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山野りんりん『ちこりん日記(1)』

山野りんりん『ちこりん日記(1)』

○月□日

今日は水泳でした。

せりかちゃんがナイスバデーでよかったです。

夜 お兄ちゃんがパトカーに乗って帰って来ました。

すごいな、お兄ちゃん。

明日もよい日でありますように…♥

山野りんりん『ちこりん日記(1)』 p.28 「ちこりん日記」

予定調和に向かう過程を安心して楽しめる作品。

山野りんりん「ちこりん日記」は,竹書房『まんがくらぶ』連載の4コマ漫画。成績優秀ながらマイペースで天然な中学生の女の子・ちこりと,そんな妹を溺愛する大学生の変態兄・セイジの日常を描いた作品。

何事にも動じないちこりを中心に,家族やクラスメイトなど周囲の人間がドタバタを繰り広げる。特に兄・セイジは,その妹溺愛ぶりが元で,毎回不審者扱いされて警察のお世話になる。その姿は作中のキャラの中でも最も滑稽であり,ちこりの天然さと並んで,作品のおかしさの主軸のひとつである。

各話の最後は,寝る前のちこりの日記シーンで締められる。普通の人とずれた感性の文章と,書き終えた後にありえない寝相で寝る姿がまた笑いを誘う。

この警察と日記は,各話にほぼ必ず盛り込まれている。一見ワンパターンに見えるが,実際に読んでみるとこれが心地いい。今回のセイジはどんな風に警察のお世話になるんだろう,今回のちこりはどんな日記を書くんだろう――。そんな予定調和の結末に向かう過程を安心して楽しめる作品だと言っていいだろう。

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