2006年12月の記事

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2006年を振り返る

今年最後の記事は,すいーとポテト自身を振り返る記事です。

今年も色々なことがありましたが,振り返ってみると,多くの方にお会いすることができ,そして支えられてきた1年だと思いました。

サイン会は4回,山名沢湖氏,私屋カヲル氏,南ひろこ氏,松本ぷりっつ氏のサイン会に行きました。サインをして下さった先生方には,いちファンとしてお礼を述べたいと思います。ありがとうございました。

同人関係のイベントでは,5月のCOMITIA,7月のよつばの。さんの読書会,8月の夏コミCOMITIA,10月のよんこま小町,そしてこの冬コミで,多くの漫画家の方々や読み手・ファンの方々とお会いすることができ,新たな交流を広げることができました。ありがとうございました。

そしてよつぎりポテトとすいーとポテト@はてなには,読者の皆様からコメント,トラックバック,メールなどで,多くの情報のご提供や励ましのお言葉を頂きました。皆様のおかげで両ブログをより良いものにすることができたと思っておりますし,励みのお言葉はこの上ない喜びでした。特に3月のブログ消失騒動の際に,ブログ復活をサイト上で告知してくださった皆様には感謝してもしきれません。皆様,本当にありがとうございました。

さて,よつぎりポテトでは4コマの話題を色々と書いてきましたが,やり残したこともいくつかあります。特に,今年は「内向き」の記事が多く,「外向き」の記事はあまりなかったかもしれません。dominoさんのおっしゃる「4コマの閉鎖性」が,作品や出版社だけでなく,自分自身にも当てはまっていたのかなあ,と思うわけです。事実,外向きを意識して書いた記事って,読書の秋にちょっと手にとって読んでみたい4コマ漫画10冊2006年の4コマ10大ニュースだけだったような気もします。来年はなるべく外向きの記事も書いていきたいところです。

そんなこんなで今年1年,ありがとうございました。来年も当ブログをよろしくお願い致します。

それでは皆様,よいお年を。

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よつぎりポテト2006年アクセス数&検索語句トップ10

今年1年を振り返る企画その2。

まず,アクセス解析のログを元に,アクセス数が多かった上位10記事を挙げました。アクセス数には復旧前のよつぎりポテト分も含めています。

  1. 『まんがタイムきらら』編集部のお仕事
  2. 『まんが4コマKINGSぱれっと』Vol.2執筆陣とVol.1執筆陣との比較
  3. 9月25日に一迅社から4コマ誌『まんが4コマKINGSぱれっと』が新創刊
  4. 2006年の4コマ10大ニュース
  5. カザマアヤミ『ちょこっとヒメ』1巻
  6. きゆづきさとこ「棺担ぎのクロ。~懐中旅話~」1巻
  7. 3匹の仔猫
  8. 週刊誌4コマノートが復活した
  9. 『うちの3姉妹~マンガで見る今日の出来事~』松本ぷりっつさんインタビュー
  10. 松本ぷりっつ氏サイン会 in 星野書店 近鉄パッセ店

上位5記事は大手サイトからリンクされました。やはりリンクされるとアクセス数が違います。松本ぷりっつ氏の記事が2つ入っているのにはちょっと驚きました。

次に,検索語句トップ10。

  1. よつぎりポテト
  2. ちょこっとヒメ
  3. きゆづきさとこ
  4. むんこ
  5. 松本ぷりっつ
  6. つぶらら
  7. とりのなん子
  8. 重野なおき
  9. 私屋カヲル
  10. まんがタイムきららフォワード

作家名が大部分を占めています。「ちょこっとヒメ」は頑張って記事を書いたこともあり,この結果が嬉しいです。「つぶらら」が多いのはちょっと意外でした。先ほどの松本ぷりっつ氏関連の記事にアクセス数があったのは,検索エンジンから「松本ぷりっつ」で飛んできた人が多かったからかもしれません。

2006年の4コマ単行本マイベスト10

今年1年を振り返るということで,個人的に面白かった10作品を選んでみました。

カザマアヤミ『ちょこっとヒメ(1)』

カザマアヤミ『ちょこっとヒメ(1)』

スクウェア・エニックス『ガンガンWING』連載。ナベという男の子に拾われた迷子の仔猫・ヒメ。彼女と,彼女の友達でペルシャ猫のしろこ,同じく仔犬のくっきーの3匹およびその飼い主たちの日常を描いた作品。

昨年の『4コマエディション』登場以来,私の心をつかんで離しません。ヒメを始めとする擬人化動物たちのビジュアル,セリフ,行動,そしてその全てが,脳味噌を焼き尽くすほどに可愛いです。個人的には他のあらゆる作品を差し置いて,今年一番の収穫です。

石見翔子『スズナリ!(1)』

石見翔子『スズナリ!(1)』

芳文社『まんがタイムきららMAX』連載。普通の女子高生・楓(表紙左)に,ある日突然猫耳の妹・鈴(表紙右)ができてしまった,という話。

楓にべったりの鈴が微笑ましく,百合百合しく,時にエロティック。彼女らを中心に,周囲のキャラたちが彼女らの生活を痛快にかき回していきます。そして話の端々に見え隠れする二人の過去の断片が,時にしんみりとした雰囲気も作っています。

門瀬粗『とらぶるクリック!!(1)』

門瀬粗『とらぶるクリック!!(1)』

芳文社『まんがタイムきららキャラット』連載。PC初心者で,触った機械を文字通り爆発させてしまう体質の持ち主・杏珠(手前)が,パソコン部で仲間たちとともにドタバタを繰り広げるという話。

キャラたちのコロコロ変わる喜怒哀楽の表情が見ていて楽しい。話のテンポが良くて,素直に笑える作品。PC初心者をなかなか脱しない杏珠はある意味で微笑ましいです。『きらら』作品らしく,衣装サービスも忘れておりません。

荒井チェリー『みおにっき』『ゆかにっし』

荒井チェリー『みおにっき』 荒井チェリー『ゆかにっし』

おっとりした長女・結花(ゆか),柄は悪いが料理が得意な長男・克樹(かつき),年に似合わずしっかり者の次女・実音(みお)の三人家族の日常を描いた作品。

見た目と裏腹に中身は原黒かったり,年に似合わず大人びてたり……などなど,個性的なキャラを描き続ける荒井氏の,比較的一般寄りなファミリー作品。それでも中身はアレなわけですが,そのギャップが面白くて面白くて。荒井氏の作品は基本的に買いです。

結城心一『まとちゃん』

結城心一『まとちゃん』

虫好きの小学生・まとちゃん(中央)と,その同級生達が繰り広げる日常。

あずまきよひこ「あずまんが大王」に通じるゆるさ,そしてキャラたちのインパクト。特にまとちゃんが,何でもかんでも虫に絡めて語ったり,その虫で周囲(主に担任の女先生一人)を恐怖に陥れたりする姿が面白い。『週刊わたしのおにいちゃん』時代のカラーページも美麗。

結城氏は現在,続編的作品「ちろちゃん」を,一迅社『まんが4コマKINGSぱれっと』にて連載中。

一智啓『ももえん。(1)』

一智啓『ももえん。(1)』

芳文社『まんがタイムきららMAX』連載。ひょんなことから姉・悠木(右)と同じ女子校に女装して通うことになった少年・由貴(左)の日常を描いた作品。

作中で繰り広げられる女の子同士の恋愛,あるいは女装少年と女の子の恋愛。ここは倒錯の桃源郷ですか? 女の子があつまっておしゃべりをするときのようなテンションで進む話が,読んでいて不思議な感覚。

カラスヤサトシ『カラスヤサトシ』

カラスヤサトシ『カラスヤサトシ』

作者自身の人生体験の断片を描いた作品。

どれもこれも直視するには痛々しかったり「空気読めてねぇよ!」と言いたくなる話ばかりなのに,不思議とこれが面白い。文字の情報量が多いので,時間をかけてじっくりと味わって読むのが吉。

施川ユウキ『サナギさん(2)(3)』

施川ユウキ『サナギさん(2)』 施川ユウキ『サナギさん(3)』

秋田書店『週刊少年チャンピオン』連載。ほのぼのキャラのサナギさん(2巻左),毒舌キャラのマフユさん(2巻右)を始めとする中学生たちの哲学チックな日常を描いた作品。

子供のころに頭の中に思い浮かべていた屁理屈や言葉遊びが,あたかも再現されたかのような作品。狂おしいほどの懐かしさを感じさせてくれます。3巻では新キャラの登場により,作者の哲学ワールドがますます広がっています。

小笠原朋子『ウワサのふたり(3)』

小笠原朋子『ウワサのふたり(3)』

人気俳優・弓削誠(右)に隠し子騒動? 彼の元に突然現れた女の子・一花(左)は,誠の死んだ恋人・千花にそっくりで……,という話。

本巻が最終巻。親子に対する周囲の人たちの温かさが胸を打ちます。最終回の最後,不遇だった一花と千花が初めて報われるシーンは,本当,涙無くしては読めません。幸せな結末で本当に良かったなあと思います。

富永ゆかり『かなり*ハッピー!!』全2巻

富永ゆかり『かなり*ハッピー!!(1)』 富永ゆかり『かなり*ハッピー!!(2)』

ミスを連発するOL・香実(かなり)と,彼女に気が休まることがない課長。そんな彼女たちのオフィスの風景を描いた作品。

オーソドックスなOLもの,あるいはダメ部下vs上司もの。だけど分かりやすいギャグと可愛らしいキャラ絵で素直に楽しめる作品です。連載自体は終了してしまいましたが,来年は他の作品の連載にも期待したいです。

コミックマーケット71 終了

参加された皆様,お疲れ様でした。

さて,今年の冬コミですが,私は3日間参加の予定が,残念ながら1日目しか参加できませんでした。1日目の夜に私事でトラブルがあって,2日目の朝イチの新幹線で東京から地元まで帰っています。幸いトラブルは無事解決しました。

同行していた友人達が私のことを気遣ってくれて,彼らに2・3日目のサークルをいくつかお願いすることができたので,ある程度の本は入手できていると思います。彼らには本当に感謝しています。

2・3日目にお会いしたかった方々に会えなかったのは残念でしたが,また次の機会を待つことにします。

先ほど15時59分から1分間,会場でのそれに合わせて,コミケ元代表の故・米澤嘉博氏の黙祷を自宅でしました。私が同人誌という文化,そしてコミケという場に出会えたことを感謝しつつ,お悔やみ申し上げます。

芳文社『まんがホーム』2007年2月号

年越し前に繰り上げ発売。今年最後の4コマ誌。

【新連載】八木ゆかり「ハイ・ファイブ!」
『ホーム』2006年12月号のゲスト作品が連載化。転校初日に憧れの吹奏楽部が廃部になってしまい,それでも音楽同好会で頑張ろうとする女の子と,その仲間たちの話。いきなり軽音部とか教頭先生とかとバトルの様相ですよ。でも今回は導入話のせいか,あまりピンと来なかった。次号以降どうなるか。
【新連載】豊田アキヒロ「てんたま。」
同じく『ホーム』2006年12月号のゲスト作品が連載化。天界からやってきた女の子が突然姉さんに?という男の子の話。この女の子,ダメな子なのに憎めない。無愛想な男の子もどこか憎めない。何となく吉谷やしよ氏に通じるものがあるかな? 豊田氏は幻冬社『コミックバーズ』でも4コマ漫画「麓破羅学園オカルト部 はラたま」を連載中。

芳文社『まんがタイムきららキャラット』2007年2月号

【企画】里好「『ひだまりスケッチ』アフレコレポート」
蒼樹うめ氏とともにアニメのアフレコ取材。蒼樹氏自身も声を当てたらしい。「ひだまりスケッチ」は現在単行本2巻が発売中。
【新連載】荒井チェリー「ハッピーとれるいず!」
夢見がち,リアリスト,将来の夢「魔法使い」の幼なじみ幼稚園児3人組。高校生まで成長したある日,ひとりが魔法使いの夢を叶えた。通信教育で……,という感じの話。リアリストな女の子が残りふたりのアレさに困りつつも,真人間方向へ引っ張っていこうとしてる感じかな。とりあえずこの女の子の動きに期待。
【ゲスト】あぼしまこ「たまごなま」
両親に先立たれた貧乏三姉妹。しかし父はなぜか次女のパンツの中で生き続けていた。そんな家族の日常。しょっぱなから鬼八頭かかし氏もニッコリのパンツぶり。やわらかな絵も相まってほのぼのとした作品。それでいてシュール。

芳文社『まんがタイムオリジナル』2007年2月号

高原けんじ「天然一族」
マヨ子さん登場率の高さにニヤニヤしっぱなし。この子可愛いわー。
【ゲスト】むねきち「プクポン~みんなのはじまり~」
赤ん坊が生まれた漫画家夫婦の話。すごい,普通に育児ものだ。『まんがタイムきらら』連載の「まーぶるインスパイア」の先入観が完全に裏切られた。赤ん坊のひとつひとつの成長に感動する父母の姿が生き生きとしてていいなあ。

C71 4コマ関連物件ピックアップ

Angelophany/一智啓(霧野むや子)/1日目東A44a
新刊は遥か本,と言われても元ネタが分からない……。むしろ既刊の銀魂合同誌『The Great Escape!』が欲しいけど,頒布されるかなあ。他にも遥かジャンルだと〈墨染屋/野の元舞(おーはしるい)/1日目東S01b〉が参加。
ずんだもち姉妹/野々原ちき/1日目東A67a
荒井チェリー氏との合同サークル。荒井氏のブログ(12/27)によると,新刊は大神本と「マジックナンバー」再録+α本らしい。
しろくろ雑技団/藤島じゅん/1日目東エ37a
藤島氏のブログ(12/21)によると,新刊は逆転裁判本『異議ある人々』。また,〈両々王国/佐藤両々/3日目東P04a〉の『ままの本6』と〈海月星堂/吉田美紀子/3日目東E22a〉の銀魂本にそれぞれゲスト寄稿。
ぱずる座/逸架ぱずる/1日目西れ42b
サイトおよびブログでのROイラストをまとめた本『Web-log』などを頒布予定。他にもRO関係の方々で気になるサークルはたくさんあるけど,数が多くて把握できない……。むきゅう☆氏から芋づる式にはたどっていけそうですが。
安全第一/石見翔子/2日目東H30a
新刊は銀×新本『冬の変人』。タイトルが素敵。
ゆきんこ/霧賀ユキ/2日目東シ02a
新刊の『Boku×Neko:4coma』が気になる。角川書店『月刊ASUKA』連載のストーリー漫画「ボク×ネコ?」の4コマ版ということか。立ち読みしたら胸キュンしてしまったのでチェック。
TUGUMIX/林つぐみ/2日目東ネ18b
新刊にフルカラーノンフィクション4コマ『毎日なかよし』。マリみてはよく分からない自分でもこれなら大丈夫そう。
朧&天蓬元帥堂/天蓬元帥/3日目東A53b
「ちょいあ」が徳間書店『COMICリュウ』に移籍してから面白い天蓬氏。『まんが学園4年生』なんて4コマ誌が……ゴホンゴホン。新刊および既刊の姫カット4コマが欲しい。
アトリエぶちゃ/やよい@たかまつやよい/3日目東E23a
新刊はエッセイ本『no mark』,銀魂合同誌『銀』,オリジナル4コマコピー本『へべれけ天使酔いどれあんこ』の3冊。『銀』については,執筆者は美月李予氏,吉田美紀子氏,藤島じゅん氏で,〈海月星堂/吉田美紀子/3日目東E22a〉でも頒布。
DANGER=ZONE/刻田門大/3日目東M47b
刻田氏のブログ(12/18)によると,新刊に『魔法使いくんとOLさん 祭』。「魔法使いくんとOLさん」は,現在は休刊した双葉社『まんがタウンオリジナル』にて連載されていた4コマ漫画。
両々王国/佐藤両々/3日目東P04a
藤島じゅん氏のブログ(12/21)を見る限りでは,新刊は『ままの本6』。藤島氏がゲスト寄稿。
4研/たっちー/3日目東S24a
2006年の作家別4コマ誌掲載データベース『起承転結 第6号』が頒布か。
娘々倶楽部/ちんじゃおろおす/3日目東ケ01b
まだ正式決定ではないようだけど,秋田書店『恋愛よみきりMAX』に短期連載されていた4コマ漫画「ハッピーライフ」の再録本『ハッピーライフ』が新刊予定。
Chiharoom/笹野ちはる/3日目東コ26a
笹野氏のブログ(11/7)によると,ぶんか社『みこすり半劇場』にて連載されていた4コマ漫画「みるくの時間」の再録本『みるくの時間』前・後編を頒布。前編は既刊で後編は新刊。また,笹野氏のブログ(12/11)によると,色紙プレゼントくじ引きも予定。
ミステリーサークル/鈴/3日目東ヌ30a
みなづきふたご氏が参加しているサークル。みなづき氏のブログ(12/21)によると,夏コミに続く4コマ総集編第2弾を予定。
BLACKLIST NO.1/くがみそら/3日目東ユ57b
新刊に「ヒメプリハニィ」番外編同人誌『ナデシコスタイル』。撫子さんが主役。同誌には夏コミのヒメプリ本に収録された「ちまっと4畳半」の続話も収録。
ゆか缶/富永ゆかり/3日目西ゆ04b
富永氏のブログ(12/18)によると,「マキマキ」本になりましたとのこと。マキマキって……何?
メディアファクトリー/企業155,ばんび/企業373
両ブースにて「ひとひら」&「ぽてまよ」アニメ化記念ミニコミック『コミックハイ!アニメ化記念特集号』を数量限定で無料配布。また,ばんびブースではぽてまよ&ぐちゅ子フィギュアを限定1,000個販売の他,無料配布のカレンダーにも「ぽてまよ」イラストが掲載されたり,ぽてまよ&ぐちゅ子ぬいぐるみが展示されたり。
TBSアニメーション/企業256,アニプレックス/企業273
両ブースにて「ひだまりスケッチクリアファイルとお面(4種類)を配布予定。また,TBSアニメーションブースでは「ひだまりスケッチ」プロモーションビデオを上映。
とらのあな/企業284
野望神社☆開運BOOK』を販売。イラスト執筆陣はえぃわ,okama,田中松太郎,爆天童,ヤス。(順不同,敬称略)コミック執筆陣はいせのやじん,大城ようこう,高津ケイタ,爆天童,蕃納葱,セレビィ量産型(順不同,敬称略)。イベント後には店舗でも発売される。

竹書房『まんがライフMOMO』2007年2月号

年末で発売日が26日に繰り上げ。

本田透アニメ会森ゆきなつ「萌え川柳」
今回も特席のレベルが高すぎる。シチュエーションに無駄にこだわったデコっ娘萌えっぷりが漢。
【新連載】いのうえ義成「ピュアコン」
以前の『MOMO』の新人4コマバトルでツンデレ4コマ「ヒメコロ」が掲載されたいのうえ氏が新連載。真面目だけど恋は苦手なクール委員長4コマ。いやーこの委員長は素晴らしいキャラですよ。ツンデレと一言で片付けたくない可愛さですよ。幼なじみでM男の青葉君との絡みも面白い。今後も期待大。
小笠原朋子「Hiスクラップ!!」
三角関係に奈月さんが本格参戦。四角関係の様相に。麻生君がさらに報われないキャラになりつつありますよ。あと今月のアキの可愛さは異常。こんな可愛い子が男の子だなんて……。来年は可愛い男の子とか女装男子の4コマが流行りませんか? 一智啓「ももえん。」みたいに。
小坂俊史「サイダースファンクラブ」
セカンドアルバム発売なのに盛り下がるサイダースの面々。そこが彼女ららしいというか。次号最終回。また,真田ぽーりん「必殺白木矢高校剣道部」も次号最終回。
【ゲスト】ふくやまけいこ「ひみつの花園」
前回掲載は『MOMO』2005年10月号のはず。シリーズゲストも今号で最終回。とりあえずハッピーエンドってことでいいのかな? ふくやま氏というと,最近は徳間書店『COMICリュウ』連載の4コマ「ひなぎく純真女学園」が好き。

来年1月から10か月連続で毎月2冊ずつ『MOMO』連載作品の単行本が発売。口火を切るのは1月27日発売の森ゆきなつ『いんどあHappy(1)』師走冬子『奥さまはアイドル♥(1)』。次いで2月末の大井昌和『いつもいっしょに(2)』。2月末のもう1作品は明記されていない。今号でほのめかしがあった真島悦也「ちとせげっちゅ!」の4巻かな?

次号は新居さとし氏とタカムラマサヤ氏がゲスト。タカムラ氏の再登場は素直にう嬉しい。また,1月の単行本発売を記念した森ゆきなつ「いんどあHappy」と師走冬子「奥さまはアイドル♥」のとりかえっこ4コマ企画あり。

追記(2007年1月8日 23時7分)

まんがの森によると,2月末発売のもう1作品は真田ぽーりん『必殺白木矢高校剣道部(2)』でした。

双葉社『コミックハイ!』VOL.21

先日の記事にも書いたように,御形屋はるか「ぽてまよ」2007年にテレビアニメ化

御形屋はるか「ぽてまよ」
2キャラが新登場。ぽてまよとぐちゅ子の子供? ぐちゅ子の子供の方はなぜか一晩で人間サイズの少年に成長しちゃったし。となるとぽてまよの子供は美少女になるのかな? 今後が楽しくなりそう。
私屋カヲル「こどものじかん」
白井先生からそんなセリフが出てくるとは思っても見なかった。
山名沢湖「つぶらら」
つぶららユニットデビュー。ライバルのキャラ★エンと裏番組同士対決だ!……って,絶対に勝ち目ねぇー。でも何だかんだで上手くいっちゃうんだろうなあ。
【ゲスト】藤井ハル「鉛筆娘」
デジタル機器に囲まれながらも,子供の頃にもらったプレゼントの鉛筆を大切に使い続ける少年。少女に擬人化された彼の鉛筆やパソコンやケータイなどが,愛されて使われたいという物の心を語る,という話。文房具擬人化というと私は櫻太助「いれいざといっしょ」や東雲萌黄「きゃっぷな♪スラたん」のような萌え擬人化4コマが最初に思い浮かぶけど,こういうちょっとシリアスな擬人化もあるんだなあと思った。最後,小さくなった鉛筆がキャップをつけられるシーンは素直に上手いと思った。こういうメタファが大好きなんですよ。
【不定期連載】新井葉月「薬屋りかちゃん」
マニュアル対応して失敗してしまう主人公。でも真摯で前向きな姿勢に好感。善意に満ちた話だ。次回登場は2月22日発売号。

芳文社『まんがタイムスペシャル』2007年2月号

【新連載】おおた綾乃「あいどく!」
ある出版社の編集部の面々の日常。いきなり年末進行のドタバタから始まったり,ハイテンションなキャラが数多く登場したりと,おおた氏らしい楽しさ。
【集中連載(1/3)】吉谷やしよ「ゆたんぽのとなり」
貧乏兄妹の家の隣りに,お金持ちだけどの世間知らずなお嬢様が引っ越してきた,という話。近所付き合いを通して世間の温かさをお嬢様に伝えていく,という展開なのかなあ。妹とお嬢様は全然キャラが違うけどそれぞれに可愛い。
【新連載】笹野ちはる「きらきら、てくてく。」
悪い男に騙されて捨てられて失意のうちにあったOLが,街の喫茶店の店員に励まされて新たな道を歩き出す,という話。今までの笹野氏の作品とちょっと雰囲気が違うかな? 喫茶店の姐さんがサバサバしてていいキャラ。彼女が主人公を前向きに導いていくのかな。今後の展開に期待。

次号からオザキミカ「だてまき。」が連載再開。

芳文社『まんがタイムきららMAX』2007年2月号

【ゲスト】加藤夕清「すずらん観察日記」
美少女なのに服装や振る舞いのセンスが悪い姉に苦労する妹の話。姉妹とも可愛いのはいいけど,このネタは長くは続かなそうだなあ。
【ゲスト】月見里中「神がふたりに私がひとり」
神父の男性と一緒に暮らす女神と女死神。でも彼の魂を奪おうとするのは女神で,彼を守るのは死神? という感じの話。セリフの端々からエロティックさがにじみ出ていて好き。
荒井チェリー「ワンダフルデイズ」
未香さんが久々の登場。そして壱さんが若返る? 次号どうなるやら。

「ひだまりスケッチ」オンリーイベント「やまぶき祭」が2007年5月4日に開催

やまぶき祭チラシ

すいーとポテト@はてなでも既にお伝えしましたが,来年5月4日(祝),東京都立産業貿易センター浜松町館にて,「ひだまりスケッチ」オンリー同人誌即売会「やまぶき祭が開催されるとのことです。とらのあなでは(少なくとも名古屋店と池袋店では)いしざきうに氏によるイラストのチラシの配布も始まっていました。

蒼樹うめ「ひだまりスケッチ」は芳文社『まんがタイムきららキャラット』連載の4コマ漫画。今月末には単行本2巻が発売し,来年1月にはテレビアニメの放送も始まります。

実は今年10月に開催された4コマオンリー同人誌即売会「よんこま小町」3かいめの時に,このオンリーイベントの開催がほのめかされていました。

即売会の終盤にはイベントアピールがあり,同じく4コマオンリーイベントであるきらきら★とりころ~るの方もいらっしゃってました。次回きら★とりの開催は既に3月21日に決まっていますが,その方によると,来年のゴールデンウイーク中にもイベントを開催するという話でした。そのイベントは,この度アニメ化される4コマ作品のどちらかのオンリーイベントとのことでした。つまりは「らき☆すた」「ひだまりスケッチ」かということですが,こちらも楽しみです。続報を待ちましょう。

よつぎりポテト - よんこま小町3かいめ

というわけで,「らき☆すた」ではなく「ひだまりスケッチ」でした。しかし「らき☆すた」の方も,来年にはアニメ化されたりと盛り上がりを見せているので,そちらのオンリーイベントも開催されるかもしれませんね。

やまぶき祭はゴールデンウィークに開催ということで,COMITIAと時期が同じなのが地方民にとっては嬉しい限りです。来年3月のきらきら★とりころ~ると合わせて,都合がつく限り行きたいと思います。

芳文社『まんがタイムコレクション 大乃元初奈コレクション』

「おねがい朝倉さん」を中心とした大乃元初奈コレクション。『まんがタイムラブリー』連載の「聖葵学園日誌まなびや」も第一話から第四話まで再録。大乃元氏以外の掲載陣は,宮原るり,鈴木ぺんた,久保田順子,ともち,笹野ちはる(掲載順,敬称略)。

特記すべきことなし。次号『おーはしるいコレクション』は来年1月20日に発売。

竹書房『まんがくらぶオリジナル』2007年2月号

今月号の『まんがライフ』に続き,ライブドアVS竹書房4コマまんが交流戦が開催。livedoor デイリー4コマから2作品が『くらオリ』に登場。『くらオリ』からデイリー4コマにも,みずしな孝之けものとチャットが登場。むんこ氏も登場するはずだけど,今日時点ではまだ登場せず。

【新連載】神奈川のりこ「25年目の恋」
内気で奥手でオタクで彼氏いない歴25年のOLが,職場の営業マンに恋をした,という話。恋を成就させんと,控えめに,だけど健気に頑張る姿が可愛い。前途に幸あれ。
【ゲスト】腹肉ツヤ子パート戦士トシ子
デイリー4コマから登場。見た目は普通のおばさん・トシ子。彼女の真の姿は,凶悪宇宙人に立ち向かうパートタイム改造人間だった,という話。おばさんらしいふてぶてしさ全開のシュールな作品。そして無駄に主張されたでかい尻が目に毒。別の意味で。
【ゲスト】森井ケンシロウさかな&ねこ
同じくデイリー4コマから登場。普通の猫と普通の魚。そんな彼らが出会ってしまったら……。二匹の間に何の前触れもなく訪れる,あまりにも分かりやすい悲劇が妙に面白い。交流戦の中ではイチオシの作品。ちなみにこの作品はネットアニメにもなっている。
【ゲスト】いでえいじ「君にムシキュン♥」
憧れの彼は大の虫好き(特にクワガタ)。しかし私は虫が大の苦手,というOLの話。なし崩し的にクワガタを飼う事になってしまったり,彼と虫の会話を合わせて周囲から誤解されたりと,前途多難なOLの姿が面白い。だけど,前作「ぽけっとタマちゃん」の狂いっぷりが大好きだった自分にとっては,正直物足りなかった。あんな作品はもう見られないのかな……。真理!真理!

竹書房『まんがライフ』2007年2月号

12月10日の記事にもあるように,ライブドアVS竹書房4コマまんが交流戦が開催。livedoor デイリー4コマから2作品が『ライフ』に登場。『ライフ』からデイリー4コマにも,樹るうポヨポヨ観察日記まがりひろあきよいこのしごとが登場。

【新連載】北条晶「お父さんは年下♥」
『ライフ』にて過去数度のゲスト掲載歴がある今作が連載化。大学教授である母の再婚相手は,自分よりも年下の教え子の男の子だった,という娘の話。芳文社『まんがタイムファミリー』の「はっぴぃママレード。」といい,北条氏は年齢ギャップものがお得意? 義娘の前でお父さんぶる男の子と,男の子に母を取られちゃうんじゃないかと嫉妬する娘の姿は,短い話の中にもドラマあり。可愛らしいキャラとラブラブな雰囲気も好きだなあ。今後も期待。
【ゲスト】麗王奈羊っ娘メリーさん
デイリー4コマから登場。その可愛い姿に似合わず野性的な羊っ娘・メリーさんの日常。とにかくワイルド,ひたすらワイルド。そんなわけで可愛い一面が見られなかったのが残念。特に発情期メリーさんが出てこなかったのがマジで残念。
【ゲスト】魚乃目三太HORROR KIDDY
同じくデイリー4コマから登場。姿は凶悪だけど正義漢あふれる猫が,世にはびこる悪に天誅を下していく話。シュールかつ痛快な作品。絵は好みが分かれるかな。

次号予告に佐野妙氏の名が。編集さんナイス起用。

御形屋はるか「ぽてまよ」が2007年にアニメ化,冬コミでは関連グッズ販売なども

今日発売の双葉社『コミックハイ!』表紙にもありますが,同誌にて連載中の4コマ漫画,御形屋はるか「ぽてまよ」が,2007年にテレビアニメ化されるとのことです。これで『コミックハイ!』作品のテレビアニメ化は,大島永遠女子高生」,桐原いづみひとひら」に続き3作品目でしょうか。しかし今回は,今は亡き『もえよん』時代から続いてきた作品がアニメ化されるとあって,個人的には妙に感慨深いものを感じます。放送局やキャストなどはまだ発表されていません。続報が待たれます。

また,冬コミでは「ぽてまよ」アニメ化記念と称して,ばんびブース(企業373)にてぽてまよ&ぐちゅ子フィギュアが1,000セット限定で販売されるとのことです。御形屋氏のブログによると,このフィギュアは先日の美少女フィギュアコンベンション東京2006でも発売されたもので,来年2月のワンダーフェスティバル2007冬でも販売されるようです。フィギュアのレビューはちょっとしたことさんが詳しいです。

この他にも『コミックハイ!』のページには,「ぽてまよ」と「ひとひら」に関連する冬コミ企業ブース情報が掲載されています(当該画像)。それによると,両作品のアニメ化を記念したミニコミックの配布や,「ひとひら」のプロモーションムービーの公開などが予定されているようです。詳細はリンク先を参照して下さい。

それにしても,今年は4コマ作品のアニメ化ラッシュです。既に蒼樹うめひだまりスケッチ」,美水かがみ「らき☆すた」,そにしけんじ「猫ラーメン」のアニメ化が決まっています。普段はアニメを見ない自分ですが,来年はかなり楽しみです。

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『現代視覚文化研究』に萌え系4コマ評論「萌え系4コマ年代記」が収録

既に各所で話題になっていますが,三才ブックスから「2次元系」とされる諸作品の研究、レポートをまとめたムック『現代視覚文化研究』が発売されています。

その中に「萌え系4コマ年代記」(表紙には「萌え4コマ漫画年代記」とあり)という評論が収録されています。

論者は湊谷夏氏。調べてみたところ,やたら4コマに強い漫画専門店・マグマニ書籍担当Nさんのようです。

内容は,植田・いしいに始まり,いがらし・ももせ・パロ4コマの時代,そしてあずまを経て,現在の『まんがタイムきらら』へと続く4コマ史の俯瞰でした。最近の『まんが4コマKINGSぱれっと』や,「ひだまりスケッチ」「らき☆すた」のアニメ化にも言及しています。

とてもすっきりした内容で読みやすかったです。萌え系4コマを振り返るに,萌え系前史から4コマの歴史を辿っている点でも面白いと思います。

いや,むしろ,必然的にそうならざるを得なかったと言うべきでしょうか。伊藤剛『テヅカ・イズ・デッド』を拠り所とする限りは,少なくともいがらしみきおは無視できない存在ですし。

また気になる点が出てきたら追記します。

芳文社『まんがタイムファミリー』2007年2月号

【ゲスト】北条晶「はっぴぃママレード。」
最初のページから元気全開のお母さん。見ていて楽しい。次号から連載化。
【ゲスト】真島悦也「すくーるめいつ。」
ここは男子禁制の花園,とある学校の女子寮。しかしその花園の舞台裏は……。お前ら開けっぴろげにもほどがあるぞという女の子達が繰り広げるハイテンションな日常。楽しい。
【ゲスト】逸架ぱずる「がんばろ・まい!」
お隣りさんとのやりとりが楽しい。そして今回も名古屋ネタ炸裂。って,コーヒーに茶菓子の豆は名古屋限定の文化だったのですか……。覚えておこう。こちらも次号から連載化。
【ゲスト】佐野妙「ふんわりシスターズ」
今月号も掲載されてる。よきかなよきかな。姉に苦労する妹の姿が健気で,どことなく恥ずかしくていいなあ。
【新人】相聞春夜「アプリコットへようこそ!」
あおば出版『ハムスペ』にてハムスター漫画を執筆されている相聞氏が新人枠で登場。手芸店でバイトをする女の子たちの話。コロコロした可愛いキャラとか背景のトーンの少女漫画っぽさとか,好きだなあ。どこかで再登場して欲しい。今なら『まんがホーム』辺りとか。

そにしけんじ「猫ラーメン」がアニメ化,12月28日から放送開始

マッグガーデン『コミックブレイドMASAMUNE』にて連載されている4コマ漫画,そにしけんじ「猫ラーメン」がアニメ化されるようです。しかも放送開始は今年中だそうです。

上記リンク先によると,12月28日(木)の27時から,東京MXテレビ他各曲のアニメ魂枠にて放送開始されるようです。話数は全13話だそうです。

平成18年度(第10回)文化庁メディア芸術祭受賞作品が発表

今年度も文化庁メディア芸術祭の受賞作品が発表されました。詳しい受賞作品はリンク先を参照していただくとして,気になる受賞作をピックアップ。

マンガ部門の受賞作品には,森下裕美「大阪ハムレットと,あずまきよひこよつばと!が選ばれています。

また,審査委員会推薦作品のマンガ部門には,コママンガ部門に山崎秀昭「2コマキング」阿部川キネコ「ミス&ミセス」が,オンラインマンガ部門に今日マチ子センネン画報ふかさくえみマルラボライフが選ばれています。

「ミス&ミセス」は以前,asahi.comコミックガイドにも書評が掲載されていましたね。

今日マチ子氏は,livedoor デイリー4コマでも「ラブ★トレイン」を連載中。先月の竹書房『まんがライフオリジナル』にも別作品「ホームワーク」がゲスト掲載されています。自分はデイリー4コマで初めて知りましたが,この機会に「センネン画報」の方も読んでみたいですね。

「マルラボライフ」の受賞は,楽しく読んでいる一読者として嬉しいです。ふかさく氏はCOMITIAでも霜風るみ名義で同人誌を出されています。代表作「eyesore」シリーズは,ファンタジックな友情物語で,ストーリーがとても面白いです。

施川ユウキ『サナギさん』3巻

施川ユウキ『サナギさん』3巻

ハルナ(私という存在は一体何?私は何者?)

私が自分について知っているコト それは全て単なる「記憶」という情報に過ぎない

自分が何者なのかについて絶対的確信は永遠に得られないし 記憶の中の自分に対して「もうそれでいいや」と妥協するしかないのだ

施川ユウキ『サナギさん』3巻 p.48「ハルナさん」 1~3コマ目

ハルナさんの登場により,ますます広がる施川哲学(?)ワールド。

施川ユウキ「サナギさん」は,秋田書店『週刊少年チャンピオン』にて連載中の4コマ漫画。天然ボケキャラのサナギさんと,毒舌キャラのマフユさんが,子供的な感性でもって,何でもない日常を過ごすという話。

3巻では,めばえキャラのイソヤマくん,哲学キャラのハルナさん,作図キャラの山田さんが新登場。その中でも特筆すべきはハルナさん。元々哲学っぽさが随所に見られる今作も,ハルナさんの登場により,彼女が代弁者となって,ますます施川哲学ワールドが広がっている。

しかしただの哲学で終わらないところがまた良い。上の引用は各段落が1コマに対応しているけど,4コマ目がまた面白い。

ハルナ「サナギさん 記憶の中の自分が宿題忘れたみたいなんだけど 妥協したくないから見せてもらえないかな?」

サナギ「!? なんかすごい!」

施川ユウキ『サナギさん』3巻 p.48「ハルナさん」 4コマ目

哲学と見せかけて,実はただの言葉遊びと屁理屈だった!でもこのギャップが面白いのです。言葉遊びと屁理屈に明け暮れていた僕の子供の頃を思い出させてくれるのです。これほどに懐かしさを感じさせてくれる作品はない。

巻末は施川氏のあとがきあり。作品構成の理論が語られていて,これも面白い。

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重野なおき『たびびと』3巻

重野なおき『たびびと』3巻

巴「『末永く』と言っていたが まさか…」

三郎太「うん そう 夫婦なんだ オレ達」

重野なおき『たびびと』3巻 p.112「旅立つ前から」

三郎太とみちるの関係が明らかに。

重野なおき「たびびと」は,芳文社『まんがタイム』にて連載中の4コマ漫画。世界中を旅する二人組,三郎太とみちる。彼らの目的はみつるの生まれ故郷を探すことだった。砂漠,山,大海原を越えて,彼らの旅は続く……,というストーリー。

3巻では,2巻の最後ではぐれてしまった三郎太とみちるの出会いに始まり,旅商人のロイ,風来人の巴が旅仲間に加わる。お金にはがめついけど便利な道具を持っているロイ,凄腕の剣術を持ってるのに眼鏡をはずすとめっぽう弱くなる巴が,二人の旅をダイナミックにかき回す。この作品は,新キャラが登場する度,彼らの活躍ぶりが楽しみでしょうがないけど,今回の単行本もそれを裏切らない内容。

そして3巻の最後では,三郎太とみちるの関係が明らかになる。雑誌の連載では『まんがタイム』2006年10月号に相当。この雑誌の発売の数日後,竹書房の育児実話誌『すくすくパラダイス』Vol.1で,重野氏は藤島じゅん氏との結婚を発表している。この辺,三郎太のセリフには,実は裏の意味があったのかな,と思わずにいられない。

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芳文社『まんがタイムラブリー』2007年1月号

おーはしるい「会計チーフはゆーうつ」
チーフと中山が面白い展開になってきたよー。さすがの大崎もびっくり。
【新連載】柚月もなか「カフェらった!」
新人企画「D1グランプリ」出身作品が数度のゲスト掲載を経て新連載。メイド喫茶で働く女の子たちの姿。可愛い姿と言動のギャップが,メイドさんに夢見る客と読者の心を完膚なきまでに壊してくれるぜ……。だがそれが面白い。今後も期待大。

竹書房『まんがライフオリジナル』2007年1月号

【ゲスト】山野りんりん「ヒジキのお仕事」
先日の『あにまるパラダイス』に続きゲスト掲載。漫画家の女性の家に住むボス猫・ひじきの日常。猫飼い漫画家の苦悩の日常。人の心猫知らず。でも憎めないひじき。山野氏のブログによると,次回掲載は来春の『あにパラ』予定。
【集中連載(1/3)】秋吉由美子「あくまCalling」
先日の『まんがライフセレクション』に続きゲスト掲載。子供の悪魔が人間界に不幸をもたらす,と思いきや……,という感じの話。これからもっと楽しくなる予感。期待。
【新連載】あらい・まりこ「東京眼鏡」
『まんがくらぶオリジナル』連載作品が『ライオリ』でも連載開始。詩的な西くん……じゃなかった,東くんがいい味。

2006年の4コマ関連10大ニュース

今年が終わるにはまだ時間がありますが,去年と同じように,今年も4コマ誌界隈の話題を中心に,4コマ10大ニュースを選んでみました。選考には独断と偏見が多分に入っていますが,この辺りが妥当かなと思える内容にはなっていると思います。便宜上,番号を振りましたが,順位は特に考えていません。

1. 業田良家「自虐の詩」の映画化が決定,来秋公開予定

映画公式サイトも公開中です。また,映画化決定とほぼ同時期に,竹書房まんがくらぶ』では「新・自虐の詩」の連載が始まりました。

2. 蒼樹うめ「ひだまりスケッチ」と,美水かがみ「らき☆すた」のアニメ化が決定

4コマ原作のアニメとしては「ぱにぽにだっしゅ!」以来でしょうか。「ひだまりスケッチ」は来年1月からTBS系列局にて放送開始予定,「らき☆すた」は未定です。

追記(12/14 01:16)

また,最後通牒・こぼれ話さんによると,そにしけんじ「猫ラーメン」のアニメ化も決定したようです。詳細は12月15日発売のマッグガーデン『コミックブレイドMASAMUNE』冬号にて発表されるとのことです。

追々記(12/22 22:49)

「猫ラーメン」アニメ化の記事を書きました。

また,双葉社『コミックハイ!』連載作品の御形屋はるかぽてまよ」も,2007年にテレビアニメ化されるとのことです。

3. 4コマ誌および関連誌の創刊と休刊

3月には芳文社からストーリー誌『まんがタイムきららフォワード』が創刊。当初は季刊でしたが,来月から月刊化です。

7月には双葉社『まんがタウンオリジナル』が休刊。当時は休刊を惜しむ声が数多く聞かれました。連載作品の一部は双葉社の他誌に移籍したり,新設の携帯漫画サイト『ケータイまんがタウン』にて引き続き配信されています。

9月には一迅社から『まんが4コマKINGSぱれっと』が創刊。昨年数多く休刊した萌え系4コマに比べ,大分健闘しているようです。こちらも当初は隔月刊でしたが,来月から月刊化です。

この他,竹書房から『まんがライフセレクション』と『すくすくパラダイス』の2誌が創刊。また,猫実話誌を始めとする実話誌については,いろんな出版社から把握し切れないほど創刊されました。本当,今何誌あるんでしょうねえ……。

4. 竹書房とWebとの連携

9月に創刊した育児実話誌『すくすくパラダイス』には,松本ぷりっつ氏を始めとする育児漫画ブロガーが数多く掲載されました。また,今月と来月にはlivedoor デイリー4コマとの共同企画も開催されます。

5. 竹書房『まんがライフ』がリニューアル,神仙寺瑛「動物のおしゃべり♥」が表紙に

神仙寺氏はおそらく今年最も躍進した新人でしょう。8月には同作品の単行本1巻が発売し,現在は他作品も含め竹書房3誌で連載中です。

6. 秋吉由美子氏,竹書房誌にて連載開始

これまで芳文社誌では多くの作品を描きながらも,竹書房誌には全く登場してこなかった秋吉氏が,今年最初の『まんがくらぶオリジナル』にゲスト掲載。その後も数誌でゲスト掲載され,現在,竹書房誌では,同誌と『まんがくらぶ』の2誌で連載中です。

7. 藤島じゅん氏と重野なおき氏の結婚&出産発表

お二人とも,今をときめく4コマ漫画家です。9月発売の育児実話誌『すくすくパラダイス』にて正式に発表されました。お二人の幸せな前途と,お子さんの塁君の健やかな成長を願ってます。

8. 海藍「トリコロ」がメディアワークス『電撃大王』にて連載再開

昨年末に作者自身が芳文社『まんがタイムきらら』からの移籍を告知していましたが,4月に連載再開されました。そんな海藍氏のもうひとつの連載作品「特ダネ三面キャプターズ」は,2月に単行本1巻が出ましたが,連載誌『まんがタイムラブリー』では全く音沙汰がありません。

9. 芳文社の新卒採用

今年初め,芳文社が毎日就職ナビ2007に新卒採用を掲載しました。普段は見えない漫画雑誌編集部の仕事ぶりが紹介され,就職うんぬんを差し置いても興味深い内容でした。

10. 4コマ作品のドラマCDと小冊子

ともに去年から引き続きの傾向です。ドラマCDは,竹書房から4作品,芳文社から4作品発売されました。来年1月にはスクウェア・エニックスから高津カリノ「WORKING!!」のドラマCDも発売される予定です。

小冊子は,竹書房は主に雑誌付録として,芳文社は主に単行本購入特典として配布されることが多々ありました。

最後に次点を。

次点. 週刊誌4コマノートが再販

あの海藍氏をして「欲しい」と言わせしめた,無印良品の週刊誌4コマノート。昨年の秋頃に話題になり,そしていつの間にか店頭から消えていましたが,今年の3月頃に「週刊誌4コマノート(ミニ)」と商品名を改めて再販されました。現在でも売り切れと再販を繰り返しているようです。

さて,これらの中で特に印象的だったのは,やはり雑誌に関する話題。芳文社がストーリー方面に手を伸ばし,各社から猫実話誌が乱立する中で,双葉社『まんがタウンオリジナル』が休刊したかと思えば,『きらら』の対抗馬として一迅社『まんが4コマKINGSぱれっと』が創刊。そんな中でもWebの手堅いコンテンツに目をつけた竹書房と,各社が動きに動いた一年だったと思います。

来年はこれらのどの雑誌が抜きん出るのか,それともまた新たな4コマ誌が登場するのか,あるいは4コマという世界全体ではどうなるのか。来年は4コマ原作のアニメが2作品放送され,秋には映画も公開されます。4コマの閉鎖性なんて事も言われている中で,4コマ作品が4コマ以外の世界にも広がっていく,来年はそんなことを期待し,楽しみにしたいと思います。

一智啓『ももえん。(1)』/まんがタイムKRコミックス/芳文社

一智啓『ももえん。』1巻

ひょんな事から女子高に入学することになったオレ 野沢由貴(15)

悠木「もー いつまで鏡見てんの?学校いくよっ」

由貴「…今年から共学のハズなのに なんで男子の制服がないんだろう…」

悠木「面白いからじゃない?」

一智啓『ももえん。(1)』 p.10

倒錯の桃園へようこそ。

一智啓「ももえん。」は,芳文社『まんがタイムきららMAX』にて連載中の4コマ漫画。ひょんな事から,姉・悠木と同じ高校に女装をして通うことになってしまった少年・野沢由貴。しかし彼が美少年であるがゆえにその事実には気づかれず。彼の友達で同じく美少年の蓮,どう見てもゴリラにしか見えないのに,たまに超絶の美少女に変身する男の子・真(通称まこちん)と共に,ハーレムだけどヒヤヒヤの日常を送るという話。

設定の時点で既にぶっ飛んでるわけだけど,話はさらに奥が(いや,業が?)深い。通学路の交差点で出会い頭にぶつかった先輩の女生徒に恋する由貴くん,そして下級生の女の子からなぜか好かれる由貴くん。元々の性で見れば普通の恋のはずなのに,姿は両方とも女の子。これは百合なのか?違うのか?いずれにせよイケナイ雰囲気が漂っている。

ここにさらに「ひょっとして由貴くんて可愛いんじゃないか……?」と思った暁にはもう訳が分からない。倒錯しているのは由貴くんを始めとする登場人物じゃなくて自分?でも本当可愛いんです。抗えないんです。……はっ!俺は今何を!

そんなこんなでドタバタ展開が繰り広げられるんだけど,実はこの作品,何の説明も無しにシーンが飛ぶことが多くて,微妙に読みにくい。じゃあ作者は構成が下手なのかというとそういう風にも感じなくて,むしろこれって作者の女性的感性なんじゃないかなあとも思う。女三人集まってハイテンションでおしゃべりする姿を傍目で眺めているあの感覚。ああ,これって,カザマアヤミ「ちょこっとヒメ」の時にも感じたような。

ともあれ,こんな感覚を感知しやすいアンテナを持っちゃってる自分としては,この作品はとても心地いい。今後の連載にも期待。あと,誰かがジェンダーの観点から深く語ってくれることを切実に希望。

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私屋カヲル『ちびとぼく』8巻

私屋カヲル『ちびとぼく』8巻

ばるたん「ギニャ~~♥」

こんな日が ずっと続くと思っていた……

私屋カヲル『ちびとぼく』8巻 p.12「幸せな日々」

郵貯の男とばるたんの明日は。

私屋カヲル「ちびとぼく」は,竹書房『まんがライフオリジナル』にて連載中の4コマ漫画。猫好きの男の子・ケンヂくんと,彼に溺愛される猫・ちび,および彼らの周囲の猫好きな人々の日常を描いた作品。

8巻は,まず表紙が面白い。このちびにセリフをつけるなら「うーん,ほどよい塩味」といったところかな。え,食べちゃうんですか?

8巻の主役は,真面目公務員(もう公務員じゃないかな?)・郵貯の男と,彼の飼い猫で元は捨て猫のサーバルキャット・ばるたん。ばるたんと幸せな日々を暮らしていた郵貯の男は,ある日,ペットショップのサーバルキャットの値札を目にする。そこには彼の給料の何倍もの値段が。それを期に,元の飼い主のこと,そしてばるたんとの別れが頭の中に浮かぶ郵貯の男。さらにサーバルキャットが規制動物ということも知り,揺れる郵貯の男。彼らに安寧の日々は訪れるのか……。実は連載のほうでは,この一人と一匹の結末は既に明らかになっているのだが,それは次の単行本に期待することにしよう。

この他,8巻には「実録ちびとぼく」やゲスト寄稿も収録。ゲストは犬上すくね氏と後藤羽矢子氏。ともに猫擬人化。最近は猫擬人化が流行ですか?犬上氏の描く,ヤクザのアニキと仔猫ちゃんの絡みはなんともエロティック。また,単行本プレゼントにはちびとぼく4コマバスタオル。絵柄が気になるので応募する。

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みずしな孝之『けものとチャット』2巻

みずしな孝之『けものとチャット』2巻

会長「ねえねえ!このDVDのニャンちゃん達はなんて言ってるの?」

猫1「いやー よくこんなもんに6800円も払うよなー」

猫2「ゴロゴロしてるだけでボロ儲けか!」

猫3「ったくチョロいよなー ネコ好きな奴は」

会長「あなた個人の感想じゃなくって!!」

茶々「こいつらが言ってるんだっつーの!!」

みずしな孝之『けものとチャット』2巻 p.67「副音声」

猫に幻想を抱く会長。そんな会長はどこ吹く風の猫たち。

みずしな孝之「けものとチャット」は,竹書房『まんがくらぶオリジナル』にて連載,および『まんがくらぶ』にて季節連載中の作品。それほど猫は好きじゃないけど,猫としゃべることができる少女・毛野本茶々の,猫に囲まれるウンザリな日常を描いた作品。

2巻では猫好きの生徒会長と茶々の能力の双方が双方にカミングアウト。猫好きなのに猫に嫌われ,猫に幻想を抱くも茶々にことごとく幻想を潰される会長の姿が滑稽。猫たちの会話は相変わらず超現実的でどこか人間っぽさがある。この辺が普通の猫ラブ漫画とは一線を画すところかも。

近代麻雀に掲載された「けものとチャンタ」や,作者自身の猫体験「けものとしなっちょ」も収録。こちらもバカバカしくて面白い。

みずしな氏は現在,livedoor デイリー4コマでも「けものとチャット」を連載中。

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