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4コマ漫画ナツ10 ~すいーとポテトが選ぶ10作品~

夏休みの宿題はいつも新学期直前に片付けてました(挨拶)。

というわけで言いだしっぺがやっと「4コマ漫画ナツ10」を書き終えました。概要は以下の通り。Webコミック1作品,4コマ誌連載6作品,同人発表3作品。

タイトル作者掲載媒体
ゆきばら来瀬ナオWebコミック連載(げっちゅブログ)
Sweet Homeやまぶき綾芳文社『まんがタイムきらら』連載
ひよぴよえにっき。琴久花央芳文社『まんがタイムきららキャラット』連載
魔法少女☆皇れおん(仮)桜みさき芳文社『まんがタイムきららMAX』連載
ちまさんちの小箱ふかさくえみ芳文社『まんがホーム』連載
ふぁみにゅ?夢枕人しょー芳文社『まんがホーム』連載
ひとみとコットンワカマツアツト芳文社『まんがタイムファミリー』連載
さんかくぱんち310Webコミック連載(作者サイト内)+サークル《ROOM#310》発行:2008年8月24日
Fleur和錆サークル《W.label》発行:2009年4月26日
うら★うらら板倉梓サークル《WATTS TOWER》発行:2009年5月5日

各作品の紹介はこの続きに。

ゆきばら/来瀬ナオ/Webコミック連載(げっちゅブログ)

ゆきばら第1話2コマ目 [http://blog.getchu.com/archives/51231567.html]

グリム童話から現代に飛び出した二人娘,ゆきしろとばらべに。「そろそろ近代化すべきよね」と,二人はパソコンを買いに秋葉原へ? 魅力は何と言っても無駄にハイテンションな二人娘。セリフの語尾や背景の花・ハートが演出する女の子らしい元気の良さが楽しく,現代に無知なまま突っ走る姿が可笑しい作品。レジはパソコンじゃないよ! 最近では塔の娘・ラプンツェルも二人に合流。このまま賑やかなグリムオールスターに向かう流れ?

Sweet Home/やまぶき綾/芳文社『まんがタイムきらら』連載

芳文社『まんがタイムきらら』2008年6月号84ページ右4コマ目

伊織の元にやってきた押しかけ許嫁な幼なじみ・陽向。彼女の来訪に困惑し牽制をしかける伊織の姉二人・葉澄と和奏。三人に板挟みになる伊織だが,さらに困ったことに,陽向には男の子に触られると格闘的に手を出してしまう癖があって――。細く柔らかい線で描かれる女の子たちの可愛さと,外野の茶化しによって加速するひとつ屋根の下の甘い日常。ラブラブ好きな男子諸君ならば心をがっちり鷲掴みされること請け合い。9月26日には単行本1巻が発売。

ひよぴよえにっき。/琴久花央/芳文社『まんがタイムきららキャラット』連載

芳文社『まんがタイムきららキャラット』2009年8月号84ページ右1コマ目

よちよちな妹・はるをしっかり世話しなきゃと頑張る小学生の姉・ちあき。ドジで頼りないお姉ちゃんだけど一生懸命なちあきと,それを知らずか無邪気にちあきを困らせるはるの姿が微笑ましく,少女漫画的な絵と文法によって描かれる姉妹は生き生きと可愛らしい。はるの言葉が赤ちゃん語そのままで書かれている点も興味深い。作者はちあきがはるから受け取った言葉を「理解する過程」こそ描こうとしているのかもしれない。

魔法少女☆皇れおん(仮)/桜みさき/芳文社『まんがタイムきららMAX』連載

芳文社『まんがタイムきららMAX』2009年4月号193ページ左2コマ目

マッドサイエンティストの母に改造され,くしゃみをしただけで魔法少女に変身する能力を身につけてしまったれおんくん。なよっとした外見だけど心は男の子,だから女の子の姿になると困ってしまうれおんくん。いじる,同情する,変態認定する,女の子と誤解して告白する,といった周囲の友人たちと一緒のコメディが楽しい。れおんくん自身も七変化コスチュームやアイドルオンステージで男の娘としての可愛さを存分に見せてくれる。

ちまさんちの小箱/ふかさくえみ/芳文社『まんがホーム』連載

芳文社『まんがホーム』2009年6月号94ページ左2コマ目

小物屋「ちまさんち」を営むちまさんと,そこに集う小物好き少年少女たちの話。可愛くも非現実的なマスコットキャラたちと,小物屋という小さく閉じた空間が演出する,何気ないけどファンタジーな日常。落ち着かないようで安心する雰囲気が心地良い。それでいてキャラの動きはダイナミック。狭いコマの中を,時に大きく,時に小粋に動き回るキャラ達に,「マルラボライフ」に通じる作者の手法を読み取ることもできよう。

ふぁみにゅ?/夢枕人しょー/芳文社『まんがホーム』連載

芳文社『まんがホーム』2008年6月号40ページ左3コマ目

両親の渡米で一人残された娘・若菜。同級生のすみれときいろが住む下宿に入ったが,この下宿にはみんなで「家族ごっこ」をするという決まりがあった。至らなさを自覚しつつ少しずつ「母」になる若菜,女というギャップがありながらも「父」を務めるすみれ,甘えんぼキャラを存分に発揮する「息子」のきいろ。三人に与えられた役割と本来の姿との対比や重なりで描かれる日常は,時に可笑しく,時に感動的で面白い。

ひとみとコットン/ワカマツアツト/芳文社『まんがタイムファミリー』連載

芳文社『まんがタイムファミリー』2009年5月号68ページ3コマ目

箱入り娘なひとみさんには最近気になる人がいます。その人は……ニワトリの着ぐるみさん? 太く丸い線でひとみさんの可愛らしさを見せつつ,おバカかつコミカルに演出される彼女の盲目的な恋模様が楽しい作品。着ぐるみさんの中の人・山下さんも魅力的。ヒロイックにひとみさんを助け・からかい,体は見せても素顔だけは決して読者やひとみさんに晒さないその姿に,ミステリアスな王子様キャラが加速していく。

さんかくぱんち/310/Webコミック連載(作者サイト内)+サークル《ROOM#310》発行:2008年8月24日

『さんかくぱんち』表紙
高校生の少年少女たちの青春群像劇的4コマ。変わり者たちの笑いあり友情あり恋ありの日々は,個々のキャラのその変わりっ者ぶりが楽しく,しかしその恋模様は決して覗くことができない相手の心に不安と切なさをかき立てる。男子をカッコよく女子を可愛く描く端正な描線も魅力。

作者は竹書房とlivedoorの合同新人賞「第2回Y-1グランプリ」にて「ワケありメガネ」が最終ノミネート作品に選考,その後も竹書房誌にて少しずつ作品を発表し始めている。この先が楽しみな作者。

Fleur/和錆/サークル《W.label》発行:2009年4月26日

『Fleur』表紙

6つの果物を女の子に擬人化。美容の秘訣は塩水のリンゴさん,先がいくつにも分かれたスカートのバナナさん,大きな胸のブドウさん――。言動・服装・容姿にそれぞれの果物らしさが現れた姿がみずみずしく美しく,しかしその裏にあるお茶目で女の子な姿が楽しい作品。

作者は一迅社の新人賞「第1回まんが4コマKINGSぱれっと大賞」に「うさぎさん大侵略!!」で入選。本格的なデビューの日が待ち遠しい。

うら★うらら/板倉梓/サークル《WATTS TOWER》発行:2009年5月5日

『うら★うらら』表紙

クラスメイトのうららさんからの告白をOKした夏彦くん。しかしうららさんは男に変身できるホモ好きな子で,彼女は男の姿で夏彦くんに「犯させろ」と迫る。うららさんのあけすけな発言の数々に,女の子モードの可愛さと後ろの貞操との間で葛藤させられる夏彦くんの姿が可笑しい作品。

今作は4コマ誌でストーリー作品を描いてきた作者が4コマ作品も描くことになるきっかけとなった作品でもある。今後の発表作品も楽しみ。

10作品を眺めながらつらつらと

COMITIA常連な買い専の方々には「どの作品も知ってるよ」ってのが多くてあまり面白くないリストかもしれません。それは頭下げて認めます。

10作品中7作品は昨年の「4コマ漫画ナツ100」から選んでます。そのうち5作品が4コマ誌連載作品です。昨年の時点ではまだゲストだった作品もあるわけですが,1年経っても単行本が出ていないというのは実に4コマ誌らしいなあと思います。

4コマ誌作品については「萌え系とファミリー系からバランスよく選んでみよう」とは意識していましたが,出版社がここまでキレイに芳文社に偏るとは……少しだけ思ってました。「お前どれだけ芳文社好きやねん」というツッコミはごもっともかもしれませんが,芳文社が新人を受け入れる土壌を広く持っており,事実積極的に新人を登用しており,その結果として当たる数が多いこともあるのかなあと思いました。

一方で,4コマ誌作品でない4作品の作者については,最近非・芳文社の4コマ誌へ少しずつ露出し始めているように思います。板倉梓氏も芳文社ではまだ4コマ作品は描いてませんしね。

次点は古下えみ「視界良好」(芳文社『まんがタイムラブリー』ゲスト作品)です。作者は芳文社ファミリー誌にちょこちょこゲスト掲載されたりまんがタイムWebの新人コーナーに掲載されたりと活躍を見せ始めています。今後の作品が楽しみな方です。

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