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芳文社『まんがホーム』2011年5月号・6月号

5月号を読んで、この雑誌は神雑誌だと今更ながらに思った。

杜康潤「孔明のヨメ」
孔明に嫁入りした月英。月英目線で描かれる、孔明の誠実な人間に安心する。互いを夫婦らしく呼び合う二人の初々しさもおいしいです。ところで、すっぴん童顔月英が読者目線では死ぬほどチャーミングなんですが、孔明目線ではそうでもないんでしょうか。この辺の解説とか描写がもうちょっと欲しいかも。
カワハラ恋「東京!」
5月号は原宿姉妹の春先。オシャレな二人の春コーデが麗しい。この二人に限らず、この作品のキャラはみんな私服がオシャレで好き。6月号は八王子と柏餅。東京人のたまこに対して東京みやげとか文とムサコ……。原宿ツインズが「見た目より味」とムサコより文の柏餅を選び、そして文がムサコの柏餅を食べてあげる場面に、二人両方に対する良心があっていいのう。
山名沢湖「恋に鳴る」
6月号は失恋少女の傷心にひたれない傷心旅行。自然のカッコウの鳴き声を横断歩道の「カッコー」=「『進め』の合図」と接続し、カッコウがあたかも少女の次の恋を応援するかのようなストーリー。これぞ山名節。日常的な事物からメルヘンを見出す作者の感性を「山名沢湖力」と名づけたい。
仙石寛子「君と僕と」(5月号)
勇者を目指す少年と、彼に寄り添う亀。互いが互いに向ける言葉のひとつひとつに深く純粋な愛を感じる作品。「絶対に君の夢を叶える」と、目に確固たる意志を携えて勇者に告げる亀。彼と額を合わせて、少し申し訳なさそうに感謝の言葉を述べる少年。夢を理解し、孤独を支え、死後も夢を継ぎ、自身を覚えていてくれるだろう亀は、少年にとってどれほど大きく、安心できる存在だろうか。そしてその愛の純真さは、人間と亀、すなわち人型種族と非人型種族というアブノーマルな関係において描かれることにより、いっそう際立っている。作者の感性が高いレベルで昇華された回。これは神回と言うべきだろう。

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