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芳文社『コミックエール!』VOL.12

発売から1か月以上経ってやっと何か書くとかどんだけ。

今号で休刊。連載作品のうち「純真ミラクル100%」「さんぶんのいち。」は6月売りのフォワードから,「恋愛ラボ」塾編は今夏のタイスペから連載再開予定。

なんかうかつに色々書くと「『アワーズライト』も読んだことないくせに」とか言われかねないけど(事実読んだことがないけど),エールを振り返ってダラダラと書いてみる。グダグダすぎるので折りたたむ。以下,敬称略。

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芳文社『コミックエール!』VOL.11

なんと!今月号ではありません。いつまで積んでたんだ自分。

仙石寛子「一途な恋では」
隣国へ嫁ぐ姫様を愛していた侍女。93ページ右1コマ目に「この一本は3コマで十分だった」を超える意味を見出したいお年頃。
秋★枝「純真ミラクル100%」
118ページのモクソンに尽きると思った。ハグっていいよね!
【ゲスト】結桐たかし「Catch You Catch Me」
嘘つきナンパ男が引っかけたのは騙されやすそうな女。嘘だと言い出せないまま二人の関係は続き――。無防備系っていいよね! 例えば同じテーマを「普通」の少女漫画でやったとして,じゃあそれとこの作品の違いは何だろうと考えたら「顔がよく見える」という結論に達してしまった。
【ゲスト】楽時たらひ「また、明日」
雪降る寒い日。誰もいない学校。普段あまりしゃべらないクラスメイトの女子と出会った男子。無防備系っていいよね!(しつこい) 「Catch ~」と同じで,こちらも「顔がよく見える」なあ。男子の恥ずかしぶりとの同調を踏んで,女子の赤面的感情に同調していく感覚。5月のCOMITIAの本も大変よろしゅうございました。
【ゲスト】MINCE PIE「苺バーレスク」
前号とは別作品で登場。パジャマパーティーで下着見せ合いっこ。大人びた友達はノーブラでした。外っ面は百合姫,テーマはコミハイ,少女の描かれ方はエール的(大事なことなので前号の繰り返し)。根底の「体と心のギャップ」を同じとするも,体も心も端っからベタに描いているところがコミハイ系との差異のように感じる。この辺から,エールが目指した「男の子向け少女まんが」が何たるものだったかつかめないかなあと思うわけです。

芳文社『コミックエール!』VOL.10

1月発売分。アンケは発売直後に送ってるんだけど,感想を書き残してた。

今号もろくこ「リトル・リトル」が休載。残念すぎる。次号も掲載されないようだし……。

【二本立て・最終回】山田J太「ぎふと」
ぎふとについて色々臭わせて最終回。続きはドラゴンエイジでお楽しみ下さいってどういうことなの……。複雑な感情が独特のコマ割りで臨場感を持って伝わってくる,とてもいい作品だった。それだけに移籍は残念だし,雑誌にとってもこれは痛手だと思う。
【最終回】仙石寛子「赤くない糸」
互いに互いを好きなことにまだ後ろめたさを持つ姉弟。それでも「いつか」別の人を好きになるまで,お互いに好きでいたい――。ああ,素敵な〈死にたがり〉作品だった。「普通じゃない」自分の想いを抱いたまま,あなたと一緒に消えてしまいたい,そんな苦悩が儚い線といわゆる〈起承転結〉を排除した4コマ淡々と切なく描かれる様がしみる作品だった。この才能を発掘し活躍の場を与えただけでも,エールという雑誌は価値があった,私はそう思う。(←気が早い。)
作者の前作「背伸びして情熱」も4月7日に単行本化されるとのことで,今からめちゃくちゃ楽しみ。今作も単行本化を切実に希望。
【ゲスト】黒渕かしこ「カメリア≠コンプレックス」
無口小動物系のつばきさんの面倒を見ることになった生徒会の入江くん。彼は彼女が教室に現れない理由を知ってしまい――。互いの告白シーンの無防備さが青い,青すぎる。互いに赤い顔で対面するシーンとか,守りたい感情があふれてくる。この作者は短編作品の方が読みごたえがあるなあと思う。
【ゲスト】MINCE PIE「海と泡沫」
「すいへーりーべ!」の人という認識でOK? クラスで一番大人びたあの子に海に誘われた私。少女から「女」になりゆく自分の体を嫌う彼女に私は――。外っ面は百合姫だけど,テーマはコミハイ,少女二人の描かれ方はエール的。「女」や「汚れ」という言葉を使ってストレートに,それでいて肉体描写の方は清潔感を損なわないという,絶妙なバランス感。少女二人の会話のやり取りも丁寧だなあ。
【ゲスト】結桐たかし「君が幸せであるように」
幼い頃に転校で別れた幼なじみのキミ。別れ際に4つ葉のクローバーを渡せなかった思い出を携えて,今日僕は10年振りにキミに再会する。僕じゃない誰かと結婚するキミに――。ああやめてやめて「もしもあの時に僕が」+「キミの幸せを願うよ」系の幼なじみものは。バージンロードの「キミ」を見つめる「僕」のモノローグのもの寂しさ→「キミ」の今とあの時の視線が重なるラス前2ページとか泣きたくなる。ああやめてやめて。

芳文社『コミックエール!』VOL.9

発売は先月。素で積んでた……。

宮原るり「恋愛ラボ」
生徒会メンバーでリコの家にお邪魔。リコの弟・レンが各メンバーとそれぞれに異なった絡みを見せる様が楽しい。中でもマキへの惚れっぷりが,がさつな姉を持つ男の子だなあと。単行本2巻が1月7日に発売。
山田J太「ぎふと」
ストーリーよりもキャラよりも4・5ページ見開きのワザが気になる自分。単行本1巻が2月に発売とのこと。
仙石寛子「赤くない糸」
男の子二人が修羅場ってきた。苦しい。次号は二話掲載。

「男性向け少女漫画」を標榜する雑誌として他にコミハイがあるけど,エールは清潔感・浮遊感重視で,コミハイはねっとりした肉体・内面・関係描写重視という印象。アワーズライトとも比較したいけど読んだことがないのよね。いつか国会図書館であさろうか。

今後は創作少女界隈の方々にも登場して欲しいなあ。名前を挙げれば,ハナイチコ,琴久花央,水玉すあま,東雲萌黄,祥寺はるか。あと,フォワードから三嶋くるみ,カザマアヤミを呼ぶとか。

「これ好き!」は,仙石寛子「赤くない糸」,ろくこ「リトル・リトル」,山田J太「ぎふと」,宮原るり「恋愛ラボ」。仙石寛子はホームでのオムニバス連載ともども,来年の活躍に期待大。

芳文社『コミックエール!』VOL.8

4作品が最終回。予告されていた作品もされていなかった作品もお話的に振り切られてしまった感があるのは読み込みが足りないせいかしらとか,この最終回ラッシュは「回転が速い」と表現していいものなんだろうかとか。

松沢まり「さんぶんのいち。」
80ページ→84ページの流れですよね,と,男の子的には思うわけです。
宮原るり「恋愛ラボ」
昔の男の子・智史くんとリコ。追って口滑って逃げられなリコの滑稽さと言ったら。一方のヤンとマキは,ヤンの攻撃に斜め上な反応なマキのやりとりが楽しい。2つのセリフとも,字面と言いたいことが真逆になってるのね。そりゃヤンも困る。
【新連載】須田さぎり「プチ・シェバト~賢者の休日~」
『COMICぎゅっと!』掲載作品が復活。お兄ちゃんの体に賢者様(魔法使い様?神様?)が入っちゃって妹の私はドキドキ的なお話。飄々とした言動な賢者様inお兄ちゃんのキャラが好き。頼れる人って感じがね。9月27日発売の単行本『ラブイーブン』には今作のぎゅっと掲載分が収録。
仙石寛子「赤くない糸」
早崎君の告白。9本目と13本目の「好きな人」の対比だよなあと思う。切なさ増幅。
ろくこ「リトル・リトル」
学校へ行きましょう,でも寄り道しちゃいました,の回,でOK? 可愛いもの+メルヘンな雰囲気に頭がやられる。ぶち抜きの制服(?)お嬢様とかもうね。キツネさんにイヤイヤされるウサギくん涙目。最後の子は男の子? 次号は休載。

芳文社『コミックエール!』VOL.7

『別冊ぷちエール!』は単行本抽プレで,しかも300名ですか……。全プレとかイベント売りとか通販とかやってくれないかなあ……。

【新連載】しんやそうきち「凛 -COCORO NAVI Another View-」
原作未プレイ。アバターを使ってネットを楽しむ未来の世界で,ヒッキー少女・凛がネットの世界に入っちゃった? 的な話。しんや氏はぱれっとでの侵略やちゅうにのハイテンションなイメージが強かったんだけど,フタを開ければ普通に落ち着いた作品に。でも傍から見れば電撃っぽく思わなくもない。ここからどう作品の少女性を見せてくれるかな。
山田J太「ぎふと」
お祭り娘と料理小僧。回想シーンの垂直コマ割りがうまく言語化できないけどぐっと来た。この方の作品は技法的な部分に興味がある。
宮原るり「恋愛ラボ」
扉のニヤニヤするリコきめぇw 男の子がメインで絡んでくるだけでまた違った生き生き差を見せてくれちゃって。ホームでも登場しないかなーと思いつつあちらはあちらでかしまし生徒会劇を見せてくれるのがいいんだよと思ったので双方このまま進んで欲しかったり。
【ゲスト】結桐たかし「それは初恋のように」
前号とは別作品でゲスト。ページ数は8→20と大幅増。幼なじみ同士の「これは恋?」的な話。フォワード的な絵と「さらっと読めて後に残らない」ストーリーと言えば良いのか←褒めてるのかけなしてるのか分からねえ。でも読んでる最中にある種の爽やかさがあるのは確か。
【ゲスト】小川ひだり「海のもくずになりませんっ!」
VOL.4以来のゲスト。失恋少女と人魚少女。「人魚」は「悲恋」の記号だと思ってます。20ページに渡るフッて追われて仲直り劇なんだけど,ちょっとこれ詰め込みすぎやしませんか? 前にもたむら純子「ひかりコンフュージョン」が詰め込まれすぎて追いつけなかったのと似た感覚。女の子キャラはキラキラ瞳とむっちりお肌で実に健康的で魅力的だと思うだけに,お話がこうだと残念……。前後編とかでじっくり読みたかった。

次号から須田さぎり「プチ・シェバト~賢者の休日~」新連載。今は亡き『COMICぎゅっと!』連載作品が復活。9月27日発売の短編集単行本『ラブイーブン』には「賢者の休日」ぎゅっと掲載分全3話が収録されるとのこと。

芳文社『コミックエール!』VOL.6

1周年記念号。連載作家ミニ色紙プレゼント企画あり。

7月下旬からYELLコミックスの刊行が開始。第一弾として,秋★枝『純真ミラクル100%(1)』,松沢まり『さんぶんのいち。(1)』,天乃咲哉『御伽楼館(1)』が刊行。さらに8月にはコダマナオコ『あまだれ!(1)』,シギサワカヤ『溺れるようにできている。』が刊行。

コミックス刊行記念フェアとして,上記5作品の特別編とシークレット企画を収録した『別冊ぷちエール!』の発行が予定されている模様。詳細は次号。誌上プレゼントか単行本プレゼントか,はたまたコミケ企業ブース販売か。

ろくこ「リトル・リトル」
2号ぶりの掲載,そして増ページ,しかも鮮やかにカラー表紙。表紙イラストが和むわあ……。ずっと眺めてても飽きない。本編はお嬢様・狐っ娘・メイドさんにウサギくん(さん?)を加えて四つ葉のクローバー探し。一度は四つ葉を見つけたものの無くしてしまったお嬢様。彼女が必死に四つ葉を探す姿が子供っぽく,そして郷愁を呼び起こす。ほら,みんなが素敵な物のを持ってるのに,自分だけ同じ物を持ってないと疎外感,なアレですよ。みんなの四つ葉の差し出しに,逆に悲しい表情をするところなんか特にそう。次号は休載。
秋★枝「純真ミラクル100%」
泥沼の四角関係にな”っちゃうどころか,所長への感謝の気持ちで恋心を封じようとするモクソン。”どこか ズレている”とはオクソンの言葉だけど,傍観者としての彼女が,そんなズレたモクソンと,先の読めない四角関係を見せてくれる一話。モクソンの幸せ笑顔はいつまで続くかしら。次回はあやしいプロデューサも登場するみたいだし。
山田J太「ぎふと」
赤ちゃんの世界と”羊水の記憶”。母を亡くし幼稚園に預けられている赤ん坊・虎太郎が言うように,キーワードは”無償の愛”。母が子の幸せを願う気持ちと,虎太郎が父と女先生の幸せを願う気持ち,二つの気持ちが見開きのシーンで重なる時の感動と言ったらない。その感動を支えるのは,ディスコミュニケーションの演出,水と光の表現,そして言葉。見開きの二重フォントになったセリフにはその全てが集約されている。何だこの作品は。やばいJ太やばい。すごすぎる。
【新連載】宮原るり「恋愛ラボ」
ホーム連載作品がエールでも連載開始。才色兼備ながら恋に恋しておバカな生徒会長・マキとともに「恋愛研究」を続けるワイルドな副会長・リコ。今回は,リコのワイルドさを見せつつ,かしまし生徒会室から離れて,昔の知り合いらしい男の子を登場させてリコとの恋模様的な展開を匂わせてる。ホームが恋愛「理論」ならエールは”実践”なのかしら。その意味で,ホームでは登場しなかった男の子が登場するところにワクワクするわけです。そして照れるリコの姿も悪くないっつーかむしろ良いと思うわけです。
水谷悠珠・かえで透「境界恋愛少年少女」
「好き」はまだよく分からないけど,ウィンセリアを助けたいと強く願い,動き始めた陽彦。そして,おそらくこれから彼に敵対するメルキアデス。敵も味方もそれぞれの思惑で動き出した。ストーリーが進み始めたワクワク感があるだけじゃなく,陽彦くんとの同一感が心地いい一話。「幼さ」は郷愁と純粋さを兼ね備えた記号であると思うのです。あと本筋とは全く関係ないけど陽彦君の崩れた表情に玉岡かがり氏を連想した。
【ゲスト】結桐たかし「その声は彼方に消えて」
近くて遠い幼なじみの二人。少女漫画にはよくある話なんだろうけど,それを表現する感性がよくある少女漫画とは違う。恋する女の子に向けられたのが「少女漫画」なら,「男の子向け少女漫画」はどんな男の子に向けられているんだろうかとか考えた。今回はページ数が少なかったからもう一度読んでみたい。今度は別の作品で。実はフォワードでもいいんじゃないかとか。
ところで,同じく幼なじみ話のたむら純子「こいはじめ」が悲しいほど空気な件について。視点の差か,道具の差か,表現の差か。
【最終回】シギサワカヤ「溺れるようにできている。」
最後までグダグダな二人。シギサワ氏はキャラの感情の起伏を,起伏を抑えめに描いているなあと思うわけです。少なくとも私にはそう読める。いやゴメン,ここまで書いて,むしろ原因は幸薄そうなキャラクターの目にあるのかもしれないとか思った。次回はVOL.8にショート読み切りが掲載。
仙石寛子「赤くない糸」
テレビドラマのラブシーンを反芻し,弟のことを意識してしまう姉。先月号の須田さぎり「ステップアップ」でも書いたけど,恋をして手をつないだ”その先”を,清潔感を保ちつつ意識させるところがエール的だなと思うわけです。それにしても切ない。この方の作品にはいつも「愛すること『が』傷つけること」が見え隠れしているように思うのは私だけでしょうか。そんな,踏み込みたいけど踏み込めない感情が,空白コマによって演出されている。時間を引き延ばし,かつキャラクターの表情を見せない,つまりは少女漫画的な技法が4コマに適用されたひとつの形と言ってもいいかもしれない。

次号から『COCORO-NAVI Another View(仮)』が新連載。原作はQ-Xの美少女ゲームで,コミカライズはぱれっと系列誌にも登場しているしんやそうきち氏が担当。エール公式ブログによれば”エール創刊時から企画自体は上がって”いたらしい。「ギャルゲーのコミカライズは電撃に任せとけ」なんて言うことなかれ。作品の少女性が重要だという観点から見ればエールとの親和性だって高いかもしれないよ。

芳文社『コミックエール!』VOL.5

2か月越しの前号。

【新連載】山田J太「ぎふと」
ゼンマイ仕掛けの女の子・ぎふと。彼女は近くにいる人の感情と同調し,新たな感情を覚えることができる。彼女は街で出会った少女に尋ねる。”「ドキドキ」って どんな時にするの?――”。これは一風変わった「少女の成長物語」だ,と思った矢先,彼女を観察する博士から同じ発言をされてしまった。人間ではなくロボットの少女を主人公に据えたのは,少女から女になりゆく肉体の話を切り捨てるため,そして純粋に感情の成長のみを描くためなんだろうかとか考えた。
秋★枝「純真ミラクル100%」
工藤さんへの想いに気づいてしまったモクソン。泥沼の四角関係になっちゃうのか。モクソンのつらい想いが救われることを願ってやまない私がいる。
【新連載】仙石寛子「赤くない糸」
同タイトルの同人誌原稿が掲載。同人版はショートだったが,こちらは内容そのまま4コマになっている。”家族で 姉弟で 好きな人”。許されぬ恋に揺れる姉弟の話。同人誌を読んだ時にも感じたんだけど,”死んでしまえそうだなあって――”のくだりが,消え入りそうな線と相まって破滅的で刺さる。そして,この非日常な言葉が,本当に日常的な,例えばスーパーの卵パックの値段の話題と並べられてしまう不安さに心動かされる。
【ゲスト】須田さぎり「ステップアップ」
私と彼は”同じ身長 同じ目線”。”そんなふたりが初めてキスをした――”。背伸びしてチューは少女漫画の基本だったりするのかよく分かりませんが,少なくとも私は憧れます。「キスから先」を意識させ,しかしあくまでも清潔にあるところがエール的だなと思うわけです。最後のシーンでは”同じ高さでキスをすると――”のくだりで,背の差と恋の思い出を結びつけるところがにくい。ああそうか,「ステップ」は掛け言葉になってるのか。

芳文社『コミックエール!』VOL.4

秋★枝「純真ミラクル100%」
表紙&巻頭カラー。ライバルアイドル・オクソン登場。一緒の楽屋でトゲのある言葉を次々と投げかけるオクソン。しかしモクソンにはその天然&能天気さでことごとくかわさてしまう。このやりとりを通じて二人が近づいていくわけだけど,それを一話の中でテンポ良くきっちり見せてくれるのがうまいなあと思った。
【新連載】黒渕かしこ「ポジティブスター★ポジティブスタイル」
幼い日に夢への約束を交わした幼なじみを追って上京した,ちょっぴりネガティブな少女。彼女は”友達作りのため”,入学する美術学校に一足早く訪れていた。目当ては”不思議なチカラを持ってる”人を募集しているサークルで――。何が不思議かってこの娘,くしゃみをすると頭にキノコが生えてしまう特異体質。「突飛な設定」? 慣れっこなもんでしょ? 今回は有効活用されなかったこの設定が次回以降でどう使われるか。
【最終回】仙石寛子「背伸びして情熱」
先生からも好きだと言われて,でもまだ二人には距離が残っていて,でもとりあえずはほっと一息、という雰囲気。途中まで息を詰めて最後に吐かせる感じ。今回でこの作品は終了。何回も言ってるかもしれないけど,描線とストーリーのダブル儚さはもっと意識されていいと思う。次号から新作開始。
【ゲスト】たむら純子「ひかりコンフュージョン」
二次元オタクな女の子・ひかりが三次元で男の人に助けられて恋に落ちる。彼にまた会いたいと探すも今日は適わず。明日があると家に帰った彼女。迎えてくれたのは兄のお客さんで美人な女の人だった――。オタク少女恋愛ものと思っていたのに,最後の5ページくらいで唐突に「ひとつの体にふたつの心」ものになるなんて! 三角関係の特殊形。でも,作者自身もそう言ってるけど,一話でやる内容じゃない詰め込みっぷりだよなあ。二話にでも分けてじっくり読みたかった。
【ゲスト】豊田アキヒロ「りばぁす!」
4コマ。クール&おバカな女子風紀委員コンビ。おバカっ娘の暴走を楽しむ作品だと思うし,その意味では豊田氏らしい作品か。
【ゲスト】小川ひだり「前略 かしこ」
時は大正,舞台は女学校。学生の間で手紙のやりとりが流行る最中,憧れの先輩に手紙を送りたいと,おてんば女学生がメガネで真面目な先輩に相談を持ちかける――。大正浪漫ってだけで三割増しな俺にこんな作品が突きつけられちゃった日にはもう。女学生たちがキャッキャイチャイチャする百合ものなんだけど,特筆すべきは女の子の肉感。肌の露出は少ないけど服のラインがとても色っぽく描かれていて濃厚な雰囲気。そしておてんば女学生の恋に恋する姿が,くりっとした目で幼さブーストされて可愛らしく描かれる。いいねえ。別の作品も読んでみたい。

芳文社『コミックエール!』VOL.3

アンケート締め切り前には読み終わったよ! 今号から奇数月発売の隔月刊に。

秋★枝「純真ミラクル100%」
弱さを見せる所長と,飄々としているようで強かな工藤さん。所長の過去をちらつかせてタメて,抱きしめシーンで開放。このシーンの工藤さんのかっこよさと言ったら。モクソンもそのずれっぷりを要所で見せてくれるし。くそう面白い。
仙石寛子「背伸びして情熱」
近づことうしても泣かれて,でも離れようとしても泣かれて,じゃあどうすりゃいいんだという男の子の葛藤。でも俺の気持ちを分かって欲しいと突き進む男の子。青い,青すぎて泣ける。一方の先生はいじめてオーラ出しまくりだよ! ベストショットはラス前3コマ目。
仙石氏は現在,芳文社『まんがホーム』奇数月発売号でも「お酒さん」を隔月連載中。
【集中連載(2/2)】須田さぎり「あいふぉ」
前号からの続編。マフィアのボスたちはことごとく恋に溺れ,仕掛けた娘も期せずして溺れ。こうして恋は全てを狂わせましたとさ。キャラに恋心を強制させるだけでなく,恋の浮遊感を誘う言葉を散りばめて読者をキャラに引きこむ。何とも胸キュンな作品だった。次号は別作品でゲスト登場。

読みきり2作品,芳原のぞみ「ハピ×ハピ」うえだ美貴「恋☆キラリ」はどちらも正統派な少女漫画だったんだけど,私には残念ながらイマイチだった。ぶっちゃけキュンとこなかったわけですよ。”男性向け少女漫画”と”少女漫画”の間にはかなり溝があるよなあということを改めて思ったり。

次号,黒渕かしこが新連載,たむら純子がゲスト。持ってくるところが完璧すぎる。つーかコミハイ&SEED涙目。

これを機にもっと創作少女界隈から登場しないものか。フォワードで描いてる三嶋くるみ,ぱれっとからあぶれた祥寺はるか東雲萌黄,美少女ゲームサイトの4コマを描いている猫野おせろ,商業誌歴はあまり知らないけど水玉すあま,この辺りが熱いんじゃないかと思うわけですよ。

よつぎりポテト内を検索
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