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施川ユウキ『サナギさん』3巻

施川ユウキ『サナギさん』3巻

ハルナ(私という存在は一体何?私は何者?)

私が自分について知っているコト それは全て単なる「記憶」という情報に過ぎない

自分が何者なのかについて絶対的確信は永遠に得られないし 記憶の中の自分に対して「もうそれでいいや」と妥協するしかないのだ

施川ユウキ『サナギさん』3巻 p.48「ハルナさん」 1~3コマ目

ハルナさんの登場により,ますます広がる施川哲学(?)ワールド。

施川ユウキ「サナギさん」は,秋田書店『週刊少年チャンピオン』にて連載中の4コマ漫画。天然ボケキャラのサナギさんと,毒舌キャラのマフユさんが,子供的な感性でもって,何でもない日常を過ごすという話。

3巻では,めばえキャラのイソヤマくん,哲学キャラのハルナさん,作図キャラの山田さんが新登場。その中でも特筆すべきはハルナさん。元々哲学っぽさが随所に見られる今作も,ハルナさんの登場により,彼女が代弁者となって,ますます施川哲学ワールドが広がっている。

しかしただの哲学で終わらないところがまた良い。上の引用は各段落が1コマに対応しているけど,4コマ目がまた面白い。

ハルナ「サナギさん 記憶の中の自分が宿題忘れたみたいなんだけど 妥協したくないから見せてもらえないかな?」

サナギ「!? なんかすごい!」

施川ユウキ『サナギさん』3巻 p.48「ハルナさん」 4コマ目

哲学と見せかけて,実はただの言葉遊びと屁理屈だった!でもこのギャップが面白いのです。言葉遊びと屁理屈に明け暮れていた僕の子供の頃を思い出させてくれるのです。これほどに懐かしさを感じさせてくれる作品はない。

巻末は施川氏のあとがきあり。作品構成の理論が語られていて,これも面白い。

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