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信頼に支えられた双子姉妹の仲良き日常――古居すぐり『ふたりずむ』

古居すぐり『ふたりずむ』

小守夏流(なつる)と春乃(はるの)は双子の姉妹。姉の夏流は妹の春乃ラブ。春乃は昔から照れ屋で可愛くて、でも中学生になった今ではつれなくて、夏流はちょっとさみしいところもあったり、でもめげずに妹を愛したり。そんな二人の日常。一迅社『まんが4コマKINGSぱれっとLite』連載終了作品。

夏流から春乃の向きに偏った姉妹愛模様が楽しい作品。つれない春乃に振り向いてもらいたくて、あれこれ画策・妄想・実践する夏流。春乃に何度つれなくされても全くめげる様子を見せない夏流。たまに春乃に優しくされたら全身で喜びを表現する夏流。そんな夏流の盲目的な愛模様が、丸っこい絵と相まって、可愛らしく、そして可笑しい。

そんな二人の関係性は「子の成長を見守る子離れできない親」と「親離れしたい子」のそれに近いかもしれない。そう、春乃が夏流に対してつれないのは、それが恥ずかしいくて照れるからだ。周囲から姉離れできていないと思われたくないからだ。そしてその源は春乃のポジティブな想いである。分かりやすいのはクラス委員長選出の話だろう。照れ屋な春乃がクラス委員長になって積極的になったら姉離れしてしまうと、委員長役を進んで買って出ようとする夏流。その口を遮って春乃は手を上げる。それは「なつるによけいな心配かけちゃうしね」と、前向きに姉から自立しようとする想いからだ。そして夏流も、そんな春乃を「かっこいい!」と肯定している。

作中の要所では、普段は夏流に対してつれない春乃が、夏流に対して素直に優しくなっている姿が描かれている。これだけを見て「二人は実は仲良しだ」と言うこともできるだろう。しかし、前述した「親」と「子」のような関係性から、この姉妹の仲の良さは両者の間の前向きな想い――言いかえれば、二人の間の「信頼」――に支えられていると言える。それがたまらなく安心するのだ。

作者作品の魅力はこの信頼に裏打ちされた安心感にある。キャラ同士が仲良くしている時はもちろん、いがみあったり悩んでいる時でさえ、二人の関係が良い方向へ向かっていくだろうという期待が感じられる。例えば、リトバスの小毬と理樹を描いた同人誌『ラブトライフル』では小毬から理樹への片想いが描かれるが、そこに恋の辛さのようなものは感じられない。それはひとえに、小毬の「理樹君のこと好き」「ゆっくりでいい」「自分の口で伝えたい」という心の声から見える、小毬自身に対する信頼、そして理樹に対する信頼に支えられているからだろう。

信頼に支えられた双子姉妹の仲良き日常。タイトルの「ふたり」の期待を裏切らない作品だ。

おとなり感想

ちっちゃい頃はお姉ちゃんベッタリだった妹のはるのが 中学生になってつれなくなってしまったために ますますはるのに攻勢をかけるようになってしまった姉なつる。そんななつるが、普段は欝陶しいけれど、何だかんだで最後は頼っちゃうはるの。2人のやりとりが、微笑ましく、かわいらしい。

今までに購入した漫画、ゲームのメモ ふたりずむ

丸っこい絵柄が好みが分かれるかもしれませんが双子姉妹の百合は鉄板。最初の方、姉が妹に一方的に迫っているように見える展開が続いていますが、よく見れば最初から妹も姉にラブラブなことは分かりますね。しかも後半はツンだった妹もデレてしまい、さらにラブラブ。甘い!糖分高すぎ!でもそこが良い!

百合な日々 : ふたりずむ (古居すぐり)

先生からかわいくて目立つw春乃が指名されると拙いと思った夏流は、テンパって自分から立候補しかけるが、それを口止めして結局は春乃が自分で委員長を選ぶことに。なんだかんだで、姉に心配をかけさせるのが嫌な妹。この辺が読んでいて心に浸みる。

ふたりずむ!:いわめも(※雑誌連載時の感想)

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