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4コマ誌のススメ ― [1]なぜ4コマ誌を読むのか

概要

  • 4コマ誌は多くの4コマ作品がお手軽に楽しめる媒体です
  • ここでしか読めない作品もあり,自分の琴線に触れるような未知の新作と出会えるワクワクもあります
  • 「面白い4コマ漫画が読みたい」と思っているそこのあなた! 単行本もいいけど4コマ誌も手に取ってみませんか?

本論は長いので続きから。

本論

私は4コマ漫画に関するふたつの声をよく耳にします。ひとつは「面白い4コマ漫画が読みたい」,もうひとつは「4コマ誌って数が多いし名前も似たものが多くてよく分からない」です。

「面白い4コマ漫画」を読むために,ある人は検索なり何なりの手段で売れ筋の4コマ単行本をチェックするでしょう。またある人は,友人や信頼するレビュアーが薦める作品(これも大部分は単行本でしょう)を読むのかもしれません。しかし,「4コマ誌を手に取ってみて面白い作品を探す」という選択肢が取られることは,先の声を聞く限りでは,おそらくあまりないのでしょう。

私は4コマ誌が好きです。そして,私は4コマ誌を通じて多くの「面白い4コマ漫画」と出会ってきました。以前のブログから数えて4年強,4コマ誌の感想を書き続けているのは,個々の作品の面白さだけでなく,4コマ誌が持つこうした「作品との出会いの楽しみ」をブログ読者の皆さんに知っていただきたいと思っているからです。

この連載記事では「面白い4コマ漫画」を読む・探すための手段としての4コマ誌について書いていこうと思います。内容は「単行本と比較したときの4コマ誌のメリットや楽しみ」「4コマ誌18誌の傾向と対策」「どこで・どのように4コマ誌を買うか」といったものを予定しています。この連載をきっかけにしてブログ読者の皆さんが4コマ誌を手に取って下されば,私は嬉しく思います。

さて,4コマ誌には単行本と比較して,以下に挙げるメリットや楽しみがあります。(4コマ誌に限らず漫画雑誌一般に言える事柄もいくつかありますが,ここでは「4コマ誌」で統一します。)

  1. 1冊で多くの作品が楽しめる

    雑誌により多少上下しますが,4コマ誌には1誌あたり約30作品(各作品は4~8ページ)が掲載されています。これだけの作品が読めて約300円というお値段は,「価格対作品数」という観点で見れば,コストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。さまざまな4コマ作品に触れてみたい読者にとって,4コマ誌は選択肢のひとつ足り得ます。

  2. 4コマ誌を適切に選べば,質が確保された作品がさほど労なく読める

    しかし,作品数だけで見れば,最近では同人やWebにも作品があふれており,その前に4コマ誌は及ぶべくもありません。この世界から自分好みの作品を見つけだすこともエキサイティングな営みです。しかし,質は玉石混交,所在もてんでバラバラな無数の作品の中から自分好みの作品を発見するためには,読者は相当な労力を割かなければならないでしょう。

    4コマ誌は,編集のフィルタが入り,雑誌の形で1冊にまとめられることで,「質」と「集約」というふたつの問題がある程度解決された媒体だと言えます。「知らない4コマ作品に触れてみたいけど頑張って探すのは面倒」という読者にとって,4コマ誌は格好の手段です。

    この時に注意しなければならないのは,いわゆる4コマ誌の「色」や「雰囲気」です。現在,4コマ誌は総勢18誌(ファミリー系と萌え系のみカウント,増刊除く)あり,各誌に掲載されている作品の傾向も異なります。お金と時間を無駄にしないためにも,読者にはこれらの中から自分好みの4コマ誌を選ぶことが求められます。とはいえ,18誌もあったら,どの4コマ誌に自分好みの作品が掲載されているかを知るのは困難です。これらの4コマ誌の「色」や,実際に自分好みの4コマ誌をどのように選べばいいのかについては,また別の機会に書こうと思います。

  3. 4コマ誌でないと読めない作品がある

    市中に出回っている4コマ誌連載作品の単行本は,4コマ誌に掲載された全ての作品のごくごく一部に過ぎません。なぜなら,4コマ誌連載の4コマ作品は,週刊少年誌連載作品のようには,必ずしも単行本化されるとは限らないからです。ページ数が単行本の分量に満たないまま連載が終了したり,分量は十分なはずなのに単行本が刊行されなかったり,何巻かは刊行されたけど続刊が刊行されなくなった,などということは,4コマ誌連載作品では日常茶飯事です。

    この事実を目にしたとき,自分の好きな作者が4コマ誌で連載をしている場合に「単行本が出るまで座して待とう」というスタンスは危険だと分かります。なぜなら,作者がよほど実績のある作者でない限り,その連載作品の単行本が出るとは限らないから! この場合でも,最低限4コマ誌さえ手に取れば,読者はその作品に触れることができます。また,ちゃんと4コマ誌を買えば,連載の継続と単行本化の願いを込めたアンケートを送ることもできます。単行本で大ブレイクするような4コマ作品も,特に単行本化されるまでは4コマ誌読者の声に支えられているのです。

    また,4コマ誌には毎号それなりの数のゲスト作品が掲載されます。そして,ごくまれに,自分の琴線に触れる作品と思いがけず出会えることがあります。その時の喜びがまた格別なのです! こうした「未知の新作へのワクワク」は,単行本では決して味わえない,4コマ誌ならではの楽しみと言えます。

以上をまとめると,4コマ誌は「多くの作品がお手軽に楽しめる」「ここでしか読めない作品がある」「未知の新作へのワクワクがある」媒体と言えます。4コマ誌を単に「単行本で読みたい作品のカタログ」と捉えることもできましょうが,それだけではもったいないと思えてくるでしょう?

さあ,「面白い4コマ漫画が読みたい」と思っているそこのあなた! 単行本もいいけど4コマ誌も手に取ってみませんか? ……おっと,まだ「4コマ誌って数が多いし名前も似たものが多くてよく分からない」という声がありましたね。次回ではそんな悩みのために「4コマ誌18誌の傾向と対策」を見ていこうと思います。

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コメント

#380: Re: 4コマ誌のススメ ― [1]なぜ4コマ誌を読むのか

  • スズメ
  • (URL)
  • 2009年03月19日
  • 21時37分
  • 編集
数えてみたら16誌しか読んでないことに気づいてしまった(しか?)。
一迅社の雑誌はなかなか触れる機会がないので、傾向と対策を楽しみにしています。

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