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芳文社『コミックエール!』VOL.10

1月発売分。アンケは発売直後に送ってるんだけど,感想を書き残してた。

今号もろくこ「リトル・リトル」が休載。残念すぎる。次号も掲載されないようだし……。

【二本立て・最終回】山田J太「ぎふと」
ぎふとについて色々臭わせて最終回。続きはドラゴンエイジでお楽しみ下さいってどういうことなの……。複雑な感情が独特のコマ割りで臨場感を持って伝わってくる,とてもいい作品だった。それだけに移籍は残念だし,雑誌にとってもこれは痛手だと思う。
【最終回】仙石寛子「赤くない糸」
互いに互いを好きなことにまだ後ろめたさを持つ姉弟。それでも「いつか」別の人を好きになるまで,お互いに好きでいたい――。ああ,素敵な〈死にたがり〉作品だった。「普通じゃない」自分の想いを抱いたまま,あなたと一緒に消えてしまいたい,そんな苦悩が儚い線といわゆる〈起承転結〉を排除した4コマ淡々と切なく描かれる様がしみる作品だった。この才能を発掘し活躍の場を与えただけでも,エールという雑誌は価値があった,私はそう思う。(←気が早い。)
作者の前作「背伸びして情熱」も4月7日に単行本化されるとのことで,今からめちゃくちゃ楽しみ。今作も単行本化を切実に希望。
【ゲスト】黒渕かしこ「カメリア≠コンプレックス」
無口小動物系のつばきさんの面倒を見ることになった生徒会の入江くん。彼は彼女が教室に現れない理由を知ってしまい――。互いの告白シーンの無防備さが青い,青すぎる。互いに赤い顔で対面するシーンとか,守りたい感情があふれてくる。この作者は短編作品の方が読みごたえがあるなあと思う。
【ゲスト】MINCE PIE「海と泡沫」
「すいへーりーべ!」の人という認識でOK? クラスで一番大人びたあの子に海に誘われた私。少女から「女」になりゆく自分の体を嫌う彼女に私は――。外っ面は百合姫だけど,テーマはコミハイ,少女二人の描かれ方はエール的。「女」や「汚れ」という言葉を使ってストレートに,それでいて肉体描写の方は清潔感を損なわないという,絶妙なバランス感。少女二人の会話のやり取りも丁寧だなあ。
【ゲスト】結桐たかし「君が幸せであるように」
幼い頃に転校で別れた幼なじみのキミ。別れ際に4つ葉のクローバーを渡せなかった思い出を携えて,今日僕は10年振りにキミに再会する。僕じゃない誰かと結婚するキミに――。ああやめてやめて「もしもあの時に僕が」+「キミの幸せを願うよ」系の幼なじみものは。バージンロードの「キミ」を見つめる「僕」のモノローグのもの寂しさ→「キミ」の今とあの時の視線が重なるラス前2ページとか泣きたくなる。ああやめてやめて。

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