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施川ユウキ「もずく、ウォーキング!」1巻

施川ユウキ「もずく、ウォーキング!」1巻

サチ「色んな犬がいるねー みんなかわいい …でもやっぱり もずくが一番かわいいや!」

その犬は 世界一幸せな犬だった …とか簡単に思ってしまう ぬるい犬だった

(施川ユウキ「もずく、ウォーキング!」1巻 p.78 「その犬」より)

秋田書店『ヤングチャンピオン』にて連載中のショート漫画。哲学的な犬・もずくと,彼の飼い主や近所の動物などの日常を描いた作品。

基本的に,各話,もずくがあるひとつのテーマについて語りをする形で話は進む。そのテーマも,人間は名前を付けたがる生き物だ恋はしゃっくりに似ている人形…魂不在の空っぽの形代というもずくのセリフに代表されるように深いものばかり。しかし実際の話は真面目かというとむしろ逆で,もずくが日常のトラブルに巻き込まれるギャグだ。だけどこの真面目な部分とギャグの部分の落差が,各話,そして作品に妙な味わいを生み出している。

そしてこのもずくの姿が愛らしい。長毛種でシングルコートな彼のふさふさな毛,クルリとした目,そして丸っこい体。犬が哲学をする時点で既に現実からかけ離れているんだけど,このいでたちで哲学をするところがまた面白い。

あと,当然ながらもずくと人間の間では会話が成立しないのもこの作品のポイント。時々もずくの発言から感じられる厭世観は,「どうせ俺の考えは人間には分かってもらえない」という,半ば諦めの感情からくるものなのかもしれない。これは私の考え過ぎかもしれないけど。

同じく施川氏の単行本「サナギさん」2巻とのコラボプレゼント企画の締切は5月17日。まだ応募されていない方はお急ぎを。

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