:不参加/COMITIA89:れ03a)
カッパの血が混じった人間の少女。惚れっぽさ故に告白してはフラれてばかり。今回も友人の話を聞かずに新任の教師に惚れてしまうが――。少女の快活な姿が魅力的で,早合点な姿が可笑しい。最後は教師に諭されて女の子同士の友情物語……と思ったら「相思相愛」って! 結末まで思い込みの激しさで楽しませてくれる。
WATTS TOWER『うら★うらら』(夏コミ:不参加/COMITIA89:れ02b)
クラスメイトのうららさんからの告白をOKした夏彦くん。しかしうららさんは男に変身できるホモ好きな子で,彼女は男の姿で夏彦くんに「犯させろ」と迫る。うららさんのあけすけな発言の数々に,女の子モードの彼女の可愛さと自身の後ろの貞操との間で葛藤させられる夏彦くんの姿が可笑しい作品。
今作は現在発売中の竹書房『まんがライフMOMO』2009年9月号にゲスト掲載。

「よつばの。読書会5」持込み参加レポート

[2009年7月5日] よつばの。読書会5―会場入口 [2009年7月5日] よつばの。読書会5―案内板 [2009年7月5日] よつばの。読書会5―卓配置図

去る7月5日(日)は横浜で開催された同人誌読書会「よつばの。読書会5」に持込み参加しました。以下,続きにレポートを。

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