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角川書店『4コマnanoエース』Vol.1

3月9日創刊の新4コマ誌(公式サイト)。あらゐけいいち「日常」を表紙&巻頭に据え、角川書店誌連載の既存作品+メディアミックス作品+新作オリジナル作品で合計32作品を収録。

総評としては「角川ってこんなに4コマ強かったんだ」の一言。既存作品はもちろん、メディアミックスから新作オリジナルに至るまで、おおむね平均以上のクオリティ。メディアミックス作品は、原作を知らなくても楽しめるように、漫画家がうまくキャラ見せをしている印象。あと、恥ずかしながら既存作品をあまり読んだことがなかった自分にとっては、多くの「新作」に出会えたことも嬉しかった。もっとアンテナ高くしていかなきゃダメですね。

そして何より、新作オリジナル作品に良いものが揃っているというのが高ポイント。単なる「メディアミックス4コマ誌」にとどまらない可能性を感じさせてくれる。雑誌読みとしても毎号読んでいくのが楽しみ。ええもちろん今後も購読を続けますよ。

ところで、発売日がきらら本誌と同日というせいもあって「ライバルはきらら?」という先入観があったのだけど、掲載作品を眺めてみると、きらら系を含めた萌え系の作品とは(そしてファミリー系の作品とも)異なる雰囲気がある。どのオリジナル作品についても「この作品は4コマ誌ならこの雑誌に掲載されるな」というのが思いつかない。「ライバル」というよりは「住み分け」が妥当じゃないかなあ。ともかく、この雰囲気は言語化してみたいところ。

以下ではいくつかの新作オリジナル作品の感想を。

深見真/α・アルフライラ「ちょっとかわいいアイアンメイデン」
女子中学校に入学するやいなや「拷問部」に拉致られてしまった結月さん。部長の碧生さんからは「人をいたぶる才能」があると言われて。結月さんの部長拷問妄想や、部長のくすぐり器拷問で悶える結月さんが、その絵と相まって大変エロティック。今は碧生さんがSで結月さんがMの立場だけど、これが逆転するかもと思わせる描写に期待せざるを得ませんね!!
るい・たまち「しくしくしくし」
泣けば雨、喜べば晴れ、怒れば雷。天気の神様が村に降りてきた。古風な言葉のロリ神様とか大変ツボです。神様なのに威厳らしい威厳がない様、そして感情の制御ができずに大荒れの天気で人々を逆に困らせる様が可笑しい。作者は最近ちょこちょこ4コマ誌にも登場しているけど確かに「実力派」やわー。
宵野コタロー「ちびっこ大魔王まおたん」
幼女魔王・まお(72405歳)と植物魔神&ウーズのお姉さんたちに家族を人質にされてしまった大五郎くん。三人はなし崩し的に大五郎くんの家に居候することに。5歳児さながらの言動のまおと、適応力高くまおと接する大五郎くんに、ご近所の女の子とお兄ちゃん的な和みを感じる作品。背が低くて届かないカレンダーまでまおを抱えるときの大五郎くんの表情には、「魔王」に対する恐れが全く感じられなくてほのぼの。
田島シマ「メタメカ」
交通事故で死んだ少女・花夜が、天才科学者の祖父の手によって、見た目はそのままにサイボーグとして復活。この事実は家族だけの秘密、でも友達の前でサイボーグならではの強靭な力をうっかり見せちゃって必死にごまかす花夜。その姿が可愛らしくも可笑しい。のんびりした性格と甘い物好きな点もいいキャラ。
錦山まる「おたユーレイ」
ロボットオタクの幽霊男・学がフィギュア&コスプレオタクの女子校生・愛桜に取り憑いて。「オタク」な二人は趣味にかける情熱は同じくも、世代間のギャップに話が噛み合わない、そんな様が面白い。ところで「逆襲のシャア」などの固有名詞を交えて話が進む辺り、読者にその手のリテラシーを要求してるよなあと思う。この「リテラシー」を手がかりに、この雑誌の雰囲気を言語化できないものか。

次号は5月9日発売予定。隔月刊の模様。むねきち、かずといずみが新作オリジナル作品で登場予定とのこと。

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