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ÖYSTER『光の大社員』は怒濤の5話連続(?)で最終回 - 双葉社『まんがタウン』2013年10月号

ÖYSTER『光の大社員』

扉ページにタイトルロゴがあって『第95話』かフムフム、と読み始めてページをめくったらまたタイトルロゴがあって『第96話』ってどういうこと!? ということを最後のページの『第99話』まで繰り返して最終回。天井を見たら「第100話はコミックス5巻に収録予定!!」って、お前これがやりたかっただけとちゃうんかw いや、これは4コマ誌における4コマ作品1話が4~8ページで構成されるという先入観を逆手に取った高度なハッタリなんだよ、うんぬん。

ともかく、この作品の面白さのひとつに「ハッタリ」があったことは間違いない。キャラの言動を冷静に読んだら他愛もないことだと分かるのだけど、その冷静さを読者から奪い取るだけの勢いがキャラにあった。そしてその裏側には、勢いを読者に許容させるキャラ作り、特に輝戸のそれがあった。決めゼリフ的な自己紹介と集中線というお約束を毎話のように繰り返すことにより、真面目にバカをやる勢いのあるキャラ読者に対して徹底的に提示したことが、この作品の魅力の根底にある。そう考えると、『第96話』の伊達の「毎日ちょっとずつ」というセリフはなかなか示唆的ではなかろうか。

タウンでの8年間に渡る輝きは読者の記憶に深く刻まれよう。単行本5巻は11月12日に発売。また、作者は1月号から新作を開始予定とのこと。

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『てんしんらん漫!』は原作者自身のためにも今すぐ連載終了するべきである - 双葉社『まんがタウン』2013年9月号

そろそろ声を上げるべきだと感じたので。

向・柚原ペアの『てんしんらん漫!』、連載開始から半年が経つにも関わらず一向に面白くなる気配がなく、作り手側の能力を疑わざるを得ない状況になってきた。十人並みの女の子学園モノで他の作品との差異(=価値!)が見えない。仮に他の作品との差異が漫才という題材にあると言うのなら、今月号95ページ左の一本は明らかに悪手だ。この言葉はキャラの行動でもって読者の心に想起させるべきものであり、キャラの言葉として言わせた瞬間に陳腐な「いい話」に堕ちる。それくらい、芸能を生業とする原作者であれば肌感覚で当然知っているものだと期待していたのだが、どうやらそうではないらしい(あるいは漫画という表現手法ではそれが発揮できないのかもしれない)。この作品の良かった探しをするならば、喜怒哀楽豊かなキャラとその可愛らしい絵柄くらいだろうか。

はっきり言おう。『てんしんらん漫!』は原作者・天津向自身のためにも今すぐ連載終了するべきである。本作はこの雑誌の紙面を6~8ページ、今月号に至っては番外編を含めて12ページを割いている。本作が終了すれば、そのページを可能性のある新人1~2名のために割くことができ、中長期的に見た雑誌の進歩と発展、ひいては4コマ界全体の価値向上につながろう。それは、読み手としても活動する原作者も、また生え抜きの新人に乏しいこの雑誌の編集者も、強く望むところではなかろうか。両者の勇気ある決断を願ってやまない。

双葉社『まんがタウン』2011年7月号・8月号・9月号

【最終回(7月号)】樹るう「そんな2人のMyホーム」
結婚、出産、そして幸せな家族へ。それぞれが確固としてブレずに家族を愛する姿に良心あふれる最終回。この作品は作者の最高傑作ですわ。特に昨年末頃からのオヤジ押しには心動かされまくりでした。単行本4巻は9月12日に発売予定。
【新連載(8月号)】ボマーン「ケイくんとアヤメさんがルームシェア」
12歳男子・ケイと29歳OL・アヤメのルームシェア。しっかりもののケイと、会社ではキビキビ・家ではグータラなアヤメの掛け合いが楽しい。特にアヤメさん。「オトナの女性」の自称しながらズボラさをケイくんにたしなめられる姿や、会社で電話相手のケイを彼氏と誤解されて男が遠のく姿が可笑しい。本人に悪気がなさそうなのがまた。楽しみ。
【最終回(9月号)】荻野眞弓「ちっちゃいナース」
洋子さんと若先生が結婚。洋子さんの麗しきドレス姿よ。ゴロー先生は先生で引き続き瞳子さんを諦める様子も無く。というところで最終回、って、最終回かよおおおおお!!?? 予定調和地点に着地したのは良しとしても唐突感が拭えないよ!! そんなわけで結構ガックリ残念。ただ、秋に単行本最終巻の3巻が出るようで何より。

双葉社『まんがタウン』2011年5月号・6月号

6月号には森下裕美「少年アシベ」が掲載。集英社作品が双葉社の雑誌で復活した形に。作者は4月28日にも双葉社から『少年アシベ ゴマちゃんセレクション』が刊行されており、6月上旬にはアシベ一番くじの販売も予定されている。また、今作は6月号だけでなく7月号にも掲載される予定。ただ、連載とは明記されていないので、数号限りの特集で終わるのかもしれない。連載だとしたらクレしん・かりあげ・アシベという超豪華三本柱になるのだけれども。

樹るう「そんな2人のMyホーム」
結婚式に向けて動く舞とヒロキ。6月号の舞と父のやりとりが響く。母・唯を目指さんとする舞と、お前は唯とは違う人間だと舞に告げる父。娘は父を幸せにせんとし、父は娘の幸せを願う。そしてどちらも、自身の愛する・愛した人の存在こそが最上の幸せだと自覚している。これぞ幸せの継承。最終回直前にして神回と言わざるを得ない。7月号で最終回。
【新連載(6月号)】東屋めめ「偽装男子」
ゲストを経て新連載。好きなあやかさんのためにと女装する歩くん。アイデンティティは男な歩くんがあやかさんをグイグイ振り回すという関係性。これまでの作者作品のように、誤解(あやか母→歩)や相互不理解(歩とその男友達)を可笑しみの源としながらも、作者作品にしては珍しく男性キャラ優位であり、また、この手の作品にしては珍しく女装少年は女性的でも中性的でなく男性的である。この二点において、この作品は異質な作品と言えよう。この設定がどう転ぶか気になるところ。
佐野妙「しましま日誌」
生徒たちの難しさに加えて、担任の津田先生がいわゆる「情熱が無い」先生だと感じてしまい、打ちひしがれる島野先生。一筋縄では行かない人間たちが集まっている作品であることよ。この作品も、男性目線や女性の小悪魔さを作品の可笑しみの源としてきた作者を鑑みるに、複雑な人間模様によるドラマ的な展開が異質と言える。この雑誌は作家こそ竹書房や双葉社でも活躍する者が多いが、作品の質(品質と性質の両方の意味)は大きく異なるものを見せてくる点が興味深い。

双葉社『まんがタウン』2011年3月号・4月号

最近のこの雑誌はドラマ志向の作品が面白い。

樹るう「そんな2人のMyホーム」
ヒロの舞への愛を試す親父と、それに応えるヒロ、どちらもカッコよくて困る。この作品は全ての登場人物がうまく機能しているんだけど、あえて一人あげるなら親父だよなあと思う。職人気質の真っ直ぐさと不器用さの裏にある亡き妻への想いなんて見せられた日にはそのキャラクターに惹かれないわけがない。
重野なおき「うちの大家族」
3月号が親父回で「そんな~」と合わせて二作品連続で親父にスポット。夢の中で妻・幸子と再開する茂雄。夢の中では感動を演出しながら最後に「ナントカ波」のバカバカしさで〈日常〉に戻すこの手法は特筆されていい。こういうのを見ると「らき☆すた」アニメ第22話のかなた回を思い出す。〈日常〉を描くこと――少なくともその手法について、ファミリー作品と萌え系作品は地続きである。
佐野妙「しましま日誌」
島野先生の初授業。そして影を見せ始める女子間の派閥。鍵を握るのは小山と高藤か。その辺りはおいおい明かされていくのだろう。それにしても本作は学園ドラマ的で〈日常〉的ではなく、作者の過去作品とは一線を画すように見えてしまう。作者解析的には過去作品との接続を見出していきたいところ。
【最終回(3月号)】後藤羽矢子「シスコなふたり」
遠野くんが椎子さんを選んでからは安心して読めてたわけだけど、最終回も最終回らしい最終回で安心。こういういい着地をした作品を見ると読むのが辛くて読めなかった途中ももう一回読み返してみようかなとか、作品的にも読みどころは「私たちが依存し合ってた時間」にあるのだろうなとか何とか。作者新連載は6月号から開始とのこと。

双葉社『まんがタウン』2011年2月号

「かりあげクン」30周年記念号。植田まさしインタビューも掲載。ZAKZAKにもちょっとしたインタビューが掲載中。

樹るう「そんな2人のMyホーム」
オヤジの作品完成。周囲の人々の反応はいいとして、肝心のオヤジの言がないってのがもやっとするというか何というか。前回までの展開を見ていれば、妻に対する想いを全て出し切った、というところなんだろうけど、せっかくのドラマチック展開なんだし、もっとオヤジの内面を見たかったというか、うんぬん。この辺は二人の結婚を認めた理由と一緒に次回くらいに描かれるのかなあ。
【ゲスト】田中なつ「ママはパートマスター」
作者作品を読むのは久しぶりな気がする。三号連続ゲスト。お母さんはいろんなパートタイムのお仕事の達人。お仕事のスケールの大きさと無駄なテクニカルさがオーバーな描写と相まって楽しい。期待。

双葉社『まんがタウン』2011年1月号

樹るう「そんな2人のMyホーム」
オヤジかっけえええええ!! 無言で一心不乱の姿、そして表情を見せない姿に、オヤジの激情をビシビシ感じる。
重野なおき「うちの大家族」
奈々ちゃん誕生会でとおるvs奈々ちゃんパパ。大人びたとおると大人げない奈々ちゃんパパという構図で笑かしてくれたかと思ったら和解オチとか着地が上手すぎる。

双葉社『まんがタウン』2010年3月号

故・臼井儀人「クレヨンしんちゃん」が今号掲載の第1126話をもって終了。『Weekly漫画アクション』時代と合わせて20年に渡る連載に幕。アニメや映画は「今後も変わらず放送、公開されていく予定」とのこと。また,漫画の方も,次号には相庭健太氏による映画版コミカライズ「超時空! 嵐を呼ぶオラの花嫁」が掲載予定。

私の興味は,クレしん後にタウンの表紙と巻頭を飾るのはどの作品か,ということに移っている。次号予告を見る限り,巻頭は樹るう「そんな二人のMyホーム」が務めるように見える。表紙も同作品?

【新連載】富永ゆかり「くるりのこと。」
中華料理屋の娘・くるりは元気いっぱいな小学一年生の女の子。自立しなきゃと思いながらも朝にドタバタして集団登校に遅れたり靴下が左右違ったりとまだまだお子様な姿が可愛らしい。しかもそのドタバタには彼女なりの夢見がちな〈理〉があるんだというところを最後の一本で見せてくれるのがまた素晴らしい。第一話にして存分にくるりのキャラを見せてくれた。期待大。
【新連載】柳瀬ルカ「蝶のように花のように!」
タウンで新人が新連載ってすげえ久々じゃなかろうか。一希さんは宝塚の男方よろしく容姿端麗で女性社員にモテモテ。彼女自身も女好きでフェミニストという。自信過剰気味な一希さんの姿が可笑しい作品。同期で常識人の彩香さんもそりゃ苦労するわ。割と開けっ広げに百合チックなところを見ると,タウンも懐が深くなったなあと思う。

双葉社『まんがタウン』2010年1月号・2月号

重野なおき「うちの大家族」
魔女っ子めもりんの最終回とご当地カルタプロジェクト。めもりん愛ゆえに一喜一憂する大吾が可笑しい。だが三冊とはまだまだオタク初級者だね!← 茂雄の物腰の柔らかさも好きだなあ。「あらゆる世代~」の一本がとても安心する。
樹るう「そんな2人のMyホーム」
ヒロ撃退策を講じる父にケータイで対抗する娘。「彼女の家電に電話したら親父が出てきた」なんて時代があったことを考えると,この父娘のやりとりは新しい時代のサンプルとして見ても面白い。父に決して折れない舞の一途さ,女の武器を総動員する舞のしたたかさがいいキャラしてるなあ。
【最終回(2月号)】富永ゆかり「天下無双!恋メガネ」
クリスマスで連須くんと噂になるも結局くっつかないところは天華さんらしい。天華さんがラス前一本の言葉を仕事仲間からではなく恋人から言われる日を想像してしんみりした。いい作品だった。次号から新連載「くるりのこと。」が開始。幼女×猫?
【新連載(2月号)】池尻エリクソン「かしこみっく」
繁華街の真ん中ゆえチャラチャラした連中がやってくる「かしこみ神社」で,彼らの礼儀を実力行使により厳しく正す巫女さんの話。可愛い巫女さんをしてバイオレンス&シュールな作品である点は「ごはん擬人化計画」に通じるものがある。これが作者の持ち味か。一番好きなのは「シネ」→「神社」の一本。こういった理屈っぽさもいいね。

双葉社『まんがタウン』2009年12月号

「クレヨンしんちゃん」は作者遺稿が見つかったとのことで,来年2月発売の3月号まで連載を継続。また,11月30日(月)13時から青山葬儀場にて「臼井儀人先生の思い出を語る会」を開催。詳細は双葉社公式サイトを参照。

富永ゆかり「天下無双!恋メガネ」
「契約の達人たち」の一本に吹いた。天華さんの飛び込み営業を察知する某社総務部長も言葉を交わさずに契約の合意まで達する天華さんもパねえ。これくらい振り切れたネタでもキャリアウーマンの天華さんなら許されるよね。
ÖYSTER「光の大社員」
「ビシッとたまきさん」の一本,一コマ目で大体のオチを予想できるのに,なぜこうもワクワクしてしまうのか。「作者ならここから予想外の何かをやってくれるはず」という信頼関係に基づくものなのかなあ。オチが予想できるところまでは作者と読者の間で合意が取れてて,「その先を楽しんで下さい」「その先を楽しみます」という感じ。うんぬん。
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