2007年12月の記事

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芳文社『まんがタイムきららMAX』2008年2月号

夜野みるら「おもかじいっぱい!」
第三話にしていい話をもってきちゃったー,と思いきや,これはいい。なぜならカルビお嬢様が旅をする「理由」を見せてくれたような気がするから。お嬢様のキャラクターの魅力が俺の中で急上昇した。
【ゲスト】野々原ちき「メロ3
新入生として同じクラスになったある三人娘。早速教室で自分の好きな人の話をし合う三人。すっかり話し終わったところで,隣のクラスから男の子が現れる。彼を見た三人は――。今作はきらら3月号から新連載ということで,今回はその顔見せ。この展開から想像できるように,実は三人とも件の男子が好きだったというお話。男一対女多,そしてネガティブな男子,とくると,以前に『ガンガンWING』にて連載されていた「そらのひとひら」を思い出す。ハーレムなのに(だから?)苦労する男の子の姿が目に浮かぶ……。
【ゲスト】皇帝龍「物部さんといっしょ。」
学校のヒロイン・物部ねねさんは,妹・紫を溺愛する重度のシスコン。いつもキラキラしてる二人のラブラブぶりが,常識人&おバカなクラスメートの女の子視点で描かれる作品。女の子だけじゃなく,物部姉妹の二人の兄という男キャラが登場するとこがグー。可愛い女の子はかっこいい男の子と共に相互に引き立て合って欲しいと思うのですよ。次号もゲスト。
日下さつき「ディアン先生の弟子」
ゲスト表記取れたけど連載化? いやもう連載って言って下さいマジで。さてお話は雪。”ゆきだるま”からの面白さが加速度的。出オチをうまくひきずるとここまでシュールになるのかと。
荒井チェリー「ワンダフルデイズ」
みなさんの子供の頃の話,は,聞かない方がいい人もいるよね,うん。たきびさんとか特に。で,とりあえず子供な壱さんはお酒なお菓子をむしゃむしゃ食って……,って,壱さーーーん!
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竹書房『まんがくらぶオリジナル』2008年2月号

【新連載】東屋めめ「リコーダーとランドセル」
10月号のゲスト掲載を経て新連載。背が高い小学生の弟と,背が小さい高校生の姉の話。その身長ゆえに,姉弟で並んでも弟と見てもらえなかったり,好きな子と下校すれば警察に不審者扱いされ,親類の間では蛍光灯交換要員。でも内面は年相応で,そのギャップが姉の視点から切なく描かれるさまが面白い。したたかな姉との絡みも見所。今作が作者4つめの連載作品に。仕事量的に連載にはなりにくいと思ってたんだけど,本当,この方は躍進著しい。
重野なおき「Good Morningティーチャー」
顔ポスターにラクガキと手のひらに鉛筆があるある過ぎてまいった。ラクガキだけじゃなくて目のところに画びょうが刺されてたりもするよね。特に駅のポスターなんか。話は全然変わるけど,くらオリだとこの作品はヨーコ先生やらウッチーやら女性をメインに据えた4コマが多い。ライフだとほぼ五分五分なのに。誌風にあわせているわけか。
中島沙帆子「シュレディンガーの妻は元気か」
一本目,寒いから外に出たくないと理屈を並べて言い訳する修平がとても良い。本当に突き抜けた理系人間は冷徹かつ理屈一辺倒でつまらないイメージがあるんだけど,冷や汗を垂らしてちかちゃんから目をそらす彼からはむしろ人間味を感じる。こういう一面も見られたことにとても嬉しくなった。
小坂俊史「やまいだれ【疒】」
百合ネタに反応した人間が私だけじゃなくてよかった。時事ネタをすっとんきょうな病気と解釈して皮肉るところもこの作品の面白さ。

内村かなめ『もっと!委員長(1)』/4コマKINGSぱれっとコミックス/一迅社

内村かなめ『もっと!委員長(1)』

放課後 校内の風紀の見回り

風紀委員「あっ また落書きされてますよ! また私たちのこと」

えみ「トイレに悪口って…陰湿をアピールしてるのかしら バカねー」

ちよ「こんなこっそりしなくても 直接言ってくれたらいいのに…♥

内村かなめ『もっと!委員長(1)』 p.43左「風紀委員のお仕事」

内村かなめもっと!委員長は,一迅社『まんが4コマKINGSぱれっと』連載の4コマ漫画。ある女子校の風紀委員長・松浦ちよは隠れマゾ気質。風紀を注意した生徒から罵声を浴びせられるのが彼女の快感。でも,大好きな幼なじみの風紀委員・本田えみは,彼女の本性を知ってていじめてくれないいじわる娘。「いじめて」「キモイ」なやりとりを交わす彼女たちに,ワイルドな不良でちよの想い人・ゆか,まっとうな風紀委員・なみ,ちよと友達になりたい生徒会長・とも子などなどが加わって,かしましき女子校生活を繰り広げる作品。

単行本のおまけ要素としては,巻頭にカラーでキャラ紹介4コマ,巻末に幼稚園編,カバー裏には作者のインコ4コマが収録されている。キャラ紹介はこの単行本から読み始める人にも,自分のようによくキャラ名を忘れる鳥頭にも嬉しい。

本編は,まず何と言っても委員長のちよ。風紀委員長としてきりっと決める一方,えみやゆかから罵声を浴びて恍惚の表情を浮かべる彼女は,この二面性だけで強力なキャラだ。さらに,こうした女の子同士のやりとりが,なぜかイチャイチャしているように見えてダイレクトに心地いい。セリフにハートマークが忍ばされた日には,そういう文脈を意識しちゃうのはしょうがないよね,と思う。喜怒哀楽の表情を可愛くコミカルに描く作者の画力もポイント。

さて,ちよのキャラの実現には,当然彼女だけでなく,彼女にちょっかいを出す存在(上述したえみやゆか)が必要だ。しかし固定されたいじり・いじられ関係は,ともすればキャラ間のパワーバランスが悪くなってしまう――いじられ側がいじり側にロックインされてしまう――ことがある。

だが,ちよは周囲のいじりをMで返す。荒い吐息と恍惚の表情で「キモイ」と言わしめる。その瞬間,いじり側の持つ非常識さが,ちよのMというより強い非常識さで上書きされて,両者の力関係が逆転する。こうして両者の関係性は偏ることなく,あっちへ傾きこっちへ傾きつつ結果としてバランスをとり,日常をつづることを可能にする。

関係性と言えば,キャラの想いのすれ違いも見どころ。人の上に立つよりも下であがく気持ちで頑張りたいの! と叫ぶちよに,さすがと感心するなみ,かなわないと唇をかむとも子。それがマゾ文脈で述べられていることにも気づかずに。そしてそんな三人を目にほくそ笑むえみ。誰一人として想いは重ならない。こうしたすれ違いも日常茶飯事的に描かれる。

パワーバランスのシーソーゲームと,すれ違い続ける想い。これらはキャラの日常を描く上で欠かせない要素だ。変わらないけどメリハリのある日常は,局所的にはキャラの関係性の変化によって,大域的にはその不変性によって実現される。両者が段落冒頭の二要素に対応していることは言うまでもないだろう。

ベーシックな作品でありながら,そのベーシックさが忠実に体現されており,加えて強力なキャラ性がアクセントになっている作品。読みの心地よさを求めるならば,まず読んでおいて損は無い作品だろう。百合ギャグ好きな人にもオススメしたい。

竹書房『まんがライフ』2008年2月号

神仙寺瑛「動物のおしゃべり♥」絵馬プレゼントや,連載作家の色紙プレゼント企画あり。

【新連載】ナカタニD.「ハレハレなおくん」
ショート。極道の父(服役中?)と母を持つ4歳の子供の話。単行本が竹書房から出ているのに新連載ってことは,以前に他誌で連載されてたってこと? いずれにせよ初めて読む私には関係ない話。無知であることはたまには強い。主人公の子供と同じ。話の方は,舎弟のみなさまの仁義っぷりに一瞬でやられた。ショーちゃんかっこいいわー。でも健さんも確かにかっこいいよねー。男が惚れる男。

芳文社『まんがタイムラブリー』2008年1月号

【二本立て】矢直ちなみ「乙姫各駅散歩」
前半は初詣。”オレのクツ”という小道具がにくい。後半は正月遊び。地上の知識に疎い乙姫にちょっと苦労する江太くん。乙姫の羽根つきに夜までつきあって疲れる江太くん。苦労人気質が出てきた?
【D1連載(1/3)】三好ハツミ「ふたりぐらし」
ジャンボに続きラブリーでもD1連載開始。身長差同居従姉妹同士。ジャンボよりも線が気持ち太い? ちんまい方・ミヤコちゃんの子供っぽさを愛でる作品だと思うんだ。サクちゃんの一歩引いたツッコミに誰かを思い出せそうで思い出せない。

竹書房『まんがライフオリジナル』2008年1月号

表紙がゴチャゴチャしていないのは,秋月りす氏というビッグネームの力で勝負できるから,他の雑誌のように「多くの作品を表紙に載せてネームバリューの累積でアピールする」必要が無いからじゃないか,といっちょかんでおく。

小坂俊史「ハルコビヨリ」
ちょっとラブな雰囲気を出しつつ,結局いつも通りなやっさんとハルコ。次号,最終回。きっとこの二人はゴールインしないんだろうなあ。
【集中連載(3/3)】碓井尻尾「店長の憂鬱」
前号の年越し棚卸から続いてる! ”いやっほーい”にお茶吹きかけた。飲んでるときに読むものじゃないね。感嘆符を控えめにしキャラの真剣さを強調することは,逆説的にキャラの滑稽さを強調して読者のツッコミを誘ううまい手法だと思った。再登場に期待。

一迅社『まんが4コマKINGSぱれっと』の姉妹誌『まんが4コマKINGSぱれっとLite』が3月1日に創刊

3月1日(土)に「まんが4コマKINGSぱれっと」に姉妹誌が創刊します!

しかも月刊誌として誕生です

その名も「まんが4コマKINGSぱれっとLite」!!

DMC編集部ブログ: ビックニュース続々!

明日12月22日には初の単行本刊行となる一迅社の4コマ誌『まんが4コマKINGSぱれっと』ですが,その姉妹誌『まんが4コマKINGSぱれっとLite』が来年3月に創刊されるそうです。発売月は1日発売ですが,以後は毎月2日発売の月刊誌とのことです。

いきなり月刊というのにちょっと驚きです。ぱれっと本誌は今でこそ月刊でしたが創刊当初は不定期刊でしたし,『まんがタイムきらら』初の姉妹誌『まんがタイムきららキャラット』も不定期刊→隔月刊→月刊という流れを経ています。

理由を推測するに,単行本のページを早くためたいというのがあるのかもしれません。ビジネスモデルはきらら系列誌と同じでしょうから,雑誌の赤を単行本で回収したいはず。となると刊行ペースが遅くては単行本を出せるまでに時間がかかってしまってまずい。ならば初めから月刊で行こう,という流れなのではないかなと思います。

この辺りの推測は,最近議論が活発な4コマ誌ビジネスモデルの話とつながるかもしれません。

ただ,いずれにせよ,まずは雑誌です。執筆陣はまだ分かりませんが,ぱれっと本誌は創刊号からいい方々を持ってきてくれたので,Liteの方も期待したいと思います。

関連リンク

芳文社『まんがタイムきらら』2008年1月号

今号からヒロユキ「ドージンワーク」が二本立て連載に。

【ゲスト】海産物「ちくちくサボテン復讐計画」
11月号以来の再登場。家族との関係はやっぱり仲良くないけど,実はその方がネタの出しやすさとしてはいいのかしら。水のやりすぎで腐ったり,直射日光で日に焼けたりと,サボテンらしさで見せてきてる。でも最強なのは恥らいつつ”私を噛んで~”の一本だと思いました。
玉岡かがり「ダブルナイト」
男の子に戻って以来そのままのユキくん。時折女の子が見え隠れして,それが「俺は男だ!」意識とぶつかってる姿が面白い。可愛さ分は彼の脇を固める女性陣から補給。つーか金髪ロングウェーブのお母さんが可愛すぎる。どんだけこの髪が好きなんだ俺。ところでユキくんがこのまま戻らなかったら女装少年分として是非「Honey×Honey×Honey」を投入してくださいお願いします。
むねきち「まーぶるインスパイア」
”全裸でフロ掃除”。コマ間のフレームで上と下を隠す手法には恐れ入った。コマ間を読むとはこういうことだったのか……!
愁☆一樹「1年777組」
ねこと君を意識し始めたこりすが新たな魅力を備え始めた! ベストショットは”なんだか顔を見るのが恥ずかしくて”のコマ。そしてねこと君の正体がばれちゃった!? ばれちゃった!? ラブコメが加速していくぜ!

竹書房『まんがライフセレクション 動物のおしゃべり♥増刊号 神仙寺瑛スペシャル』

久しぶりの増刊号。神仙寺瑛『動物のおしゃべり♥』『天使の事情』を中心とした再録増刊号。一部描き下ろし,一部新作あり。

単行本,富永ゆかり『クロジとマーブル(1)』,いわみちさくら『さび猫でるでる♥天国(1)』が2月2日に,神仙寺瑛『動物のおしゃべり♥(3)』が2月22日に発売とのこと。発売日を2に統一したのは猫が登場する作品だからか。

富永ゆかり「クロジとマーブル」
ライオリ&くらオリ連載作品。就職浪人中の女性・みやちゃんと,飼い猫である黒猫・クロジとデブ猫・マーブルの日常。今回はみやちゃんとマーブルの出会い編が描き下ろしショートで掲載。人の心猫知らずなマーブルの能天気さと言ったら。愛すべきキャラだ。

芳文社『まんがタイム』2008年1月号

かがみふみを「アシスタント!」
前号の失敗で落ち込む有希ちゃん。でも先生の漫画を見て立ち直って。「全てのキャラに存在理由を与える」話はやはりいいなあと思うわけです。あと「すっしー」第3話をちら見せして読者を気にさせるところがまた。
【ゲスト】雄山スズコ「ガールズ・ビー!!」
政界4コマで有名な雄山氏が登場。文具屋メーカーで新しく働くことになった女性の話。サブタイトルが「おひとりさまオサイフ事情」ということで,雄山氏のもうひとつの十八番ネタ・株が見え隠れしてるんだけど,前面に出てはこなかったし,他にお金ネタもあまりない。そんなわけでどうも煮え切らない。続き物っぽく終わってるので,もし再登場するならもっとお金ネタを投入して欲しいとは思うんだけど。あとしぶカワイイおじさまも登場して欲しいな。
【ゲスト】吉田仲良「大都会フリーター犬」
柴犬がメイドカフェ・万引きGメン・タクシードライバーなどなど,いろんなところで働くお話。人語を解し,その聴覚と嗅覚で見事にお仕事をこなす様が気持ちいい。吉田氏はデイリー4コマでも「野獣女子高生」を連載中。動物ネタが持ちネタなのかな。

双葉社『まんがタウン』2008年1月号

小池田マヤ「不思議君JAM」
すいません最近のタウンの中でこの作品だけ異空間ですマジで。今回で前作「ミルククラウンの王子様」とつながって,ストーリー的にはここからが本番ということなのかな。そういえば今更だけど今作の登場人物名は仏教に由来するものらしい。
小笠原朋子「パラダイス*ホテル」
ミステリーナイト。妄想で鼻血吹くとか,恩田君に顔接近で鼻血吹くとか,さやかさんが変態化してきてるよ! コメディ度大幅アップ。楽しい。

芳文社『まんがタイムジャンボ』2008年1月号

【企画】作者と主人公のお正月対談
ジャンボ連載作品中に作者が登場してダベる企画4コマ。直筆絵馬プレゼント企画もあり。お正月らしいグダグダ感がいいなあ。重野なおき「ひまじん」のMHK男は嬉し涙が熱い。彼が初めて報われた瞬間。
【ゲスト】津嶋やすひろ「放課後必修倶楽部」
映研の連中が9~11月号以来の再登場。映画ネタと大学ネタに加えて,各キャラが立ってきたというか,キャラを4コマ目で見せるようになったという印象。とりあえず俺の中では,ありえはおてんば,かおるは女王様,バンダナくんはM,部長はエロスと認識された。
【ゲスト】甘空なぎ「キッチン少年」
ジャンボに登場するのは久しぶり。宇宙と料理を対比させる二本の滑稽さが印象的。息子の苦労人ぶりは相変わらずなんだけど,父母がそれなりにしっぺ返しを食らってる(とでも言えばいいのか)せいか,この家族はバランスがいいなと思った。
【D1連載(1/3)】三好ハツミ「ふたりぐらし」
第9回D1読選グランプリの勝者が登場。同居中の伸長差いとこ同士,クールで高いサクちゃんと,子供っぽくてちんまいミヤコちゃんの日常。野々原ちきとオザキミカを足して2で割ったような作風のように感じた。その身長らしい性格の二人の掛け合いが心地いい。あとは絵なのか。

テンヤ『先生はお兄ちゃん。(1)』が2月7日に発売。D1読選グランプリ出身作としては初の単行本化。それ以前にデビューし今もタイム系列誌に掲載されている栗川明子,甘空なぎ,矢直ちなみ,柚月もなかよりも早い単行本刊行ということに。今作はラブリーと二本立てで連載されてたりとプッシュされている印象。

竹書房『まんがくらぶ』2008年1月号

業田良家「新・自虐の詩」
小雪が「向こう岸」へ侵入。アクション映画で学習した次の一本であっさり侵入してしまうものだから「向こう岸」の威圧感が私の中で小さくなってしまった。作品的に警備うんぬんのディテールは重要じゃないのかな? しかし生活のディストピアぶりは以前にも増して。

芳文社『まんがホーム』2008年1月号

【ゲスト】夢枕人しょー「ふぁみにゅ?」
前号から再登場。
「他人同士が集い家族を成す」という今作の根幹は,TBSの昼ドラ「熱血ニセ家族」に通じるものがある。ドラマでは9人の他人が年・性別相応に父・母・娘などの役割を与えられ一つ屋根の下で生活するんだけど,与えられた役割(≒あるべき自分?)と現在の自分との間で葛藤したり,でもニセ家族のピンチにはみんなが役割を果たして乗り越えたりと,あっちへこっちへ揺れるニセ家族の面々が面白いドラマだ。
ここではパクリうんぬんではなくて,編集部のマーケティングの妙味を述べたいわけです。MAXの荒木風羽そして僕らは家族になる」も,今作のように「家族を強制する」というギミックはなくても,タイトルが明らかにそれを意識したものになっているし。音楽4コマの時にもちょっと述べたけど,芳文社は世の流れを見て作品をうまく発信してるなあと思うわけです。
……あれ,作品の感想書いてないよ? とりあえず母親役の若菜はその苦労相応に報われて欲しいと思った。
【ゲスト】土家千明「司法のたまご」
弁護士志望の女学生。憧れの先生の下,無料法律相談会に参加して勉強しようとするが――。ハートやはてなやグルグルでコマ内がにぎやかで楽しく,それでいて読みにくくない。逆に背景が白いコマがあまりに寂しく思えてしまうほど。法律的な要素としては,我々にも比較的身近なクーリングオフが題材。専門的な内容すぎても読者はついていけないからなあ。再登場するなら,その辺のネタのバランス感覚を大切にして欲しい。
【ゲスト】富士野ひろし「バニラあいす」
入社試験の時にバニラの香りの消しゴムを貸してくれた同期の男性に憧れる新入社員の女性の話。これ本当に富士野氏!? いくらなんでも化けすぎだろ常考。いわゆる描き分けがちゃんとしてるし,女性も魅力的に描けてる。常時ほのかに赤面な”バニラさん”に,どんだけ俺は赤面好きなんだと。今作で俺の中の富士野株が急上昇。これだからホームはやめられない。

芳文社『まんがタイムきららキャラット』2008年1月号

既に超ひだまつりにて同様の告知があったが,巻頭にてひだまりスケッチアニメ第二期ひだまりスケッチ×365の告知あり。詳しい内容はダ・ニッキさんを参照。

【新連載】都桜和「うらバン!~浦和泉高等学校吹奏楽部~」
8~10月号の短期連載を経て新連載。部員がたった3人の吹奏楽部,しかも1年生の2人は未経験者で――。いきなり演奏会を控えた3人。真面目に練習しようぜ! と思いつつ,とりあえずチューバ持ちのちんまいゆみちゃんと時々猫耳な部長を愛でておいた。……あれ? おバカなハルちゃんは? ともかく,やっぱり音楽的ディテールはもうちょっと欲しいなと思ったり。その意味で演奏会には期待。
【ゲスト】濵津宗聡「ジャーノ☆ROADはヘヴィ!」
まんがタイムきららWeb連載作品が登場。作者名の上は「はまつ」だそうだけど,下は「むねさと」?むねあき」とのこと。双子の蛇野兄妹の日常。いきなり京都・奈良へ修学旅行。キャラ紹介もおざなりに進む話にちょっと置いてきぼり。きららWebの連載を読んでることが前提? でも俺みたいな鳥頭が設定を覚えてるわけがねえ。あと無粋だけど京都にとらのあなはないんだぜ! ないんだぜ……!
【ゲスト】カヅホ「キルミーベイベー」
殺し屋の女の子の話。殺し屋らしく背後やおもちゃの銃に過剰反応したり,でもやっぱり女の子なのでGが怖かったり。そんなキャラを4コマ目で見せてギャグをやっているという意味で見せ方が上手いと思う。太い線と簡潔な情報量の各コマも読みやすくてしっくりくる。最近の新登場作品はおおよそこの「太く簡潔」な傾向があるように思うんだけど,これはキャラット看板作品の反動と見てもいいのかな。

竹書房『まんがライフMOMO』2008年1月号

ももせたまみ「せんせいのお時間」
連載10周年企画として,10年のあゆみを振り返るヒストリー企画,巻頭ピンナップ,みか先生抱き枕カバープレゼントあり。ヒストリー企画は秀逸な資料だし,ピンナップは小学生バージョンの末武が可愛すぎだし,抱き枕カバーもこのイラストなら応募しちゃうかも……。本編は二本立てで,番外編は小学生編。やってることが高校生と変わらねぇー。しかし富永の大人っぽさは外見の幼さとのギャップでブーストされるのでありました。
【ゲスト】猫間ことみつ「毎日がアンフランス」
4コマ誌での登場はもえよん(当時は「猫間琴美」名義)以来か。市松人形髪の少女・あん子の家に,フランスからフランソワーズという少女がホームステイにやってきた,という話。和仏ネタメイン。フランソワの和へのずれた憧れが可笑しい。私の中では葉鍵RO同人時代の印象が強いんだけど,失礼ながらあの頃から話の作りがめちゃくちゃ進化してませんか!? 久しぶりに追いかけたくなってきた。
【ゲスト】石田敦子「野球戦隊セ・リグンジャー」
ショート。広島から東京に引っ越してきたカープファンの少女。東京は巨人の魔窟と警戒するも,周囲に野球ファンはおらず。彼女は野球愛に突き動かされて”野球戦隊”を作ろうとするが――。往年の名選手の名前に専門用語,必殺技”しゃもじカッター”に”ナベツネフラッシュ”,突如登場するパ・リーグ派の戦隊……。野球ファンキャラ&読者が完全に置いてきぼりな怒涛の展開にはもう笑うしかない。単発で十分お腹いっぱい。
【ゲスト】いのうえ義成「ヒメコロ」
2006年7~9月号以来の再登場。待ち望んでいた再登場。ゴスロリでツンデレでちんまい,ぬいぐるみ屋の女店員・コロンさんの話。お客さんに流されちゃう姿とか,”かわいい”の言葉に手のひら返しちゃう姿とか,もう可愛くて可愛くて。こういう可愛さをドライブできる人材こそ俺が求めているものなので是非連載になればいいと思った。
小笠原朋子「Hiスクラップ!!」
相変わらず噛み合わない会話にすれ違う想い。だけど最後は麻生君がアキちゃんをあきらめて,アキちゃんが理子に想いを伝えて,収まるべく所に収まった三角関係。……って,次号で最終回とな!? 4コマ界における貴重な女装少年分が(ちょっと違うけど)……。宙ぶらりんの麻生君は最終回で報われて欲しいなあ。
【新連載】小坂俊史「わびれもの」
作者がさびれたスポットを紹介するショートエッセイ。初回は相模湖にぎわいの広場。ここに一人で行ったらあまりの寂しさに湖に身投げするんじゃないか……,と思うほどにさびれぶりが伝わってくる。しかし,タイトルといい内容といい,タイオリのカラスヤサトシ「でかけモン」とモロかぶりだ。こういうこともあるもんなんだ。

次号から3作品が新連載。中でもアラタ薫「みやつば!にはグッジョブと言わざるを得ない。新鋭の活躍に期待。

芳文社『まんがタイムきららMAX』2008年1月号

石見翔子「かなめも」
こてこてなお嬢様キャラ登場。早速かなさんにチューしちゃった! チューしちゃった! そして百合脳のはるかさん自重。
玉岡かがり「ぼくの生徒はヴァンパイア」
気だるいヴァンパイアたち。扉のぼんやりカミラだけでご飯三杯はいける。カミラにはいろんな表情を見せてほしいと思うのですよ。それだけで彼女の魅力は増していくと思うので。単行本1巻が現在発売中。
夜野みるら「おもかじいっぱい!」
前号からの連載作品。今回はとある島でちょっとした冒険。カルビ船長の幼なさをアピールする話。ギャグ的には空気読めないラストのテツさんがよい。いつかは大冒険活劇も読んでみたい。
荒木風羽「そして僕らは家族になる」
この作品はホームの夢枕人しょーふぁみにゅ?」とともに語るべき作品なんだろうなあ。主題のみならずマーケティングの面でも。さてお話の方では彩子さんの友達・レイさんが登場。幸助くんに食ってかかる姿に,今後も話をかき混ぜてくれそうな印象。あと何にでも必死かつ小動物的な彩子さんが俺の中で高ポイント。

芳文社『コミックエール!』VOL.3

アンケート締め切り前には読み終わったよ! 今号から奇数月発売の隔月刊に。

秋★枝「純真ミラクル100%」
弱さを見せる所長と,飄々としているようで強かな工藤さん。所長の過去をちらつかせてタメて,抱きしめシーンで開放。このシーンの工藤さんのかっこよさと言ったら。モクソンもそのずれっぷりを要所で見せてくれるし。くそう面白い。
仙石寛子「背伸びして情熱」
近づことうしても泣かれて,でも離れようとしても泣かれて,じゃあどうすりゃいいんだという男の子の葛藤。でも俺の気持ちを分かって欲しいと突き進む男の子。青い,青すぎて泣ける。一方の先生はいじめてオーラ出しまくりだよ! ベストショットはラス前3コマ目。
仙石氏は現在,芳文社『まんがホーム』奇数月発売号でも「お酒さん」を隔月連載中。
【集中連載(2/2)】須田さぎり「あいふぉ」
前号からの続編。マフィアのボスたちはことごとく恋に溺れ,仕掛けた娘も期せずして溺れ。こうして恋は全てを狂わせましたとさ。キャラに恋心を強制させるだけでなく,恋の浮遊感を誘う言葉を散りばめて読者をキャラに引きこむ。何とも胸キュンな作品だった。次号は別作品でゲスト登場。

読みきり2作品,芳原のぞみ「ハピ×ハピ」うえだ美貴「恋☆キラリ」はどちらも正統派な少女漫画だったんだけど,私には残念ながらイマイチだった。ぶっちゃけキュンとこなかったわけですよ。”男性向け少女漫画”と”少女漫画”の間にはかなり溝があるよなあということを改めて思ったり。

次号,黒渕かしこが新連載,たむら純子がゲスト。持ってくるところが完璧すぎる。つーかコミハイ&SEED涙目。

これを機にもっと創作少女界隈から登場しないものか。フォワードで描いてる三嶋くるみ,ぱれっとからあぶれた祥寺はるか東雲萌黄,美少女ゲームサイトの4コマを描いている猫野おせろ,商業誌歴はあまり知らないけど水玉すあま,この辺りが熱いんじゃないかと思うわけですよ。

芳文社『まんがタイムオリジナル』2008年1月号

むんこ「らいか・デイズ」が今号から休載入り。

12月7日に単行本が発売された,木村和昭「ニッポンのワカ奥さま」森ゆきなつ「タマさん」のとりかえっこ4コマが掲載。MOMOの専売特許と思ってたのに。それはともかく,両作品の親和性が妙に高くて驚いた。絵柄結構似てね? あわせて各作品の宣伝漫画も掲載。ムキムキのタマさんがキモいよ……! まんがタイムWebでは両氏のインタビュー両作品の壁紙が公開中。

【集中連載(2/3)】おぐらまほ「ローリンすっしー」
前半はすっしーの頑張りぶり。いいムードメーカー。後半はタイム12月号の予告どおり,すっしーのライバル・ロールが登場。次回でどうライバル関係を見せてくれるか。
【ゲスト】王嶋環「ラブ30」
職場の同僚からは常に気を使われっぱなしな三十路目前の女性ウェブデザイナー。三十路パートよりもドSパートの方が生き生きしてるなあと思った。でも今のバランスくらいがちょうどいいのかも。

芳文社『まんがタイムきららフォワード』2008年1月号

【ゲスト】香椎ゆたか「ぷぷぴる!」
4コマ。地球の調査のためププピル星からやってきた宇宙人と出遭ってしまった少女。なじみの少年に相談をしにやってきたが――。MAXで数度見かけてきた香椎氏だけど,今回一気に来たなあという印象。キャラ置いてきぼりなギャグのテンポが好きだ。ププピル星人が小動物モードから美少女モードになったときの少年の手のひら返しぶりもベタながら面白い。また読んでみたい。
三嶋くるみ「ろりーた絶対王政」
文化祭の脚本作り。前号と言い今号といい,これは妹・りりルートに入ったな。お姫様全開のりりの可愛さといったら。最後の誘う一言はズルい。そして赤面する鷹彦くんにやっぱり今作はチェリーロマンスだなと思うわけでありました。
云熊まく・綾見ちは「のののリサイクル」
ののと同郷のロボット・エミュリ登場。ののには関わるなと言われたエミュリだが,ののはエミュリと友達になりたい。でもエミュリとの性能差に劣等感なのの。そんなののをお母さん的に見守るゆかぽんがいいキャラクターしてる。単行本1巻は1月28日に発売。

一迅社『まんが4コマKINGSぱれっと』2008年1月号

【最終回】湖西晶「ソーダ屋のソーダさん。」
……えーと,なつめは実は寝たきりで,今までのなつめは幽体離脱的な存在で,なつめが復活した代わりに沙和さんがピンチになって,その沙和さんにも幽体離脱的なことが起こったってことでFA? くそう前号が埋もれてて見つからない。ストーリーは単行本で読み直すことにしようか。単行本では真の最終回も描き下ろされるようだし。
シルエットさくら「みなみのしまのはなむこさん」
前号からの連載作品。今回は隣村のタカビーな姫さまが登場。ひとまずこの三人くらいがキャラ量的にちょうどいいかも。そしてメガネを外したらかっこよかったムコさま。何というモテ期。
【ゲスト】永緒ウカ「みつきにっき。」
10月号以来の再登場。姫をめぐって百合三角関係な展開に? いや俺的にはネオロマ展開でもOKよ! そろそろ連載にならないかなあ。

12月22日には4作品1月22日にも2作品の単行本化を控えたぱれっと。単行本の動向にも注目したい。個人的おすすめは12月22日,内村かなめ『もっと!委員長(1)』。女の子同士のイチャイチャとSM設定の親和性の高さはガチ。バナーも貼ってみた↓(一迅社告知ページへジャンプ)

もっと!委員長 一迅社から12月22日発売

双葉社『コミックハイ!』VOL.32

【新連載】あづまゆき「柊小学校 恋愛くらぶ」
恋愛って失敗出来ないことが多いのにぶっつけ本番なんだよ おかしいと思わない? そんなことを考えた,小学校高学年になったばかりの女の子。彼女は友達を巻き込んで”恋愛部”を作ったが――。今回は顔見せ程度。コミハイらしくパンツと裸は忘れず。恋に恋してる感じの主人公なので,実際に恋してそのギャップに悩む,みたいな展開を想像するんですが。
ÖYSTER「男爵校長DS」
一本目がずるい。さすが集中線の魔術師。そしてついに月彦の本当の顔が!
山名沢湖「つぶらら」
つぶらら解散。つぶらからつららにさよならをして,つららは芸能界の上を目指し,つぶらには元のキャラ☆エン追っかけの日常が戻った,かと思いきや今度はキャラ☆エンに異変が!? ――何この怒涛の展開! 見開きの新聞配達で夢から現実へ一気に戻される感覚。この疾走感はすげえ。

2007年に映像化された4コマ作品を振り返りつつ,2008年の映像化作品を妄想する

2007年の4コマ界は「ひだまりスケッチ」のアニメ化に始まった年であった。4月には「らき☆すた」がアニメ化され一大ブームを巻き起こした。そしてこの秋には”日本一泣ける4コマ漫画”「自虐の詩」も実写映画化された。振り返ってみれば,この1年は4コマ作品大量映像化の年であったといえよう。

今回は今年を振り返る意味でも,今年映像化された4コマ作品を作品を一覧にしてまとめてみた。アニメ化・ドラマ化・映画化・DVD化作品,全て合わせて13作品。まさに豊作の年である。

期間タイトル原作種類備考
1月11日~3月29日ひだまりスケッチ蒼樹うめTVアニメ芳文社『まんがタイムきららキャラット』連載
4月8日~9月らき☆すた美水かがみTVアニメ角川書店『コンプティーク』等連載
7月3日~9月ドージンワークヒロユキTVアニメ芳文社『まんがタイムきらら』連載
7月6日~9月ぽてまよ御形屋はるかTVアニメ双葉社『コミックハイ!』連載
9月5日となりの801ちゃん小島アジコ実写DVDWebコミック原作
10月1日~チョコミミ園田小波TVドラマ集英社『りぼん』連載
10月1日~スケッチブック小箱とたんTVアニメマッグガーデン『コミックブレイド』連載
10月6日~わんころべえあべゆりこTVアニメ講談社『なかよし』連載
10月27日~自虐の詩業田良家実写映画新編「新・自虐の詩」が竹書房『まんがくらぶ』にて連載中
11月2日ラビパパ安田弘之実写DVD太田出版『マンガ・エロティクスF』連載
11月10日~エレキング大橋ツヨシTVアニメ講談社『モーニング』連載
12月1日~本日の猫事情いわみちさくら実写映画祥伝社『FEEL YOUNG』連載
12月7日~いぬ会社そにしけんじCG+実写アニメ?竹書房『まんがくらぶ』連載

さて,来年2008年に目を向けてみれば,既に「ひだまりスケッチ」の第二期「ひだまりスケッチ×365」製作が予定されている

しかしこの他にも,現在の4コマ界にはアニメ化に足る作品がいくつかある,と私は考えている。その最たるものは,むんこ&きゆづきさとこ両氏の芳文社作品であろう。前者は「らいか・デイズ」「だって愛してる」,後者は「GA 芸術科アートデザインクラス」「棺担ぎのクロ。~懐中旅話~」と,それぞれ現在の4コマ界をリードする作品である。これらの作品のアニメ化を期待している方は多いはずだ。

『コミックハイ!』連載の4コマ作品にも期待したいところ。同誌には「ぽてまよ」以外に,師走冬子「あいたま」,重野なおき「うちの大家族」,ÖYSTER「男爵校長DS」が4コマ作品として連載されている。今年多くの作品をアニメ化してきた同誌の力が,これらの作品にも向かえば嬉しい。

白泉社作品にも注目したい。特にまつもと剛志「まじかるストロベリィ」と山口舞子「もうすこしがんばりましょう」の両作品。キャラ主体のこれらの作品はアニメとの親和性が高いと思うので。

最後に個人的意見をだだ漏れにするが,私が一番期待しているのはスクエニ4コマ作品,具体的にはスクエニ4コマ×3フェアが開催された「WORKING!!」「ちょこっとヒメ」「勤しめ!仁岡先生」のアニメ化である。フェアのプレゼントとして,来年2月にはこれらの作品のドラマCDが出るのだが,その流れで次はアニメ化! ……という展開になってくれれば最高だと思ってる。

とにもかくにも,良作が出揃っている「4コマ豊穣の時代」とでも言うべき近年。映像化によって作品が多くの人目に触れ,4コマの裾野が広がり,さらなる発展を遂げる。そんな来年を期待したい。

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