
浅井「そうだ この方は年上だ アニキって呼べ!!」
仁岡先生「先生でいいんだよ」
上原「アニキぃ〜」
仁岡先生「おめぇまで言うなぁ」
浅井「…それってアニキと呼んでいいのは私だけってことか?」
仁岡先生「ちげぇ」
尾高純一『勤しめ! 仁岡先生』1巻 p.24 「呼び方」
第一印象は「とてもガンガン的なギャグ漫画」。こういうの好きだなあ。
尾高純一「勤しめ! 仁岡先生」は,スクウェア・エニックス『ガンガンパワード』にて連載中の4コマ漫画。新任の生活指導の男性教師・仁岡先生は大の子供嫌い。そんな彼に,彼が担任するクラスの真面目なちびっ子不良(?)女生徒・浅井が惚れてしまって……,という感じの話。
帯の煽りにはある意味新しい(?)学園ゆるゆる4コマ!!
と書かれているけど,むしろハイテンションバカギャグ4コマと言った方が正しいかも。ベタ惚れ発言を繰り返す浅井と,鋭くツッコむ仁岡先生を中心に,大量の会話が一本の4コマ内で何度も往復し,息もつかせないギャグが繰り広げられる。
登場キャラは総じてバカ。同じく仁岡先生に惚れちゃったクラスメイトの今江は,スケバンヨーヨー片手にギャル語尾の会話をする,古風だか今風だかよく分からない不良女生徒。ロリショタ好きの女性教師・河原先生は生徒たちや童顔の仁岡先生に熱く危ない視線を投げまくり。あげくの果てに校長先生までもが,女生徒を毒牙にかけんとするダメ教師。唯一まともそうなクラスメイトの女生徒・上原も成績問題児で仁岡先生はきりきりまい。そんな個性的なキャラたちが二人の掛け合いに割り込み,話を痛烈にかき回していく。仁岡先生も青すじが立ちっぱなしだ。
その一方で,女の子キャラたちの照れる姿が可愛い。これが背伸びしたいお年頃的な発言と相まって生意気可愛い。ロリショタ好きな河原先生の気持ちは分からなくも無いわ。
……と,落ち着いて書くとこんな感じだけど,私の第一印象は「とてもガンガン的なギャグ漫画だなあ」というものだった。特にたかなし霧香氏に通じるようなあのノリをひしひしと感じる。私はこういうノリが大好きだったりするので,読み始めた瞬間「これはいいかも」と思ったけど,実際その通りで,電車の中で読んで思わず笑いそうになって危なかった。同じ好みの人なら楽しめることうけあい。
カバー裏にはおまけ漫画あり。単行本同時収録作品として,読み切り掲載作品の「リトルラバー」「ガールフレンド」を収録。「リトルラバー」は作者曰くある意味『勤しめ! 仁岡先生』原点とも言えるもの
だそうだ。
また,『少年ガンガン』の誌上ギャグ漫画企画・GGグランプリに掲載された「偽れ! 田村先生」も収録している。この企画,毎月ゲストが2ページのギャグ漫画バトルを繰り広げるものだけど,4コマ漫画も数多く登場している模様。興味はあるけどガンガン方面に明るくない私は,いつかたかひろ的研究館さん辺りが詳しく書いてくれないかなあと他力本願的に思っていたりする。
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