つい先日,竹書房から小笠原朋子『ウワサのふたり(3)』の読者プレゼント小冊子『ウワサのふたり 3.1』が到着。
右がその表紙写真。主役の父娘,誠と一花の姿。見た瞬間「これ何て同人誌?」と思うような装飾だけど,ちゃんと出版社が作ってる……はず。
小冊子には,単行本未収録の4話20ページに加え,描き下ろしとして登場キャラたちの3年後の後日談8ページを収録。単行本3巻には書かれていたDXゲスト
は,残念ながら実際にはおらず。
今作を読むのは久しぶりだけど,やっぱりいい作品だったなあということを再確認。ラブコメ4コマの女王は,家族でも恋人でも,生き生きとした男女のさまを見せてくれる。
折角の機会なので今作を紹介してみる
売れっ子アイドル・弓削誠のもとに,ある日突然,彼の娘と名乗る少女が現れる。少女の名は一花。誠の高校時代の恋人・佐倉千花の娘だと言う。千花も高校時代はアイドルだったが,一花を身ごもった後,芸能界を引退し,失踪していた。そんな母を病気で亡くした一花は,父である誠と一緒に住むと言い出すが……,という話。
一緒に暮らし始めるも,初めはよそよそしい二人。しかし次第に,娘は父を父として,父は娘を娘として認めていく。芸能人ゆえの度重なるトラブルにも,周囲の人たちに助けられ乗り越えていく。そして最後には,二人は名実ともに本当の父娘として幸せな結末を迎える。
背後にこのようなシリアスなストーリーを置きつつ,しかし今作は軽快なコメディ。噂話好きの隣人のおばさんとその息子,誠の事務所の人々,千花とうりふたつな一花の学校の先生などを巻き込み,ホームコメディ的な日常が描かれる。特に父娘を含めた男女キャラ同士の掛け合いのおかしさは見逃せない。
個人的には,今作は小笠原氏の作品の中でも一,二を争うドラマチックな作品だと思っている。他にも著作はあるが,小笠原氏に興味を持たれた方は,まず今作から読んでみて欲しいと思う。


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