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すいーとポテトが選ぶ2008年の4コマ作品10×3 ― [2]2009年はこの作品に注目!

タイトルままの10作品。基本的に一作者最大一作品。各作品紹介文の第一段落は,ほぼ『四文甘書 第二号』の「4コマ漫画ナツ100」からのコピペです。

私の「これ好き!」と,2009年中に単行本発売まで漕ぎつけそう(あるいは既に2009年の単行本発売が決定している)かどうかを加味して作品を選んでます。

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仙石寛子「仙石流 御伽話」

芳文社『まんがホーム』連載。オムニバスで描かれる不思議なお話。人間に恋する青虫,新盆に帰ってきた大切な人,自分を飲んでもらいたい「お酒さん」――。それぞれの愛の距離,または覚悟,あるいは自己犠牲的な姿が,いわゆる「起承転結」を排除した4コマと消え入りそうに儚い線によって切なく描かれる。

作品のwhat+howで見れば,今の4コマ界では間違いなくオンリーワンな存在。同人活動で見せてきたこの作風が,商業誌ではどこまで見られるのかが気になるところ。『コミックエール!』で連載が終了した姉弟恋愛4コマ「赤くない糸」と合わせて,作品がひとつの本にまとまることを切実に希望する。

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橘紫夕「となりのなにげさん」

芳文社『まんがホーム』連載。日常の「困った」に颯爽と現れては解決してくれる,彼女の名前はなにげさん。ただただ彼女のキャラに魅かれる作品。どこからともなく道具を取り出し,予想の斜め上を行く方法で助け,得意げに去っていくなにげさんの姿が,シンプルな線と相まってくっきり刻まれる。

2008年の橘氏は,『ハムスペ』復刊にともなう「でかポメ」復活だけでなく,今作のようにファミリー4コマ誌での活躍が広がっていったのも印象深い。他のファミリー誌では,橘氏は竹書房『まんがくらぶ』にて虚弱女子高生4コマ「ひよわーるど」を連載している。

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ふかさくえみ「ちまさんちの小箱」

芳文社『まんがホーム』連載。小物屋「ちまさんち」を営むちまさんと,そこに集う小物好き少年少女たちの日常。非現実的存在と閉じだ空間が小物屋の中をファンタジックに演出し,ムズムズ落ち着かないのに心地良い雰囲気を出している。キャラたちが狭いコマの中で見せる大きな「動き」も特筆。

マルラボライフ」から入った人間としては,今後もファンタジックな雰囲気と「動き」をどう見せてくれるのかが気になるところ。また,電子コミック方面でも,ワンコミ連載の「よもぎ町パンタグラフ」が楽しみ。

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田川ちょこ「ひかるファンファーレ」

芳文社『まんがタイムジャンボ』連載。トランペットに憧れて吹奏楽部に入った少女・ひかる。しかし彼女に与えられた楽器はチューバだった――。チューバの大きさに苦労するひかるの姿がおバカで,しかし徐々にチューバ愛に目覚める姿が良心的。合宿やコンクールといった学生的要素も混ぜ,吹奏楽部の日常を楽しく見せてくれる。

単行本1巻が3月7日に発売。直近3か月では,私の中で最大の期待作品。

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荻野眞弓「白衣とリボン」

芳文社『まんがタイムジャンボ』連載。白衣&メガネの理系男子・モリソバくんと,白衣フェチ&メガネフェチでロリータなゆりちゃんが,交差点でぶつかって恋に落ちて――。愛にバイアスがあるけれど,ゆりちゃんは理系男子の女神様。理系の苦労を受け止めてくれて,しかも「僕」だけのことを好きでいてくれる。至極のラブ甘。

別作品,腰かけ35歳OL4コマ「たまのこしかけ」は,単行本1巻が2月7日に発売。今作も早く単行本化されないかなあ。

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ワカマツアツト「ひとみとコットン」

芳文社『まんがタイムファミリー』連載。ひとみさんには最近気になる人がいます。その人は……ニワトリの着ぐるみの人? 太く丸い線でひとみさんの可愛らしさを見せつつ,おバカかつコミカルに演出される盲目的な恋模様が楽しい。決して素顔を見せない着ぐるみさんは,謎が深まるごとにキャラが加速する。

竹書房誌での「カエルと若奥様」のデビュー以来,ずっと追い続けている方。最近は竹書房誌では描かなくなったけど,芳文社誌では着実に活躍の場を広げている。今後も楽しみ。

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オザキミカ「日めくり恋模様」

芳文社『まんがタイムスペシャル』連載。惚れっぽい高校生男子・若狭くんの惚れてはフラれる日常。軽い,けど惚れたら全力,それゆえフラれ姿が滑稽な若狭くん。彼のそんなおバカさを,4コマ何本にも渡って徹底的に見せて楽しませてくれる。今後は彼の友人・乃子さんと一直くんの恋模様も気になるところ。

前作「だてまき。」が単行本2巻を待たずに終わってしまったので,今度の作品は大事にされて欲しい。また,最近のオザキ氏はケータイコミック方面も気になるところ。

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東屋めめ「リコーダーとランドセル」

竹書房『まんがくらぶオリジナル』連載。背が高い小学生の弟と,背が低い高校生の姉,そんな二人の日常。外見と内面のギャップによる誤解でもって姉弟のキャラ見せてくれる作品。特に弟くんは,同級生と一緒にいるだけで不審者扱いされたり,その一方で大人のおねーさんを惑わせたりと,上から下まで幅広い絡みが楽しい。

単行本1巻が3月27日に発売

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野広実由「うちの姉様」

野広実由『うちの姉様(1)』

竹書房『まんがくらぶオリジナル』連載。鈴音お姉ちゃんは僕たち兄妹の自慢。カッコいいし頭もいい。だけど時々変なんです――。鈴音の天才肌・マイペースゆえの意味不明な行動に振り回される兄妹で楽しませてくれる。平気でパンツを見せる姿にも,連載誌を考えると「これが新しいスタイルの女性なのか!」と深読みしたくなる。

単行本1巻が1月27日に発売。

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碓井尻尾「店長の憂鬱」

竹書房『まんがライフオリジナル』連載。回転寿司屋の店長・店員たち・客たちの風景。タイトル通り,テンション低めな店長と,暴走する店員たちとの絡みが面白い。演出もダウナー。感嘆符無き店長の叫びからは,ウンザリさと投げっぱなし加減を感じる。ここに店長と客の絡みが箸休めとなり,やる気の無い店内が可笑しく続いていく。

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