2010年01月の記事

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竹書房『まんがライフMOMO』2010年1月号・2月号・3月号

【ゲスト(1月号)】板倉梓「あいたーん!」
東京からド田舎の学校に引っ越してきたちょっとタカビーな少女・小夜子の新しい生活。彼女にペット認定された田舎少年・耕助と,田舎ぶり(というかブタ)に戸惑う小夜子,双方が相手の〈常識〉に戸惑ってるところが可笑しい。小夜子の方がグイグイ引っ張ってくれそうな印象。また読みたい。
ももせたまみ「せんせいのお時間」
3月号はバレンタイン。表紙と巻頭のみか先生が可愛すぎる件について。表紙はピンクのお洋服に赤リボン,巻頭はチョコ色と白のコントラストのメイド服だと……! 本編は小林の百合俳句が天才だと思った。直接的な言葉を使わないところに風情がある。
樹るう「ポヨポヨ観察日記」
3月号はぬいぐるみ作り。こだわりに喜びこだわりを喜ばれるみんなの笑顔が楽しくてよい。そして等身大ぬいぐるみ付きの限定版単行本8巻が予約制で7月27日に発売。3,500円といういいお値段だけど,限定版7巻の手乗りポヨと同じところが作るとのことなので期待せざるを得ない。予約は4月9日まで。
須田さぎり「俺の眼鏡を知らないか?」
3月号は幸壱の弟でショタメガネの幸弥が登場。兄よりも女っ気があるとか兄の立場ゼロだね! あれ,目から汗が……。てか幸弥は「小山内お姉ちゃん」と密室の授業をすべきだろ……!
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芳文社『まんがタイムオリジナル』2010年1月号・2月号・3月号

【新連載(3月号)】小坂俊史「球場のシンデレラ」
2月号で「ささきまみれ」が連載終了となった作者だが,早速3月号から新作で新連載。体育大学志望の少女・児玉郁代。合格発表の日に彼女の元に届いたのは大学の合格通知ではなく,なぜか女子プロ野球からのドラフト指名で――。〈常識〉人がアレなことに巻き込まれ系の作品。〈非常識〉を担っているのは監督だけど絶対的ではない。それは彼が何回か垂らしている冷や汗から見てとれる。要するにどのキャラからもダメさが漂ってくる「せんなれ」的作品。今作の方がくらオリの新連載よりもよっぽど「オーソドックス」に思う。
ふじのはるか「ヤング松島喜久治」
経理部長の娘・澄香とお見合いをする喜久治。変わり者の彼女が気になってその後もうっかり彼女と会ってしまう喜久治。かわすかと思いきや絡め取られそうな喜久治にえええええええ! 喜久治が公私の間で揺れる姿を描くところがこの作者らしいというか。今回の彼は「私」として決断を下してくれるに違いないと信じて次回を待つ。あと澄香は逃げても追いかけてきてくれる男性が好みと見た!(勝手な解釈
森ゆきなつ「タマさん」
猫カフェでバイトするふみかと楓。お客様には杏。そしてキャットタワートンネルをくぐって猫になっちゃった楓と杏。楓は異常事態に危機感バリバリなんだけど彼女以外に誰も危機感を持ってないのが可笑しい。「猫磁場」って何ぞwww あと人間に戻った瞬間の杏の上着のシワがとてもエロいと思った。
魔神ぐり子「ひよりすと」
1月号を読んで「姉・ひよりにいかがわしい妄想を膨らませる妹・なつめも大概変人だな」と思ったけど,2月号でそれを上回る変人の母が登場。強権で家族(主に草介)を恐怖に陥れる姿が強烈なキャラ。しかも3月号では草介のクラスメイトが変態言動を見せてくれるし。作者のエンジンがかかってきたな。
みなづき忍「先生のたまご」
1月号は忘年会。実は酒豪なたまこ先生可愛いです。2月号は初詣。コート姿で家から出てくるちんまいたまこ先生可愛いです。3月号はバレンタイン。女子生徒からチョコを貰って目をキラキラさせるたまこ先生可愛いです。つまりはそういうことです。
山口舞子「ふたりぽっぽ」
2月号・3月号ではぽっぽたちの母親が登場。こばとの母・和は大ざっぱ,くるりの母・まるりはほんわか系。母娘で目元が似てるなあ。母娘とも仲良くケンカする様が微笑ましいなあ。作者はMOMOでも「カギっこ」という実にファミリーな4コマをやってくれたけど今度の家族も楽しみだな。

芳文社『まんがタイムスペシャル』2010年1月号・2月号・3月号

3月号から表紙が胡桃ちの「ミッドナイトレストラン7to7」に変わった……のかな? 少なくともこの号ではちるみさんが占める面積が小さい。

桑原草太「ココロ君色サクラ色」
1月号は小春ママ・スミレさんと小春と葉介。二人は母親公認のカップルだったのか! いいぞもっとやれ。スミレさんの乙女趣味が作品の雰囲気とピッタリすぎて悶える。絶対この人森に住んでるって。「紅心王子」と比べるとこの作品は〈悪意〉のなさが特徴的だよなあと思う。次は4月号に登場。
吉田美紀子「えんれんCafe」
2月号は大ちゃんとの逢瀬を妹・美香ちゃんの病気でキャンセルする恭子ちゃん。電話口で恭子ちゃんに適切なアドバイスをする大ちゃんの真摯さに惚れる。彼の涙を癒すメールが姉妹のコラボになってる点も良心的だよなあ。4月号で最終回。
【新連載(2月号)】小谷あたる「早乙女寮別館ものがたり」
作者の4コマ作品は今作が初だったりする? 女学校に転校してきた松子は,その女子寮での暮らしにあこがれるも,案内されたのはオンボロ別館。そこにはオカマの寮母や軽薄そうな男理事長もいて――。柔らかな少女漫画的4コマ漫画。明治~大正的にノスタルジックな雰囲気は嫌いじゃないぜ。まわりに花を浮かべる大家さんが本当に女性に見えて困る。子供キャラはほっぺが実に柔らかそうである。お手伝いのちかちゃんの犬耳に誰もツッコミを入れない点にファンタジーさも感じる作品。期待。
【新連載(2月号)】口八丁ぐりぐら「キミ待ち!」
恩人を探してそば屋「こかげ庵」を訪れた少女・陽菜。その人に会うために,彼女は店の主人に住み込みで働かせて欲しいと申し出るが――。ちょっと重めの作品。陽菜まわりの人間模様が既にがっちりしている印象。これは〈時間的な成長〉の物語になりそうだなあ。常連リーマンくんたちはどう絡んでくるんだろうか。
【新連載(2月号)】おおた綾乃「おすすめ!看板娘あんちょこ」
幼なじみの杏と千代子は和菓子屋と洋菓子屋の看板娘。和洋の差,正反対の性格,そして好きな人が同じというライバル関係の二人。彼を狙って仲良くケンカする様が,作者独特の高いテンションと相まって実に楽しい。これまでのおおた作品の中で一番好きになれそうな予感がする。楽しみ。
【ゲスト(1月号・3月号)】テンヤ「ほのか しっかりしなさい!」
3月号はみんなの将来の夢。ほのか先生が昔からの夢を語るシーンの表情が無駄に色っぽい。園長先生との絡みもあって仕事を頑張ろうとする姿が健気でいいキャラだよなあ。まだまだ読みたい作品。
【最終回(3月号)】安堂友子「瞬け!シャイン」
最終回とかありえん……。理屈的なギャグが実に面白い作品だった。3月号は「穏健派の塩胡椒」に吹いた。何だよ「穏健派」ってw 最後をビクニさんで締める辺りも実にキレイ。いい作品だった。単行本は出て欲しいなあ。
【最終回(3月号)】柳田直和「千秋ツーフェイス」
最終回にして父母登場。「最終回」とか作者登場とかメタってるぜ作者w この父母の内外ヅラにしてこの娘あり。この絡みはもっと早く見たかった……! いい作品だった。

竹書房『まんがライフセレクション むんこスペシャル』

1月発売のライセレ。「がんばれ!メメ子ちゃん」「まい・ほーむ」の再録を中心とした増刊号。むんこグッズ福袋プレゼントアニメ制作実況漫画50問50答,表紙イラストコレクションなどの企画もあり。併載陣は橘紫夕,佐藤両々,藤生,渡辺圭祐。

福袋には同人誌『だんなぼん』『ペーパードライヴァーズコミックス』シリーズも入っているとのこと。両作品って割と近年の作品なのかなーと思ってググってみたら他にはあまり同人誌を出してないっぽいことが分かった(「ヨコハマ買い出し紀行」本と曙はるとの合同誌くらい?)。COMIC ZINには『だんなぼん』はまだ置いてあるのかなあ。

次号は東屋めめスペシャル。2月22日発売。「ご契約ください!」「まぐ♠ばぐ」の他,トリビュート企画,未発表原稿「僕ら!!」,人気投票結果発表,作者ロングインタビューなどを収録。トリビュート企画に仙石寛子の名前があってみなぎってきた。竹書房誌での登場は初かな。

竹書房『まんがくらぶオリジナル』2010年1月号・2月号・3月号

新人4コマサバイバルは大川真喜子「陸×カメ!」が3月号で脱落してなんかもう色々と懺悔&後悔……。こうなればラブリーでの連載化に向けて応援するしかねーべ。

【ゲスト(2月号)】楠見らんま「いとおかし」
駄菓子屋で働くあおいちゃんは町内のアイドルだけど実は男の子。男の娘4コマがくらオリにも登場とか……! なよっとした外見とか仕草とかフリフリ女装とかたまりませんちょおおいしいです。姐さんキャラのみどりさんがいるからあおいが一層可愛く見えてもう……! 是非また読みたい。もりっとアンケート出す。1か月遅れだろうが構わず出す。
みずなともみ「みもりろっくおん!」
3月号はバレンタイン。今野くんにチョコを渡せないみもり。でも綿密なリサーチとポジティブさは失わないみもり。みもりが今野くんに近づきすぎたら彼の方から離れちゃうだろうし逆に,彼女が彼から離れすぎたら彼女はただの純な子だしで,二人の距離が絶妙だよなあと思う。
田川ちょこ「ももかすいっち」
こちらも3月号はバレンタイン。義理チョコ「地獄」に反応するとかどんだけMなの……。桃花さんは浮つきを上司に怒鳴られれば逆に喜び,小柴さんはスパイのごとき観察眼でチョコ事情を把握し,椎名さんは女子に対しても揺るぎないSっぷりを発揮する。三者三様の〈非常識〉が描かれる中で,それでも微笑ましさが残っているところがやはり絶妙だなあと。

自分が4コマ作品を読む上ではキャラの〈常識〉さと〈非常識〉さに目が行くのだけど,上記後者二作品は主人公の〈非常識〉さをうまく中和して作品をコミカルに仕上げてるよなあと思う。それを踏まえて,最後に,1月号で連載が終了した「やまいだれ」の後釜作品について。

【新連載(2月号)】小坂俊史「オフィスのざしきわらし」
さて色眼鏡を外して……と。中途入社したOLの笑子(えみこ)さんは,仕事はできないけどその容貌は座敷わらしのよう。名前もワラシと読めなくもない。彼女は皆を幸せにしてくれるのか? 彼女が去った会社は倒産するとの話もあり,自覚はないけどふてぶてしく社にはばかる笑子さん。……ゴメンこの時点で「ささきまみれ」と同じニオイがする。
そして最後まで読んで確信に至った。作者作品の〈非常識〉さが悪い方向に結実してしまってるよなあコレ。自身の〈非常識〉さに無自覚かつ外部からの指摘があってもそれを自覚できないキャラは不快以外の何物でもない。いやそれは言い過ぎだな。彼女と同じくらいに〈非常識〉な存在がいれば見方が変わる。「ハルコビヨリ」のハルコに対するやっさんのように二人でバランスが取れる。でも今の先輩OLたちは彼女の〈非常識〉さに太刀打ちできていないどころか彼女に加担してて倍率ドン。
ここまで2月号だけ読んで書いたけど3月号読んでちょっと和らいだかなと思ったら最後の「ドーラクな会社ですねえ」でネガティブイメージが凝り固まった。もうダメだ誰か助けて。俺はこんな小坂作品が読みたいんじゃない……。それともアレですか俺のようなM1前半層の人間はハナっからこの作品の対象読者と考えられてなくて女性だと楽しく読めるとかそういうことですか。てかもうそう思い込むことにしたよ!
ライバル会社の貧乏神的刺客がこの会社に何度もやってくるもその度に笑子さんの座敷わらしぶりではなく非常識ぶりにしてやられるような展開を妄想しながら寝る。

竹書房『まんがライフ』2010年1月号・2月号・3月号

【新人企画(2月号)】『まんがライフ』新人4コマバトル!!
いつもの感じの新人企画。けんち蛍「ふたりの時間♥」は12歳年の差夫婦。ラブラブものは嫌いじゃないぜ。幼妻さんの笑顔がもっと映えるといいよなあ。杉原タカト「センセとアシオレ」は美人漫画家とアシくん。さばさばしてる働く女性なキャラが魅力的。惚れます姐さん。忍田鳩子「キャバはじめました」は新人キャバ嬢。ド素人な主人公を受け入れる雰囲気は好印象。喜怒哀楽の表情がハッキリすればもっと明るくなるのだろうか。
というわけで杉原タカト「センセとアシオレ」を推したいのだけれども,3月号の次号予告で答え合わせしたら勝者は忍田鳩子「キャバはじめました」だった。むう。
【ゲスト(2月号)】あづま笙子「かてきょん」
マジキュー畑の人? おバカ女子高生についた家庭教師は小学五年生の天才少年。シンプルに楽しい作品ってのは目で表情を変えるよなあとつくづく思う。「女子高生フェチ」とか言っちゃう余裕とマイペースさが女子高生さんのおバカさをよく表してるよなあ。「先生」の言葉に照れる小学生君と茶化す女子高生さんの掛け合いも微笑ましい。いい距離感の二人。また読みたい。
【ゲスト(3月号)】安西理晃「お姉ちゃんが来た」
父の再婚で姉ができたけど彼女はブラコン気味でストーカー気質で。ジト目と三角口の表情を崩さずに弟に迫る姉には暗い恐ろしさがある。そんな彼女にひたすら苦労する弟くんの百面相ぶりが楽しい。二人のキャラと描線にはどことなく少年漫画っぽさを感じなくもない。また読んでみたい。
【ゲスト(3月号)】坂井恵理「にゃくまくん」
聞いたことがある名前だと思ったら「北池袋かすみ荘」の作画を担当してた人か! ネコの悪魔で「にゃくま」。人間を不幸にして来いと命じられた落ちこぼれネコ悪魔が人間界で出会ったのはスーパーラッキーガール。彼女を不幸にせんと手を尽くすも逆に自分が不幸になるにゃくまの可笑しさよ。描線の丸さとコミカルな動きも可愛いねえ。女の子の方はその瞳がちょっと怖い……。はっ、実は女の子の方が悪魔なのか!(違 また読んでみたい。

芳文社『まんがタイムファミリー』2010年1月号・2月号・3月号

3月号から目次4コマが佐野妙「小悪魔いもうと」に。作者作品ではこれまでになかったキツめの女子キャラだけど,女子の「女」らしさという点に作者らしさを確かに感じる。

おーはしるい「リフォーム!」
12月号からの連載。PC事務が得意な赤城さんと笑顔の接客が得意な青木くん。能力はピッタリ補完。でも人間性の相性はかみ合わない二人。この凸凹でしばらくドタバタをやってくれそうな予感。赤城さんの「モヤモヤ」が何を引き金にちゃんと意識されるかが見ものですな。
【新連載(1月号)】水谷フーカ「うのはな3姉妹」
11月号12月号のゲストを経て連載化。豆腐屋の三姉妹の日常。頼もしい(けど怖い)・おてんば・ほんわかと三者三様のキャラがうまく生きてるよなあ。各話にワンポイント入る桜の同級生・南田くんも,彼女に素直になれない様が可笑しい。
【ゲスト(1月号・2月号)→新連載(3月号)】楯山ヒロコ「椿さん」
12月号からのゲスト掲載を経て新連載。優秀な家政婦・椿さんと彼女が仕える一家の日常。優秀さだけでなくサスペンスドラマ好きってところがお茶目。ちょっぴり乙女入ってる祖父やちょっと不真面目な孫とのやりとりも楽しい。祖父のこのキャラももっと見たかったりする。
【ゲスト(1月号~3月号)】分茶「きょうも幸あれ」
父子家庭で育てられた妹・幸子とその家族および周囲の人々の日常。丸い描線でほわっと描かれる幸子の可愛いこと可愛いこと。父子家庭というシチュながらほんわかした雰囲気がいいなあ。幸子の兄・準を想うクラスメイトの桜さんもグッド。赤面おいしいです。また読みたい。
【ゲスト(2月号)→新連載(3月号)】水谷ゆたか「ひなたフェードイン!」
久々のゲスト掲載から連載化。色々とおめでとうございます。結婚式場でバイトするひなたさんの日常。他人の結婚式でボロ泣きできる自分としては2月号ラストのひなたにグッと来るね! そんなひなた自身は細い線もあってか幸薄そうで守ってあげたくなるね!
【最終回(3月号)】北条晶「はっぴぃママレード。」
父と母の馴れ初めを今の相羽くんと大崎さんに重ねてハッピーエンド。親父,カッコ悪いように見えてめっちゃカッコいいじゃないか……! と,最後こそシリアスな話だったけど,この作品はさなえさんの二面性が楽しかった作品だなあ。母らしくない魅力と母らしい安心感を入れ替わり見せる彼女が好きだった。いい作品だった。
【最終回(3月号)】ワカマツアツト「ひとみとコットン」
着ぐるみさんは着ぐるみ同好会の部長で,実はひとみさんと同じ大学。出会いではひとみさんに誤解されたけど,彼の素晴らしい着ぐるみ劇に誤解も解け,3月号では雪中の逃避行(誇張あり)の後に着ぐるみさんのプロポーズチックな言葉。二人の素敵な愛の軌跡がまた1ページ。これで最終回で単行本も出ないなんて微塵も信じられないし信じたくない。何故だ,何故なんだ……。作者の復活を全力で待ってます。

芳文社『まんがタイムラブリー』2010年1月号・2月号

ふじのはるか「僕は泣く。」
予想通り,「おっとり系の美人さん」は司の兄・逞の元カノ・柊子だったとさ。柊子に浮かれる司と,逞の結婚にショックを受ける柊子と,司のことがムカつく奈江。奈江が最後に見せた「ムカつ」きの表情が意味ありげだなあ。あと3回くらいでこの人間関係をどうまとめるんだろう。
【新連載(1月号)】板倉梓「少女カフェ」
父と双子の娘が営むカフェの日常。「ビジネスチャンス」「ご一緒に~はいかがですか?」と,現実的でしたたかな娘たちが可笑しい。この作者は可愛い顔してひとくせある女子キャラが実にいいよなあ。2月号のバレンタインの話も感動的に締めるかと思ったらそれかw 3倍と言わないだけまだ可愛さがあると思っておこう。
【新連載(1月号)】古下えみ「視界良好」
遂に連載化ですよ嬉しいですねえ。2月号はメガネをかけ始めた小松くん。成田さんの視線の先には小松くん……のメガネ。小松くんがメガネを外せば成田さんの視線は外されたメガネへ。全くぶれることのないそのメガネ愛が可笑しい。
【ゲスト(2月号)】十野七「放課後のピアニスト」
合唱部漫画「すみれの唄」でアフタヌーン四季大賞を受賞した作者がピアノ部4コマで登場。本番だけはめっぽう強いピアノ少女・レミとピアノ部の面々の日常。練習時の音のひどさと,それを気にしない自身満々なレミがいいキャラ。そしていつもながら,描線といいキャラ見せといい,すっきりあっさりした作風だよなあ。不思議な読後感。また読んでみたい。
【ゲスト(2月号)】三好ハツミ「ふたりぐらし」
すっげえ久しぶりの登場な気がする。「儚げキャラ」と体育の三人。「乙女」に憧れるどりぃのキャラに惚れそう。マイペースなミヤコと見事に波長が合った会話も楽しい。まだまだ読みたい。
【ゲスト(2月号)】大川マキナ「ほよほよセキュリティー」
竹書房誌よりも先にラブリーでの復活に超たぎる。アンドロイドなホームセキュリティ・ミトと彼女の主・タカトの日常。この作品はタカトが良い。ほよほよなミトの言動に戸惑ったり苦労したりする表情が楽しい。男子がいる作品は締まりがあるね。是非また読みたい。

竹書房『まんがライフオリジナル』2009年12月号・2010年1月号・2月号

12月号に310氏のダイエット広告漫画が載ってて涙した。お願いだから普通のお仕事を……。

1月号には「おうちがいちばん」連載8周年企画として,8人の作家による「おうちがいちばんトリビュート」が掲載。ひわbyみなづき忍が可愛すぎてもはや別作品やで。

小坂俊史「遠野ものがたり」
色々な方に影響を受けた結果,最新の小坂(および重野)作品は「作者が女子をいかに描くか」というところに注目しているのだけど,遠野の高校生のみどりさんが登場して「おおっ」と思ったのだけど,なのかさんもスキンケアやら美容室やら女子っぷりをアピールしていると思うのだけど,けど,けど,「女子」じゃなくて「女性」だよなあ。将来への不安の無さとかキレイなものへの憧れとか,スレてなさが無いよなあと。きっと自分と作者で「女子」の定義が違うのだと思いこんでおく。あと来月からは普通に読む。
【新連載(12月号)】みなづき忍「ひみつの花園」
連載化キタコレ。姉・紅葉が通うお嬢様学校の寮に住むことになった弟・青葉くんの受難の日々。2月号は男子禁制の寮に先生襲来で青葉くんピンチも女装で攻略。こんなアグレッシブな作品がライオリに掲載されていることに時代が「女装少年」に追いついたことを感じつつ,2007年8月号の柚月もなか「下宿しませんか?」は時代をほんのちょっとだけ先取りしちゃってたんだなあと思った。
【集中連載(1/3)(2月号)】七見水晶改め十野七「鈴木レーベル!」
5月号以来の登場。事ある毎に「鈴木(笑)」と書かれる作家志望の鈴木笑子さんの苦労。名前にトラウマを持って苦悩する姿が可笑しい。PN「笑子るんるん」てお前。いやでも文芸部部長も言ってるけどインパクトのある名前は覚えてもらいやすくて特よ。名前ネタをもっと見たかったんだけど,笑子さんの成長物語っぽくなりそうね。ともかく,別作品ながら四季大賞受賞という名誉を後ろ盾に進め作者!

芳文社『まんがタイムきらら』2009年12月号・2010年1月号・2月号

【ゲスト(12月号・1月号)】高遠のね「天狗ちゃんと、あととり娘」
11月号から引き続きゲスト。12月号はひよから対等に呼ばれたい若葉。1月号は蛍の役に立ちたいひよ。どちらもひよが神様としてではなくひよ自身として周囲に受け入れられていく様がアットホームだなあ。まだ読み足りない。連載になって欲しい。
真未たつや「相沢家のえとせとら」
父母帰る。そして一家で温泉旅行。「たまにしか会えない家族に甘える」シチュに俺は弱いことがよく分かった。
やまぶき綾「Sweet Home」
1月号は右手を怪我する伊織くん。右手の怪我→女性陣の「フォロー」でよくない想像をしたねそこの君! 2月号は猫と猫好きの和奏と猫嫌いの奈々。これまで無敵だった奈々にも遂に弱点が! このパワーバランスの変化は見ものですよ。
【連載再開(2月号)】湖西晶「かみさまのいうとおり!」
久々の掲載。なむの赤飯。さっそくモザイク入りで飛ばしてやがるぜ! 今更ながら誤解を与える言葉の選び方がうまいなあと思う。
【最終回(2月号)】玉岡かがり「ダブルナイト」
楓の積極的なアプローチに追いつめられた稲穂が土壇場でユキに告白して両想いエンド。チューまで進んで終幕。最後まで照れっぱなしの稲穂が可愛らしい。思えばこの作品は稲穂のための物語だったように思う。女装少年と女の子のラブコメディ。良い作品だった。単行本2巻は2月27日に発売。宙ぶらりんになった楓の後日談は単行本の描き下ろしに期待したいところ。

芳文社『まんがタイム』2010年1月号・2月号

2月号の表2にデイリー4コマの広告が載ってて吹いた。

【企画(1月号)】とりかえっ娘4コマ!
4組の作者が自作品を取り替えてクリスマスを題材にヒロインを描く企画。「すいーとるーむ」by山口舞子はゆかりさんの茶目っ気にキュンときた。「アシスタント!!」by川島よしおは有希のキャラ捏造っぷりに吹いた。佐藤両々・森ゆきなつペアはパッと見では取り替えられていると分からなかった……。締めで新年ネタをやってしまった「アサヒ!~動物園に行こう~」by宮原るりはタイトルと床コメントでのリカバリに感服。
東屋めめ「すいーとるーむ?」
2月号では新人バイトの律子さんが登場。まさかのゆかりスキー……! いや,「L16」やら何やらを振り返れば,律子さんが照れ顔でおじぎする一本で気づくべきだった……。 負けるな永井くん! 早速やりこめられてる辺り既に負けてる気がするけどな!
重野なおき「たびびと」
生家にたどり着いたみちる。長い旅もついにゴール。旅の仲間を振り返る一本でこれまでの話が思い出されてグッとくる。次号で最終回。
佐野妙「Smileすいーつ」
1月号は果歩と飯田くんのクリスマス。彼の部屋にこっそりプレゼントを残す果歩が乙女で可愛らしい。果歩へのクリスマスプレゼントを用意していなかった飯田くんの果歩への切り返しも上手いなあ。彼女彼氏しよってからに。こちらも次号で最終回。
かがみふみを「アシスタント!!」
年末進行と単行本二冊同時発売で修羅場モードの小倉先生と有希。有希のことを「女の人」と意識しだした小倉先生がなぜか頼もしく見える。これまた次号で最終回。

次号は上記三作品の他,田中しょう「あさかぜ君」と平ひさし「かつあげ君」も最終回。合計五作品作品数はもとより,芳文社4コマ誌の看板たるタイムで最後の植田フォロワー二人が同時に消える(かもしれない)ことは書きとめておくべきだろう。

双葉社『まんがタウン』2010年1月号・2月号

重野なおき「うちの大家族」
魔女っ子めもりんの最終回とご当地カルタプロジェクト。めもりん愛ゆえに一喜一憂する大吾が可笑しい。だが三冊とはまだまだオタク初級者だね!← 茂雄の物腰の柔らかさも好きだなあ。「あらゆる世代~」の一本がとても安心する。
樹るう「そんな2人のMyホーム」
ヒロ撃退策を講じる父にケータイで対抗する娘。「彼女の家電に電話したら親父が出てきた」なんて時代があったことを考えると,この父娘のやりとりは新しい時代のサンプルとして見ても面白い。父に決して折れない舞の一途さ,女の武器を総動員する舞のしたたかさがいいキャラしてるなあ。
【最終回(2月号)】富永ゆかり「天下無双!恋メガネ」
クリスマスで連須くんと噂になるも結局くっつかないところは天華さんらしい。天華さんがラス前一本の言葉を仕事仲間からではなく恋人から言われる日を想像してしんみりした。いい作品だった。次号から新連載「くるりのこと。」が開始。幼女×猫?
【新連載(2月号)】池尻エリクソン「かしこみっく」
繁華街の真ん中ゆえチャラチャラした連中がやってくる「かしこみ神社」で,彼らの礼儀を実力行使により厳しく正す巫女さんの話。可愛い巫女さんをしてバイオレンス&シュールな作品である点は「ごはん擬人化計画」に通じるものがある。これが作者の持ち味か。一番好きなのは「シネ」→「神社」の一本。こういった理屈っぽさもいいね。

竹書房『まんがくらぶ』2010年1月号・2月号

魔神ぐり子「まごころ。」
1月号は風邪ひき兄妹。死んだおじいちゃんと見える人なまことのコンビが良い動き。本棚の女の子名刺を晒される父ちゃんが可笑しい。絶対祖父・父揃ってスケベ男だよこれ。
智「猫びより!ヒルネちゃん」
1月号はクリスマスパーティー。ヒルネ→ナンの「わたしをもらってください!」の表情の本気さがいいなあ。あとかいとくんの「好きな子に素直になれない男子」っぷりも微笑ましくて好き。女子ズは彼をもっと茶化してもっと動かすべき。
橘紫夕「ひよわーるど」
2月号はお母さんのお手伝いで露店。振袖を着るもーりはその髪形も相まって市松人形のようだ。お母さんがその麗しい姿に似合わないキツい言葉で登場したので吹いた。
佐野妙「森田さんは無口」
2月号はパジャマパーティー。男子禁制,秘密の花園的ないかがわしさといえばこの作者。はだける森田さん,無口らしく悶々とする森田さん,足をどこかに突っ込まれる森田さん。眼福である。3月号から休載入り。再開が待ち遠しい。

芳文社『まんがタイムジャンボ』2010年1月号・2月号

1月号から表紙&巻頭カラー作品が重野なおき「じょしもん」に交代。そして1月号と2月号を合わせると新連載が4作品に最終回が5作品。次号3月号でも新連載1作品に最終回2作品。昨年終盤から起きている大変革はいつまで続くのか。

重野なおき「じょしもん」
1月号では新入部員で微生物好きの少女・ゴッシーが,2月号では生物部の敵たる女性校長が登場。頑張ってる感がにじみ出てる! さてさてゴッシーは実にハッキリキッパリした性格。彼女がその性格で話を引っ張り,時々美々がおマヌケを見せる様が可笑しい。重野氏らしい楽しさのある作品だと思う。だからこそ,このジャンボでは逆に心配になる。例えば,2月号表紙の美々の肌色率(左下の二人と比べてみよう)であったり,1月号で生物部に入部しかけたメガネ君二人の冴えなさであったり。それも杞憂に終わればいいなあと願いつつ,次号からは色眼鏡なしで読もうと今決めた。
【新連載(1月号)】坂巻あきむ「中2限定!? ガールズトーク」
ゲスト掲載を経て連載化。中2女子三人のかしましき日常。ケータイ小説や占いといった女の子的題材でもって見せる三人の女の子ぶりと,ゆず→先生のラブが可愛らしい。
【ゲスト(1月号・2月号)】みなづき忍「太陽君の受難」
まだまだゲスト掲載中。休日出勤と残業。どちらも仕事を知らないからではなく,下っ端としてこんな先輩方を持ってしまったがゆえに苦労する太陽君が可笑しい。苦労人キャラと新人という立場とがマッチしてるよなあ。天真爛漫な妹も可愛い。ケータイの向こうではしゃいで踊る妹の笑顔まで俺は見えたね!←
【ゲスト(2月号)】紗来さら「ハコベエ」
新登場ゲスト。道に迷ってふとカフェに立ち寄ったかんなさん。待っていたのは可愛いもの好きのウエイトレスさんとカモメのハコベエだった――。何も起こらないゆったり日常系の作品。もうちょっとメリハリがあるともっと楽しくなる気がする。再登場するなら,女の子だらけの中でオスのハコベエの動きに期待。
田川ちょこ「ひかるファンファーレ」
2月号の扉絵のひかるが妙にセクシーに見える。それはそれとして2月号本編は吹奏楽部の学年リーダー選考。生徒たちの団結力を引き出す先生がやり手というか何というか。今後は,名目だけかもしれないけどリーダーになったひかるの動きの変化と,彼女の〈時間的な成長〉をどの程度の強さで作品に盛り込んでくるかという点が気になる。

一迅社『まんが4コマKINGSぱれっとLite』VOL.22・VOL.23

VOL.22付録は同号から連載開始のストロマ「フィットネス」のぱれっと本誌掲載分を収録した小冊子。下敷きよりもこういう小冊子の方が付録として嬉しい。

こもわた遙華「ら~マニア」
VOL.22はラーメン通オフ会。普段の引きこもりっぷりからは想像できないリア充さを見せるロッキーに惚れた。「塩ラーメンの神様」なんて滑稽なセリフもラーメンモードの彼が言うと引き締まるなあ。カッコいいじゃないか。単行本1巻が2月22日に発売。
内村かなめ「限定彼女」
退魔師ショーコ襲来。広音を守らんとショーコの言葉攻めをかわし,実力行使にも耐えるちまの強さがいいなあ。VOL.22で広音を元気づけるちまの言葉にもその強さが見え隠れしてるように思う。作者作品にときどき現れる「女性の強さ」にはハッとさせられる。そんなシリアスなシーンがVOL.23のちまの「カイカン」の言葉で一気に崩れるところも可笑しい。
高野うい「あねけん」
VOL.23は同人作家の冬コミ3日間。1日目の早朝待機列で素手を外気に晒してDSをプレイする陸に感服。現実の冬コミ1日目早朝は風が吹いてて妙に寒くてゲームどころじゃなかったなあ……。
【新連載(VOL.23)】古居すぐり「ふたりずむ」
妹ラブな姉・夏流と姉に対して素直になれない妹・春乃,そんな双子姉妹の日常。花の髪飾りをつけている方が夏流よ。VOL.15など掲載の双子姉妹もの「ふたみごろ」と比べると,ハイテンションなにぎやかさは抑え気味に,姉妹の幼い頃の思い出を見せつつ,二人の仲の良さをしっとりと見せている印象。しかし図像的な可愛さとコミカルさは健在。特に夏流が春乃の思い出を振り返る一本がいい。丸目の可愛らしさ,白目のおマヌケさ,線目に潜む謎の自信,無目の奥の戸惑いと,目ごとに異なる楽しさを見せてくれる。好きだなあ。今後も大いに期待。

芳文社『まんがホーム』2010年1月号・2月号

これからしばらくの更新では,積んでた雑誌をタイトルごとにまとめて読んでいこうと思う。

ところで,知人経由で教えてもらい,編集日誌になれませんさんを見て知ったのだけど,タイムグループ誌の「編集人」が加藤夫氏から桜井嗣治氏に代わっている(表4参照)。ちょっと前の雑誌を引っ張って調べてみたところ,2009年10月発売の各誌(ホーム2009年11月号~)から代わったようだ。最近グループ各誌で連載作品の入れ替わりが激しいことも,この交代と無関係ではなさそうだなあ。

【最終回(1月号)】ふかさくえみ「ちまさんちの小箱」
クリスマスのちまさんち。そしてちまさんちのメンバーになるとり子。キレイな最終回だと思いつつも,もっと長く続いて欲しかった……。小さな不思議な雑貨屋で繰り広げられる賑やかなファンタジー。いい作品だった。先日の冬コミでは作者が単行本を同人誌で刊行。詳しくは作者サイトを参照。
【ゲスト(1月号・2月号)】豊田アキヒロ「ゆとりの手もかりたい」
ぐうたらメイド・ゆとりさんと苦労人お嬢様のボロアパート貧乏二人暮らし。お嬢様のお叱りにもその黒目を見開いてふれぶてしく動じないゆとりさんがいいキャラしてる。昨今の作者の4コマ作品を思い返したらお嬢様を狙う同級生が登場して三角関係が形成されるところまで見えたね!← また読んでみたい。
【ゲスト(2月号)】火ノ鹿たもん「こむぎみっくす」
幼稚園児のこむぎちゃんとパパとママの日常。幼稚園の先生にあこがれて背伸びするおませなこむぎちゃんが子供らしくていいなあ。喜怒哀楽の主張が強くて元気なところも好き。そしてさりげなく「にゃいす!」の宣伝w また読みたい。
【最終回(2月号)】森島明子「お江戸とてシャン」
纏を捨てておヒナを助けた虎吉を再び迎え入れるは組。二人をゴシップのネタにしていることはあろうが,虎吉をののしらない江戸の町人たち。いいねえ,どいつもこいつも粋だねえ。美男と美女が江戸で繰り広げた粋と人情の恋愛ドラマ。いい作品だった。単行本は2月6日に発売。
【新連載(2月号)】仙石寛子「三日月の蜜」
新シリーズ連載開始。舞台はカフェ。男運がない常連の桃子さん,彼女を秘かに慕う店員の杉くん,彼を秘かに慕う店員の佐倉さん。杉くんのウジウジさに嫌気がさした佐倉さんは桃子さんに勢いでお付き合い宣言をするが,桃子さんはどうも真に捉えてしまったようで――。最初から登場人物が明確な三角関係の作品は初めてだっけ。今回は顔見せ程度。作者ならきっと三者間の揺れ動く「愛の距離」を丁寧に描いてくれるに違いない。期待。
【ゲスト(2月号)】ユキヲ「まりかちゃん乙」
転校生・ゆなの登校初日。登校途中で出会った変な女の子は,実はクラスメイトのまりかちゃんだった。この作者ってこんな絵だっけ? 端整な線で描かれる女の子たちが可愛く,細すぎない線がギャグと相反していない。まりかの不思議キャラがよく出てるなあ。でも4コマの方は明確に落ちない4コマが所々に挟まれていて読むリズムが取りづらかった(1本目・5本目・10本目)。また登場するなら改められてるといいけど。

2009年の4コマ単行本第1巻マイベスト10

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

新年明けて既に2週間以上が経っているのに今更去年の話題って……と思われるかもしれないけれど,せめてこれくらいは振り返っておかないと締まりが悪いので。第1巻完結作品含む。刊行順。

田川ちょこ『ひかるファンファーレ(1)』

田川ちょこ『ひかるファンファーレ(1)』

芳文社『まんがタイムジャンボ』連載作品。トランペットに憧れて吹奏楽部に入った少女・ひかる。しかし彼女に与えられた楽器はチューバだった――。チューバの大きさに苦労するひかるの姿が可笑しく,しかし徐々にチューバ愛に目覚める姿が良心的。合宿やコンクールといった学生的要素も混ぜ,吹奏楽部の日常を楽しく見せてくれる。(詳しい感想

今年は単行本2巻の刊行に期待を寄せつつ,竹書房『まんがくらぶオリジナル』でのMなOLさん4コマ「ももかすいっち」にも期待。

大川マキナ『アリスのお茶会』

大川マキナ『アリスのお茶会』

スクウェア・エニックス『ガンガンWING』連載終了作品。茶道に憧れる留学生・アリスの茶道部での日常。柔らかな線で描かれるつぶらな瞳の笑顔にはそれだけで惹かれる。茶道に対しては良心的。部員たちは作法に戸惑うアリスにも優しく手ほどきをし,彼女の家族は茶道を通じて成長する彼女に気づく。この見守る姿勢が温かく,安心感のある作品。(詳しい感想

作者は芳文社『まんがタイムラブリー』2010年2月号に新作4コマ「ほよほよセキュリティー」が掲載。4コマ誌での完全復活が楽しみ。

仙石寛子『背伸びして情熱』

仙石寛子『背伸びして情熱』

芳文社『コミックエール!』『まんがホーム』に掲載されたオムニバス連載を収録。表題作「背伸びして情熱」は女性教師と男子生徒の恋模様。許されざる関係に揺れ動く二人の想いとその距離が,消え入りそうに細い線で切なく描かれる。その切なさは4コマというリズムに乗って増幅され,読者の心をかき乱す。2009年4コマ界最大の収穫。(詳しい感想

作者は『まんがホーム』でのオムニバス連載が3月号掲載の「三日月の蜜」から続き物になった。次の単行本の表題作はこれになるのか?

内村かなめ『俺とメイドと時々オカン』

内村かなめ『俺とメイドと時々オカン』

一迅社『Comic REX』連載終了作品。一人暮らしの少年・ゴンの元に母から届いたのは,母の現在の性格と若き日の顔がコピーされた母と同じ名前の世話焼きメイドロボ。可愛いけどオカン。息子の全てを知るオカン。彼女の外見と内面のギャップに悶え,オカンらしさにしてやられるゴンが可笑しい。隠していたエロ本を机の上に置かないでくれよオカン……。

2009年の作者単行本1巻では『限定彼女(1)』も面白かった。吸血シチュってエロいよね! ぱれっとのエロ表現の限界に挑め!

須田さぎり『乙女のしるし!』

須田さぎり『乙女のしるし!』

一迅社『まんが4コマKINGSぱれっとLite』連載終了作品。タロット占いにハマる甘梨。友達のモカモカとサティを巻き込んで「占いの会」を作りましたが――。思春期乙女のモカモカと誇大妄想系のサティが占いに対して見せる極端なスタンスが楽しく,三人のかしましき日常をにぎやかに演出する。甘梨の占いに対する現実的なスタンスも好感。

佐伯イチ『今日も待ちわびて(1)』

佐伯イチ『今日も待ちわびて(1)』

スクウェア・エニックス『ガンガンONLINE』連載。ガテン系貧乏少女・茉(18)に熱烈プロポーズを仕掛けるお坊ちゃん・森(10)。彼の母の圧力に屈した茉は森に嫁入り同居することになったが――。母→森→茉,その他想い想われのアンバランスさで見せる日常はドタバタで楽しい。状況に順応して森への想いを大きくしていく茉も魅力的。

橘紫夕『となりのなにげさん(1)』

橘紫夕『となりのなにげさん(1)』

芳文社『まんがホーム』連載。日常の「困った」に颯爽と現れては解決してくれる,彼女の名前はなにげさん。どこからともなく道具を取り出し,予想の斜め上を行く方法で助け,得意げに去っていく彼女の姿がシンプルな線と相まってくっきりと刻まれる。そして,彼女を取り巻く人々の群像劇は「頼りになるなにげさん」がいる日常を読者に強く印象づけてくれる。

今年は竹書房『まんがくらぶ』連載の虚弱少女4コマ「ひよわーるど」の単行本化にも期待。

荻野眞弓『白衣とリボン(1)』

荻野眞弓『白衣とリボン(1)』

芳文社『まんがライムラブリー』連載。白衣でメガネな理系男子・モリソバくんと,白衣フェチかつメガネフェチのロリータファッション・ゆりちゃんが,交差点でぶつかって恋に落ちて。愛にバイアスがあるにせよ,ゆりちゃんは理系男子の女神様。実験や論文といった理系の苦労を受け止めてくれる。そして「僕」だけのことを好きでいてくれる。これほどの安心感があろうか。

やまぶき綾『Sweet Home(1)』

やまぶき綾『Sweet Home(1)』

芳文社『まんがタイムきらら』連載。朝,目覚めた伊織君の目の前には,押しかけ許嫁な幼なじみの陽向さん。彼女の突然の来訪に困惑し,牽制をしかける伊織君の姉二人。そんな彼女たちに板挟みになる日常。これぞ男子の本懐。細く柔らかい線でふんわり描かれる女の子たち,そして彼女らによって演出されるラブ甘な日常に脳が焼けつく。(詳しい感想

櫻太助『毛玉日和(1)』

櫻太助『毛玉日和』

一迅社『まんが4コマKINGSぱれっと』連載。人間と人間の姿をした動物が一緒に暮らす世界での,三組の飼い主と飼われものの日常。可愛らしい服に身を包む飼われものたちがキュート。そして見た目こそ人間だが,彼女たちの仕草や飼い主との関係は確かに動物のそれであり,動物漫画のエッセンスが確かに存在する作品。(詳しい感想

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